自律バッテリー交換機能で休まず動くWalker S2 フルサイズの人型ロボット、Walker S2 の初公開は2025年7月のこと。中国の主要ロボット企業であり、杭州に拠点を置く UBTECH Robotics の公式デモ動画で明かされた。 人間には到底まねできそうもない奇妙な腕の動きによって、自律バッテリー交換を披露。一躍話題となったヒューマノイドロボットだ。 この画像を大きなサイズで見るimagecredit:youtube ホットスワップ式デュアルバッテリーで電池切れを自らカバー UBTECH Robotics 公式によると、ふたたび脚光を浴びたWalker S2 のスペックはざっとこんな感じ。 身長:約1.76 m 重量:約73 kg 最大歩行速度:約2 m/s(約7.2 km/h) 可動自由度:全身52、両手は各11 最大荷重:片腕で15 kg。作業範囲は地面から1.8 mまで

光回路AI。消費電力ほぼゼロ、なのに画像生成できる「物体」が登場!いずれ電力ゼロのLLMも? Updated by 清水 亮 on September 3, 2025, 15:30pm JST 清水 亮 ryo_shimizu 新潟県長岡市生まれ。1990年代よりプログラマーとしてゲーム業界、モバイル業界などで数社の立ち上げに関わる。現在も現役のプログラマーとして日夜AI開発に情熱を捧げている。 Tweet これまでもAIの「民主化」や「社会実装」の重要性について語ってきた。その観点から見ると、現在のGPUやTPUを多用するデジタル生成モデルによって年々増加する消費電力の懸念は、まさに喫緊の課題だ。 そんな中、まさにこれらの課題を根本から覆す可能性を秘めた論文が現れた。それが「光回路AI(Optical NeuralNetwork)」だ。これは、デジタル生成モデル、特に拡散モデルにイン
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が、5.3マイル(約8.6km)離れた場所へ30秒間レーザー照射を行い、800W以上の電力を電送することに成功しました。 DARPA program sets distance record for power beaming | DARPA https://www.darpa.mil/news/2025/darpa-program-distance-record-power-beaming DARPA smashes wireless power record, beaming energy more than 5 miles away — and usesit to make popcorn | Live Science https://www.livescience.com/technology/darpa-smashes-wireless-

電気機器メーカーのシャープは、バーチャル空間で“触れる感覚”を得られるようになる「VR触覚コントローラー」を発表した。 両手セット・送料別で暫定価格は税込10万円。実証実験中の製品として開発されており、事前登録の募集は執筆時点ですでに終了している。 (画像は新感覚のVR触覚コントローラー事前登録受付中より)本製品は、指先に触覚フィードバック用の素子を搭載したVR用コントローラー。振動子上の電極を分割し、多彩な振動パターンを生み出すことで、細かな手ざわりの違いを指の皮膚表面上に伝えられるという。 また、本製品を用いてオリジナルの触覚データも作成でき、一般的なゲームエンジンを経由してVRワールドに実装することも可能。移動・ジャンプなどの操作を行えるスティック・ボタンも搭載されているほか、キーボード操作や水分補給のための着脱もスムーズに行える設計となっているようだ。 (画像は新感覚のVR触覚コン

メタバースは終わってしまったのか? “コロナ禍後の仮想空間”の現在地 日常として定着しないワケ(1/5 ページ) 2021年9月、筆者は「いまさら聞けない『メタバース』 いま仮想空間サービスが注目される“3つの理由”」という記事を執筆した。この年はFacebookが社名を「Meta Platforms」に変更するなど、メタバースを巡ってさまざまな動きがあり「メタバース元年」という声も上がったほどだった。 さらに新型コロナウイルスによるパンデミックが非対面でのコミュニケーションのニーズを押し上げたこともあり、いよいよ仮想空間サービスが私たちの日常に定着するかのように思われた。 それから4年。いまやIT系のニュースと言えば、生成AIやAIエージェントなど、AIに関する話題一色だ。一部には「メタバースはオワコン」という声まであるほどだが、果たしてメタバースは「終わって」しまったのだろうか? 相次

エヌビディアのジェンスン・フアンCEO(6月11日) Photographer: Nathan Laine/Bloomberg人工知能(AI)向け半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は11日、量子コンピューティングが転換点に達しつつあると指摘。数年内に世界で「興味深い問題を解決できる」能力を持つ段階に入ると述べた。 パリで開催されたテック業界会議「ビバテック」のイベントで登壇したフアン氏は、量子コンピューティングは数十年にわたる開発を経て、「より強靱(きょうじん)で高性能かつレジリエントな」システムとしての離陸が間近に迫っていると述べた。 関連記事:実現迫る量子コンピューティング、世界をどう変えるのか-QuickTake 量子コンピューティングは半導体をベースとする従来の電子機器よりはるかに速いスピードでデータを処理できるため、多数の企業が実用化に向けて開発

まるで人間のように走る中国の人型ロボットが公開されるなど、ロボット工学の進歩によりSF映画のような人間らしいロボットの実用化も現実味を帯びてきています。しかし、2025年4月19日に中国で開かれた人間とロボットの混合レースによるハーフマラソン大会では、出走した21台のロボットのうち4台しか完走できず、スタート直後にリタイアするロボットや倒れて頭部が取れるロボットも続出するなど、人型ロボットはまだ人間には遠く及ばないことが浮き彫りになりました。 “天工”机器人夺冠 2时40分42秒自主跑完北京亦庄半马创世界纪录-新华网 http://www.news.cn/science/20250419/624a79549602425591320182e682e315/c.html In the World’s First Humanoid Marathon, Most Robots Failed to

このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米オハイオ州立大学などに所属する研究者らが発表した論文「A sensor-actuator?coupled gustatory interface chemically connecting virtual and real environments for remote tasting」は、物理的に離れた場所にいる人と味を共有するシステムを提案した研究報告だ。一方が食べている味を別の場所にいる一方に無線伝送し、同じ味を再現するアプローチだ。 システムは「e-Taste」と呼ばれ、味を感知する「電子舌センサー」と、その情報に基づいて味を再現する「アクチ

マイクロソフトは19日、同社初となる量子コンピューティング向けチップ「マヨラナ1」を発表した。現在のコンピューターでは解決できない問題に対応可能なデバイスの開発に向けて、マイクロソフトが重要な一歩を踏み出した。 同社によると、同チップは付箋サイズのハードウエアに8量子ビットを配置しており、最終的には100万量子ビットを目指す。マイクロソフトのエンジニアは、将来の量子コンピューターの基盤として、同チップが十分な性能を備えていると話している。 量子コンピューティングの分野ではここ数カ月、実用化に近づいていることを示す発表が相次いでいる。昨年12月には、米アルファベット傘下グーグルが新たな量子チップ「ウィロー」を発表。従来のスーパーコンピューターならおよそ10の25乗年かかる計算を、わずか5分で完了することができると明らかにした。 量子コンピューターの開発に取り組む企業にとって、計算時に出るエラ

京都大学などの国際研究チームは1月9日、炭素でできた磁石「炭素磁石」の合成に世界で初めて成功したと発表した。これによって、軽量で錆びず、安価な磁石の開発が可能となり、従来のレアアースなどを使う重金属磁石からの脱却を実現できるという。ウェアラブルデバイスへの応用の他、量子通信技術などの発展にも貢献が期待されるとしている 従来の磁石は現代の電子工学には欠かせない一方、金属が主な材料であるため、重量や希少金属の供給リスクなどの問題があった。これを解決するため、軽量かつ安価な材料である炭素を使った磁石に関する研究が進んでいる。その中でも、炭素細線材料の「グラフェンナノリボン」(GNR)が大きな注目を集めている。 GNRは2つの端を持ち、そのうち片端をジグザグ型の構造にできれば、強磁性を示して磁石になる。しかし従来の合成法では、片端だけをジグザグ型にするのは非常に困難で、強磁性を示すGNRの合成は未

2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にして紹介しているWebメディアのSeamless(シームレス)を運営し、執筆しています。 1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深い技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。 今回は、自然界に存在しないDNA配列を生成できるAIシステムを提案した論文「Machine-guided design of cell-type-targeting cis-regulatory elements」に注目します。 開発したAIモデルは、DNA配列を入力すると、3種類の異なる細胞(K562、HepG2、SK-N-SH)それぞれでその配列がどのように働くかを予測でき、さらにどの部分の配列が予測された機能に寄与しているかも解析できます。 まず研究チームは、K562(赤

米Teslaの自律走行するロボタクシー発表イベントに登場した人型ロボット「Optimus」がXで話題だ。イベント会場内を歩き回り、人と流ちょうに会話したり、バーテンダーとして働く姿がXに複数投稿されており、それを見たユーザーからは「ほぼ人間じゃん」など驚きの声が相次いでいる。 Optimusは、Teslaが2022年9月に開発を発表した人型ロボットで、今回の発表会で登場したのはおそらく2023年12月に発表した最新モデルの「Gen 2」とみられる。 イベントの中で紹介したプロモーションムービーでは、家の観葉植物に水をやったり、台所を掃除したりするなど、人間に囲まれながら家事をこなす様子を紹介。一緒にゲームをしたり、クルマのトランクから荷物を家に運んだりする姿もあり、同社のイーロン・マスクCEOは「基本的にあなたの望むことは何でもしてくれる」と説明した。 イベントの中継映像では、人混みの中を

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