アマゾンジャパンはこのほど、著者ページにツイッターや、サイン会などのイベント情報を告知する新機能を追加した。新機能の設定は、アマゾンサイト内にある「著者セントラル」で著者自身が登録できる。アマゾンの「著者ページ」登録数は現在、31万件に達している。
電子同人誌アプリ「emesLibrary」の初期画面。リリース半月あまりで4万ダウンロードを記録した。正式版となる「emesCatalog」は、今秋リリース予定。 2010年の夏もまた、同人誌即売会「コミックマーケット(通称「夏コミ」)」が東京ビッグサイトにて開催された。 3日間で延べ50万人以上の来場者が訪れるコミケは、かつてのような一部のオタク層だけが楽しむイベントではない。コミックやアニメ、ゲームなどが日本の誇る優良コンテンツと見なされるようになった現在、誰もが気軽に参加できる場へと変化しているのである。 それは、数字にも顕著に現れている。昨年(09年)の夏コミでの同人誌販売数は、約944万冊。また、矢野経済研究所による08年の調査発表によれば、その市場規模は553億円に上り、拡大傾向にあるという。 その要因は色々考えられるが、インターネットの普及が市場拡大を後押ししていることは間違

5月末に発売されたiPadを皮切りに、日本でも普及が進むと思われる電子書籍ですが、やはり自宅にある書籍も電子化できるのであれば電子化したいところ。そんな要望を激安で手軽にかなえてくれるサービス「スキャポン」が登場しました。 1冊から電子書籍化を請け負ってくれるサービスとなっているため、自分で電子化するのが面倒だというユーザーにとっては、なかなかうれしいサービスかもしれません。 詳細は以下から。 サービス案内~本(書籍)の電子化/PDF、スキャンサービスなら【スキャポン】 このページによると、「スキャポン」とは自分で書籍をスキャンをする時間や労力を節約したいユーザーの代わりに、自宅の本棚にある書籍や通販サービスで販売されている書籍のPDF化を請け負うサービスだそうです。 サービス内容はこんな感じ。自宅にある本をスキャポンに送付するか、あるいはAmazon.co.jpや楽天ブックスなどの配送先

エニグモは、雑誌をスキャンしてデータをネット販売する「Corseka」(コルシカ)を3月25日に終了することを明らかにした。理由は「経営上の判断」だとしている。 同サービスは、同社が雑誌をスキャンしてデータ化し、Webブラウザ上の専用ビューワ(DRM付き)で読めるというのが売りだった。昨年10月のオープン直後に「著作権を侵害している」と日本雑誌協会から抗議されるなどし、開始から約1週間で販売を中止していた。 関連記事 「許諾を得た出版社もある」 「コルシカ」運営会社に聞く 雑誌をスキャンしてデータをネット販売する「コルシカ」が物議をかもしている。運営元のエニグモは同サービスについて「書店にスキャナが置いてあるイメージ」と説明。再開に向け、出版社と話し合いを進めている。 「コルシカ」全雑誌データの販売を停止 雑誌をスキャンしてデータをネット販売するサービス「コルシカ」が出版社から「著作権を侵

10月、インターネットではエニグモが7日にスタートした「コルシカ」という雑誌のオンラインストアが話題になっていた。 コルシカの最大の特徴は、雑誌がデジタルデータでも提供されるという点。今までオンラインで雑誌を買うと、実物が届くまで待っていなければならなかった。一方、コルシカでは、誌面をスキャンしたデータがインターネット上で提供されており、雑誌を購入するとウェブラウザーを使ってすぐに読める。デジタルデータの価格は、雑誌の定価と同等。その上で紙の雑誌がほしければ、配送料を追加で払って送ってもらうという仕組みになっている。 ただ、エニグモはデジタルデータの公開について出版社に許諾をとらずにサービスを始めていたため、8日、日本雑誌協会からこの件について抗議文が出された。9日、エニグモ/日本雑誌協会で話し合いを持ったというプレスリリースが出た(関連リンク)のち、最終的に13日を持ってコルシカはサービ

「Google Book Search」をめぐる訴訟が大詰めを迎えている。提訴から3年たった昨年10月にまとまった和解案は、裁判所の承認を受けて発効する。しかし、この和解案に対しては、Googleライバルや当局からの批判と懸念の大合唱が巻き起こっている。大きく「著作権」「独占」「プライバシー」の3つの面から反対がある和解案について、独占からみてみよう。 和解案への意見提出期限となった9月8日までに、多くの団体や企業が意見を表明した。このなかで最も手ごわいのは、8月末に立ち上げられた“反対大連合”「Open Book Alliance」(OBA)だろう。メンバーには、「Kindle」で電子書籍を展開するAmazon、ライバルで自前のデジタルライブラリの計画を持っているMicrosoftとYahoo!のほか、New York Library Associationなどの図書館や権利者団体が名を
2009-08-29 當山日出夫 以下、思いつくままに。 ARGフォーラム「この先の本のかたち」に関連して、いろんなブログなどを読んでみる。そうすると、本というものが、二つの方向から見えてくる。 ARG http://d.hatena.ne.jp/arg/20090829/1251531817 第一には、本を情報のメディアとしてみれば、デジタル化することによって、解体できる。「1冊の本」から、特定の文章を抜き出して再構築が可能になる。いってみれば、デジタル化された書物が具体化することによって、本が「編集」されたものである、ということが、実感として分かってきた。 この意味では、出版社の役割というのは、まさに「編集」の仕事である、ということになるのかもしれない。 この一方で、逆の視点がある。 第二に、本をたくさん集めると、おのずと秩序がある。そして、そのことによって、ある「知」を形成するという
「(Googleブック検索のために設立された)版権レジストリ(Book Rights Registry)は、いわば世界規模のJASRAC(社団法人日本音楽著作権協会)だ。音楽でも著作権は国ごとに管理され、各国の団体が相互連携しているのに、版権レジストリは世界中の書籍の権利情報を一元管理し、本拠地は米国ニューヨーク、理事も米国の出版社と作家、というのは、個人的にひっかかる。このことにもう少し注目してもいいのではないか」――著作権問題に詳しい弁護士の福井健策氏は、Googleブック検索をめぐる問題について、このように提言する。 これは4月23日に東京都内で開催された、ワイアードビジョン、アスキー総合研究所、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の共催によるセミナー「コミュニケーションデザインの未来 第2回 米国Googleの権利覇権と情報流通革命」において語ったものだ。福井氏はこの問題の論点

Googleの書籍検索に関する著作権訴訟の和解案は、賞賛や羨望を呼び起こしたが、批判的な立場に立つ少数の人たちからは、取引を頓挫させようとする試みも起こった。 この和解の対象には、「孤児作品(Orphan Works)」、つまり著作権で保護されているが著作権者の所在が不明の書籍も含まれる。Googleは、極めて広範囲に及ぶ大規模なデジタル図書館を作ろうとする取り組みの一環として、これらの書籍の内容をスキャンしてデジタル化したいと考えている。 現在、膨大な数の孤児作品が図書館の書架の奥に眠っており、時にはそのような作品など存在しないかのように扱われている。というのも、そのような作品のデジタル化を試みれば著作権侵害に問われる可能性があるからだ。それらの作品の所有者が今後再び姿を現すことがあるのかどうかは分からない。 米連邦議会は書籍に関して、著作権はあるが「孤児」である作品からの素材を使用する

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