こんにちは、manotchです。 「オーディオのケーブルを替えたら、音が変わった」 オーディオファンならずとも、こんな話を聞いたことはないでしょうか。「高音がクリアになった」「低音が引き締まった」といった感想は、しばしば「音のキャラクターが変わった」と表現されます。 しかし、多くの人は「気のせいでは?」と懐疑的です。 もし、この「キャラクター」の違いを、主観的な感想ではなく、客観的なデータとして「可視化」できたら、どうでしょう? 今回は、ケーブルが持つ「ある特性」に着目し、その周波数特性を可視化しようと試みた、興味深い実験のプロセスをご紹介します。 オーディオケーブルの写真 ■ケーブルがマイクになる? 注目したのは「マイクロフォニック音によるノイズ」です。 たとえるなら… マイクは「空気の振動」を「電気信号」に変える装置です。 実はケーブルも、それ自体が物理的に振動すると(例えば、床を歩く

会社 「内定を出しますが、入社までにスキルシートを提出してください」 内定者(以下「Aさん」) 「・・・・・・」 【イラスト解説】不当解雇の相談先一覧 会社 「内定を取り消しますね」 Aさんは「内定の取り消しは無効だ」と提訴したが、裁判所は「ビジネスマナーの欠如を示している」などとして、「内定取消はOK」と判断した。 以下、事件の詳細について、実際の裁判例をもとに紹介する。(弁護士・林 孝匡)事件の経緯ソフトウェア・ハードウェアの研究等を行うX社は、あるプロジェクトのマネージャーを募集するため、求人サイトに求人情報を掲載した。その求人情報には、大手企業向けのシステム開発業務に従事する従業員を探していること、求める能力として「開発マネジメント能力」「顧客折衝力」等が記載されていた。 Aさんは、この求人を見て応募した。 応募から約1週間後、社長面接が行われた。社長は、面接後、「ぜひわが社で働

「なぜ私が裁判を起こしたのかと言いますと、私に対する雇い止めとチームの解散に合理的な根拠がなかったこと、そして理研による大量の雇い止めを阻止する意味もありました。本来は裁判なんか起こしたくないんですよ。毎日研究に没頭していたかったのですが、裁判を起こさざるを得ませんでした」 【写真】ネット中傷で自殺未遂した元女性アナ そう思いを吐露したのは、国立研究開発法人「理化学研究所」の男性研究員Aさんだ。Aさんは2023年3月末での雇い止めを通告されたことを受け、2022年7月に提訴。途中で理研が方針転換して雇用は継続されたものの、降格されたため控訴審まで争っていた。そして2025年10月、和解に至った。Aさんが語ったのは、10月14日に開かれた理研労働組合による記者会見だった。 理研では2017年以降、非常勤職員や研究者の大量雇い止めが問題となっていた。労働組合が東京都労働委員会に不当労働行為の救

はじめにITベンダーの皆様、申し訳ありません。 この数ヶ月、何社もの「進捗どうですか?」というメールに対して、「社内で検討中」と返信して進めておりませんでした。 御社の素晴らしいSaaSの導入を止めていた犯人は、私です。 言い訳をすると、今日は、いろいろな仕事に追われていた。 朝からDXのプロジェクトの進捗を見て、関係者に催促して、今度の対応事項をパワポに書いて。 それから、WindowsXPのような見た目の社内システムで、交通費の精算。エクセルをプリントして印鑑を押して、領収書をのりで貼り付けて、経理まで提出。一発で承認が降りる人は、部署内でも少ない その後、懇親会のメールの作成。ccの順番は部署順か役職順か。日程調整は、エクセルでは失礼ではないか。 そんな生産性とは無縁のことに頭を悩ませながら、時間が過ぎる。 この状態で、御社からのメールを開く。 「先日ご提案した件、ご検討状況はいかが

下記の文章は、私が今年の某月某日に熊本県立熊本高校で1年生向けの講演をしたときの講演原稿に少し手を加えたものです。講演には特にタイトルはありませんでしたので、上のタイトルは後で私が付けました。講演の依頼及び原稿の掲載に同意して頂いた熊本高校の諸先生に感謝致します。 皆さん、こんにちは。今日は「世界の中の日本」という視点から今後の学問のあるべき姿や、そんな中で「頭を使う」とはどういうことかについてお話しするようにご依頼を受けています。これらについて、まずは私自身の経験から始めようと思います。 私は今から30年前、1995年の6月から1ヶ月半ほど、初めて数学の研究のための旅行でヨーロッパを数カ国旅しました。当時私は京大の博士課程の学生で、特にグラントやフェローシップもなかったので、自費で旅行しました。自費だったところが、実はよかったと思っています。いろいろ吸収しようと本気で頑張らざるを得ないで

「6-7(シックス・セブン)」って何なの!?北米の全親&先生、児童心理学者までもが頭を抱える最新若者スラングと「Brainrot」問題 マレーシア→カナダに教育移住7年目のYurikoです。 今日は久々、Yurikoの大好きな最新ティーンスラングネタですよ。 ティーンのスラングはもっともっと書きたいのですが忙しくバタバタしているうちに流行が廃れるという怒涛のスピード感。 (しかし、中には、流行→普通の言い回しとして定着したものも多々) 今日は、「これ、確実に衰退するでしょ」とYurikoが予測する、絶対短命・最新スラングをご紹介しますYO! しかしこれが今、学校で先生方を巻き込んでの一大ムーブメントになっていて、北米スクールライフをかき乱ししまくっているのですよ。 その言葉こそ、「6-7(シックス・セブン)」。 どう使うの!? 北米の小中学校で叫ばれている謎の数字「6-7(シックス・セブン

金属ナトリウムを水に入れると爆発!その理由は『水素の燃焼』と言われて来たが、実は違った!? でんじろう先生がその証明実験に挑戦します。 Sodium metal explodes when placed in water! The reason has long been said to be hydrogen combustion, but that might not be the case! Mr. Denjiro takes on an experiment to prove what’s really happening. *English, German, French, Portuguese, and Spanish audio tracks are available through the video player's settings icon. ※動画プレーヤーの設


Vu Tan Van(ヴー・タンバン)基礎物理学研究所准教授、齊藤圭司 理学研究科教授らの研究グループは、冷却や情報消去など、あらゆる熱力学的な操作において、「所要時間」「熱力学的なコスト」「エラー(誤差)」の間に成り立つ根本的なトレードオフ関係式を発見しました。この成果は、長年にわたり主張が曖昧であった「絶対零度には到達不可能」とする熱力学第3法則が、なぜ、どのように不可能なのかを定量的に示すものであり、第3法則を「時間・コスト・エラー」の観点から一般化・更新するものです。さらに今回の発見は、熱力学第3法則を、従来の冷却過程を超えて、コピー過程を始めとする様々な物理過程に適用可能な一般的な法則として格上げするものです。本成果は、ナノマシンや量子コンピューターなど、微小な世界での高速・高精度な操作における根本的な性能限界を解明するもので、将来の技術設計に不可欠な指針を与えます。本研究成果

回転する台の上で不思議な動きをする球。飛ばされずにその場で回転?さらに円運動?想像できない回転台の球の動きをお見せします。 Come witness a ball that moves in a strange way on a spinning turntable. How isit able to spin in one spot without getting thrown off?It also moves in circles too! You'll never guess how a ball moves on a turntable. *If you change yourGoogle account language settings to English, the dialogue in the program will be displayed in Engli

ストレスへの脆弱性とは「思考が止まらない」性質こうしたデータを分析したところ、ストレスを強く感じた日の夜ほど、目が冴えて寝付きにくくなり、総睡眠時間を短くする原因となる傾向が示されました。 これは当たり前のことを報告しているように聞こえますが、注目すべきは、この影響が心拍数などの生理的高ぶりではなく、就床前の“思考の暴走”で主に説明できた点です つまり、この研究が明らかにしたのは、「ストレス」から最も強く影響を受けるのが心や身体ではなく、睡眠の乱れであるという事実です。 そしてその原因として、「思考の止めづらさ」がカギである可能性が示されました。 興味深いのは、この「思考が止まらない脳の動き方」の個人差です。 研究チームは、日常的なストレスの影響を受けやすい人ほど、発想や思考を長く持続させる傾向が強いことを見いだしました。 つまり、ストレスに敏感な人は、単に心が弱いのではなく、思考を深める

ChatGPTを使っていて「なんだか優しすぎる」「もっと本音で答えてほしい」と感じたことはありませんか? 今、海外のSNSでは、そんな“やさしすぎるAI”を「本気モード」に変えるためのプロンプト(指示文)が話題になっています。 RedditやX(旧Twitter)では、「ChatGPTを辛口のコーチに変える」「Google社員のように考えさせる」など、AIのキャラクターを根本から変える“魔法の言葉”が次々とシェアされています。 この記事では、その中でも特に人気の高い10個のプロンプトを厳選して紹介します。 1. 「優しさフィルター」を外すプロンプトSNSで最も話題になったのが、Redditユーザー「Wasabi_Open」氏のプロンプト。ChatGPTの“なんでも褒めてくる”性格を一瞬で変える強力な一文です。 From now on, stop being agreeable and

AIが「もっと正確に」「もっと誠実に」答えてくれるようになる――そんなプロンプトが、今SNS上で話題になっています。 投稿主は、AI教育分野で知られるみやっち(@miyachi_ai)さん。 Threads(スレッズ)に投稿された「信頼性の高い情報を提示できる高精度なファクトベースAIです」という指示文が、ユーザーの間で急速に拡散中です。 「ChatGPTが知らないことも“自信満々に答える”」問題に一石 みやっち氏は10月11日の投稿で、こう指摘しています。 「ChatGPTって時々、知らないことも自信満々に答えちゃうの。 でもこれを送れば、“分かりません”って正直に言ってくれるようになるよ。」AIの“ホントっぽい嘘”――つまり、知らないことをもっともらしく答えてしまう現象(通称:ハルシネーション)は、長年の課題です。 その対策として生まれたのが、以下のファクトベースAIプロンプトです。

記事:白揚社 『情報セキュリティの敗北史――脆弱性はどこから来たのか』(アンドリュー・スチュワート著、小林啓倫訳、白揚社) 書籍情報はこちら アサヒGHDを襲ったランサムウェア攻撃とは? 2025年9月、大手飲料・食品企業であるアサヒグループホールディングス(アサヒGHD)が、ランサムウェアによる大規模なサイバー攻撃の標的となった。ランサムウェアとは、いわゆるマルウェア(コンピューターウイルス)の一種で、感染した端末を使用不可能な状態にしてしまうというもの。それを解除してほしければ身代金(ランサム)を払え、と攻撃者が脅迫してくることからこの名前がついた。 アサヒGHDの場合、Qilin(キリン)というハッカー集団が放ったランサムウェアによって大規模なシステム障害が発生し、国内全拠点の生産・出荷の即時停止という深刻な事態を引き起こした。この記事を執筆している時点でも影響は残っており、アサヒG

この記事はImaizumi Lab Advent Calendarの6日目です。 はじめに youtu.be 「Telnetは暗号化しないからセキュリティ的に危険」と教わった人は多いでしょう。 ところが、特定の条件下だとTelnetでも暗号化する場合があります。 先日行われたjusのUNIX歴史講座で「今のtelnetは暗号化する」という話題が出て、Twitterの方で知らなかったと言ってる方がちらほらいらっしゃったので意外と知られていないのかと思い記事を書くことにしました。 (その話題は動画だと35:00ごろ) 関連するRFC RFC2946-2950, 2952-2953「Telnet Encryption」 RFC5929「Channel Bindings for TLS」 という関連したRFCが存在します。ざっと眺めたところ、暗号化の方式ごとに議論されているようです。 実装を調べる

10月15日、 インドのベンガルールに拠点を置くスタートアップ企業「ライムチャット」。オフィスでは開発者たちが人間のように会話してメッセージをやり取りする人工知能(AI)チャットボットの調整をしている。写真は4月、IT訓練センターが並ぶ肺でラバードで撮影(2025年 ロイター/Rishika Sadam) [ベンガルール 15日 ロイター] - インドのベンガルールに拠点を置くスタートアップ企業「ライムチャット」。オフィスでは開発者たちが人間のように会話してメッセージをやり取りする人工知能(AI)チャットボットの調整をしている。 同社はカスタマーサービスの仕事をほぼ不要にするという大胆な目標を掲げている。同社によると、生成AIエージェントを導入すれば1カ月当たり1万件の問い合わせを処理するのに必要な人員を80%削減できるという。

【スゴ本】重大インシデントは報告されなかったミスから始まる。致命傷を負う前に読むべき5冊 2025年10月20日 Dain 古今東西のスゴ本(すごい本)を探しまくり、読みまくる書評ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」の中の人。自分のアンテナだけを頼りにした閉鎖的な読書から、本を介して人とつながるスタイルへの変化と発見を、ブログに書き続けて10年以上。書評家の傍ら、エンジニア・PMとしても活動している。 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるkeyboard_arrow_down はじめにkeyboard_arrow_down 失敗をリフレーミングして再発防止につなげるkeyboard_arrow_down 直視できなかった失敗を「歓迎」してみるkeyboard_arrow_down スイス・チーズの増やしかたkeyboard_arrow_dow

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