オーストリアのエステルハージ家はハイドンの雇用主としてクラシック音楽史上は重要な役割を果たしている。現在オーストリア属するアイゼンシュタットの居城にはハイドンも演奏した大広間、ハイドンザールがあるし、ハンガリー側のフェルトードにある夏の離宮はハンガリーのベルサイユと言われるほど大きい。 ハイドンの時代以降もエステルハージ家はオーストリア・ハンガリー帝国の有力貴族として存続したけれど、第2次大戦後ハンガリーが共産主義になったときに公爵は拘束され、ハンガリー側の領地は没収されてしまった。その後釈放された公爵はハンガリーを恐れ、国境に近いアイゼンシュタットには戻らなかった。 ハンガリー側の資産が没収されたとはいえ、ブルゲンランド州にたくさんの領地を持っていて、エステルハージ家はオーストリアでも有数の資産家だ。一族は土地開発やワインの生産などの事業を展開してきたが、芸術の保護者というイメージを復活

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