昭和の時代、「象が踏んでも壊れない」という筆箱のキャッチコピーが一世を風靡したことがあるが、現代の科学少年が挑んだのは、更に驚異的な強度を持つ「紙」の構造だった。アメリカ、ニューヨーク市在住の14歳、マイルズ・ウーさんが、折り紙と物理学を融合させ、自分の重さの1万倍以上を支えることができる革新的な折り紙を作成し、見事科学賞を受賞した。 彼がヒントにしたのは、日本人が宇宙開発のために発明した「ミウラ折り」だ。 彼は54種類ものパターンを検証し、厚紙ではなくコピー用紙が最も強いという意外な事実を突き止めた。 その強度は例えるなら「4000頭の象を乗せてられるタクシー」に匹敵する比率だという。 ミウラ折りと宇宙技術の応用 ウーさんが研究の基礎とした「ミウラ折り」とは、日本の宇宙物理学者であり東京大学名誉教授の三浦公亮氏にちなんで名付けられた折り方だ。 もともとは1970年、ロケットに搭載する

リンクWikipedia ヘンテナ ヘンテナ (hentenna) とは、アンテナの種類の一つ。分類としては線状アンテナである。「変なアンテナ」と言うところからこの名前が付けられているが、アンテナの理論に沿った動作であり、開発陣のユーモアによる命名である。 1972年に染谷一裕 (JE1DEU) が、所属していたアマチュア無線クラブ「相模クラブ」で2エレの日の字ループを位相給電したDEUクワッドを提案し、開発が始まった。2エレメントでは良い結果が出ず、1エレメントで試作し、大久保忠 (JH1FCZ) が給電点の位置を変えてマッチングが取れる 8 users 3ラーメン大魔王 @VI38DHv6Y0KVoM8 @asagi4 アンテナというのはバッサリいうと電波を電流(電気信号)に変換する装置です なのでぶっちゃけただの金属棒でもアンテナになります ただ毎日毎秒精度の高い受信機能が欲しく

「助手を溶かしてしまったこともあります」「事情聴取もされました」 サイエンスプロデューサーとして活躍する米村でんじろうさん(70)。近年はインパクトの強い実験が話題になることも多く、“マッドサイエンティスト”というイメージもつきまとう。 これまでの実験の中でもとくにヤバかったものや、マッドサイエンティストとして見られることへの思いを聞いた。(全3回の3回目/最初から読む) ◆◆◆ 人気だった「ブラックでんじろう」 ――自ら体を張った実験をする姿などから「米村でんじろう先生=マッドサイエンティスト」というイメージもあります。 米村でんじろうさん(以下、でんじろう) 出演したテレビ番組側がレールを敷いた影響が大きいですね。一番は『世界一受けたい授業』(日本テレビ)かな。 当初は真面目に授業っぽく進めていたのが、次第にキャラクター性を強める方向に寄っていって、 ダーク寄りでスリリングな実験のとき

もし、一度回し始めれば永遠に回り続けるコマが存在するとしたら、世界はどう変わるだろうか。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームが、その究極の夢に限りなく近い技術を実現した。彼らは、磁力で物体を浮かせ回転させる「磁気浮上」において、長年の課題であった目に見えないブレーキ「渦電流」をほぼ完全に消し去ることに成功したのだ。この技術は、私たちの生活を支えるセンサー技術を飛躍的に向上させるだけでなく、Einstein以来の謎である重力と量子力学の統合という、現代物理学最大の謎を解き明かすための新たな扉を開くかもしれない。なぜ、ただの円盤を浮かせて回すことが、それほどまでに重要なのだろうか。 乗り越えるべき壁:見えざるブレーキ「渦電流」 物体を宙に浮かせる「浮遊(レビテーション)」は、古くから人類を魅了してきた。手品師が観客を驚かせる一方で、科学者たちは摩擦や振動といった外部からの干渉(外乱)
「白いシャツの脇の下や襟が、いつの間にか黄色っぽく変色してしまう」 どんなに清潔に着ていても、洗っても落ちない黄ばみは、多くの人にとって気になる悩みとなっています。 これまで黄ばみ対策には、漂白剤やクリーニングといった方法が頼りでしたが、今回、日本の化学メーカーである旭化成の研究チームが新たな解決策を示しました。 彼らは、高輝度の青色LEDライトの光で衣類の黄ばみを落とせるという、画期的な方法を発表したのです。 この研究成果は、2025年8月1日付の『ACS Sustainable Chemistry & Engineering』誌に掲載されています。 Ugly yellow sweat stains may be no match forblue LED light https://newatlas.com/science/yellow-sweat-stains-blue-led-li

メキシコのピエドラ・エラダ保護区で羽ばたくオオカバマダラ(Danaus plexippus)。この羽ばたきが、テキサスで竜巻を引き起こす一連の出来事の始まりとなるのだろうか?(Photograph by Jaime Rojo) 1961年、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の気象学者エドワード・ローレンツは、気象予測プログラムに数値を入力していた。彼のモデルは12の変数に基づいており、そのうちの1つの値は「0.506127」だった。彼が再度モデルを走らせる際、その数値を「0.506」と入力し、コーヒーを飲みに部屋を出た。部屋に戻ると、このごくわずかな変更が劇的に異なる気象予測をもたらすことに彼は気付いた。 1972年の米国科学振興協会(AAAS)の講演で、ローレンツがカオスとそれが引き起こす極端な予測不可能性についての画期的なモデルを発表した際、ローレンツは次のような問いを投げかた。「ブ
日本の東京大学で行われた研究によって、女性が排卵期に発する体臭の中に、男性の心理や生理にポジティブな影響を与える特別な3つの成分が含まれていることが明らかになりました。 研究では、女性の体から自然に放たれるこの“香り”が、男性のストレスを和らげるだけでなく、女性への印象までも良くすることが証明されています。 この成分を上手く化粧品や香水に組み込み目当ての男性に届けることができれば、人間関係にプラスの影響を与えることができるでしょう。 この“見えないメッセージ”ともいえる香りは、どのようにして私たちの心と体に影響を与えているのでしょうか? 研究内容の詳細は2025年7月28日に『iScience』にて発表されました。

www.theatlantic.comロシアの物理学者ロアルド・サグデエフがキャリアをスタートさせた1955年当時、ソビエト連邦の科学は頂点に近づいていた。それから間もなく、ソビエトは衛星や人間を世界で初めて軌道に打ち上げることに成功して世界を驚かせた。しかし、当時既にサグデエフはソビエトの科学の腐敗に気づいていた。 そもそも危険はソビエト連邦の誕生時から存在していた。1917年に権力を掌握したボリシェヴィキは、科学者を労働収容所に送りたがったし、ヨシフ・スターリンが権力を掌握すると、資金を提供する研究は彼のイデオロギーに合致することを要求された。1973年、サグデエフがソビエト宇宙研究研究所の所長に任命された頃、ソビエトは宇宙進出のリーダーシップをNASA に譲り渡しており、研究所は資金不足に陥っていた。 1985年、サグデエフに運が向いたかに見えた。ミハイル・ゴルバチョフが54歳で
何十年もの間、物理的解釈における科学者が「タイムミラー」または「時間反射」と呼ぶ時間の逆転は理論物理学の周辺領域にとどまっていた。まるでSF映画の一場面のようなコンセプトだ。波が時間をさかのぼって進み、周波数がリアルタイムで反転し、反射の法則が奇妙な方向にねじ曲げられる。 だがニューヨーク市の研究チームが、この仮説を「測定可能な現実」として発表した。 「鏡を見て、自分の顔ではなく後頭部が映っているようなもの」CUNY大学院先端科学研究センター(ASRC)のフセイン・ムーサ博士率いるグループは時間反射が実際に可能であり、現代の技術でも実現できることを示す画期的な実験を行った。 基本的に、タイムミラーは通常の鏡のように光や音を「空間的に反射」するわけではない。波を「時間的に」逆方向へ進ませるのだ。この現象は長らく理論上のものとされてきたが、ここまで明確に観測されたのは初めてだ。 研究者らは「鏡

海鷹ひろ @umitaka0911 はじめまして! 都内住みで都内勤務の会社員してます♪ 海と船が好き♪ 最近、航空宇宙関係も大好きです! 仲良くなれる人、募集中です!! 海鷹ひろ @umitaka0911 ある事業所で水槽の水を全て排水するのに サイフォンの原理を使って中を水で満たしたホースを水槽に入れて排水溝に繋げ、 勝手に吸い出されていく水槽内の水を見て、 事業所員達が「なんで水槽を超えて水が流れていくのか解らない、、なんて気持ち悪いやり方なんだ」 ってざわついたの思い出しましたw pic.x.com/O4Iz4v49b6 x.com/kyodo_official… 2025-07-04 22:22:16

ナイトウミノワ @minowa_ アクセサリー作家、ときどき映画ライター。↑20。拙著「いとしのおじいちゃん映画 12人の萌える老俳優たち」発売中。ニコラス・ケイジが好き。球体関節人形を作っています。 shlimazi.thebase.in趣味はヒプステ。お仕事の依頼はこちらまで→shlimazi1025@gmail.com mdma.boo.jp/fragile/catego… ナイトウミノワ @minowa_ ニュース見ていたら「絶滅危惧種のキノコの栽培に7年かけて成功した」という内容に対してアナウンサーが「なんの役に立つかわかりませんけど」て言ってて駄目だと思った。役に立つかどうかで物事を判断するとすぐに優生思想になるよ 2025-06-09 18:48:20 ナイトウミノワ @minowa_ 昨日と同じニュース番組観ているんだけど、「絶滅危惧種のシロワニの赤ちゃんが水族館で誕生し

科学の世界で「何も起きなかった」ということが、実は大きな意味を持つ場合があります。 イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)で行われた研究によって、「『光子が出なかった』と判定された瞬間 を選び出すことで、従来の冷却限界をさらに押し下げられることが実証されました。 ごく大雑把に言えば「物体からときどき光が出る➔物体から光が出ない「無の状態」を選んで測定する➔観測の影響が物体に及びその瞬間だけ物体のエネルギーが下がる➔無を使った冷却達成」というわけです。 物体からの光子を意図的に見なかったことにするだけで物体の冷却が達成できるというと信じがたく思えますが、量子の世界では観測が物理現象に直接介入して物体の冷却を達成できるのです。 この量子のトリックにより、これまで限界があると考えられていた振動の冷却を一歩先に進めることができる可能性が開けました。 研究内容の詳細は『Physical

なぜ1%と信じられたのか?なぜ1%と信じられたのか? /Credit:Canvaヒトとチンパンジーは遺伝的にほとんど同じ──。 この考え方の象徴が「わずか1%の違い」という数字でした。 1970年代から2000年代にかけて行われた分子生物学的比較では、ヒトとチンパンジーのDNA配列の98~99%が一致することが報告され、長年にわたり広く引用されてきました。 実際、2005年にチンパンジーのゲノム概要配列が初めて発表された際にも、一塩基レベルで見たヒトとの差異は約1.2%に過ぎないと強調されました。 しかし、この「1%」という数字には重要な前提と限界がありました。 それは「比べられる部分(揃って配列が読めた部分)のみを比較した値」であるという点です。 つまり、当時の技術では解読が難しく比較から除外されていたゲノム領域が多数存在し、それらを考慮に入れていなかったのです。 ヒトや大型類人猿のゲ

最近のゲノム研究で、どのように、「日本人のきた道」(科博の特別展「古代DNA」の副題でもある)が解明されつつあるのか。従来の考古学的、形態人類学的な知見に加えて、古代DNA研究が加わったときに、どんなふうに景色が変わったり、解像度が高まったりするのか。そういったことを、国立科学博物館の神澤さんに聞いてきた。 さて、それでは、現時点で言える、日本列島人の「らしさ」については、ゲノムの観点からは、どのようなことが言えるだろうか。 まず、最初に、神澤さんは、「さまざまな人がいる」ことを強調した。 「これまでにも、日本の現代人でも、本土集団、琉球列島集団、アイヌ集団という大きく3つの地域の集団で遺伝的な違いが存在することがわかっていたんですけれども、最近の研究からは、もう県レベルで違うということが見えてきています。日本列島人が昔から持っている文化的な地域色とリンクする形で、遺伝的にもやはり独自性が
脳波分析は4つの時期に分けて実施した。発作後と左脳活動停止後、両半球活動停止後、心停止後で、それぞれ30秒間の脳波を詳細に分析した。 注目すべき点は、両半球の脳活動が停止した後、高周波のガンマ波活動が増加したことである。具体的には、狭帯域ガンマ波(30~60Hz)と広帯域ガンマ波(80~150Hz)の活動が、それ以前の時期と比較して2~5倍に増加した。心停止後は全体的な脳活動は減少したものの、ガンマ波の相対的な割合は依然として高かった。 さらに異なる脳波間の連携関係において、左脳のガンマ波活動は、α波とシータ波によって調整されていた。この調整は心停止後も継続していた。特に左脳活動停止時には、α波によるガンマ波の強い調整を確認できた。 これらの発見は、臨死体験で報告される「走馬灯」現象と関連している可能性がある。健康な人の脳でも、記憶の想起や意識的な経験には、α波とガンマ波の連携が重要な役割

東京化学同人 @tkd_pbl 「東京化学同人」の公式アカウント。科学系の書籍および雑誌を刊行している出版社です。新刊や雑誌「現代化学」の次号ネタなどの先取り情報を発信します。科学分野の大事な話題やニュースも時々つぶやきます。 情報科学レーベル「DIGITALFOREST」: @DIGITALFOREST5 編集部アカウント: @tkd_hensyu tkd-pbl.com 東京化学同人 @tkd_pbl中華丼を数口食べると餡がサラサラになる人とならない人がいます。それはゲノム中のアミラーゼ遺伝子のコピー数の差によるものらしいです。現代化学5月号と今月6月号で真面目に解説しています。みなさんはどっち派? pic.x.com/4F0THjp5tj 2025-05-07 14:46:54

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