国立大学法人 総合研究大学院大学電話 046-858-1590 FAX 046-858-1542 プレスリリース概要『日本列島3人類集団の遺伝的近縁性』 ○記者会見出席者: 斎藤成也(さいとう・なるや) (総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻 教授 兼任/ 国立遺伝学研究所 集団遺伝研究部門 教授)Timothy Jinam(ティモシー・ジナム) (国立遺伝学研究所 人類遺伝研究部門 博士研究員/ 総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻 2011年9月博士課程修了)徳永 勝士(東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学専攻分野 教授)尾本 惠市(東京大学大学院理学系研究科・理学部 名誉教授) 【研究概要】 国立遺伝学研究所集団遺伝研究部門(総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻教授兼任 )の斎藤成也教授、東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学専攻分野の徳永勝士教授、東京大学大学院理学
ロシア南部アルタイ山脈の「デニソワ洞穴」で見つかった5万〜3万年前の人類の指の骨について、細胞核DNAを抽出して全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果、現代の南太平洋メラネシア人に遺伝情報が一部受け継がれている可能性が高いことが分かった。国際研究チームはこの「デニソワ人」がアジアにも広く分布していたとみられると、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 指の骨は2008年に見つかり、ドイツ・マックスプランク研究所を中心とする同チームが今年3月、細胞小器官ミトコンドリアのDNA解読結果に基づき「デニソワ人は未知の人類」と発表していた。しかし今回、より重要な細胞核DNAを解読したところ、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に生息したネアンデルタール人に近い姉妹グループと判明した。 進化史上、人類とチンパンジーの分岐が650万年前とすると、ネアンデルタール人やデニソワ人が現生人類との共通祖先から
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