別に騒音で眠れないのではありません。その昔、夫婦漫才の春日三球・照代さんが「地下鉄が新しくできるときに、車両をどうやって入れるのかを考えると夜も眠れない」というネタで有名になりましたが、この問題はそれ以上に複雑だからです。 私はアメリカに住んでいるのですが、そのためもあって日本の鉄道システムへの愛着の念は並々ならぬものがあり、不肖ながら鉄道評論というものに手を染めております。とは言っても「消えゆく車両に別れを惜しむ」的なセンチメンタルな趣味はあまりなく、鉄道模型や鉄道写真に凝っているわけでもありません。 ですが「鉄屋」であることは間違いなく、あえてカテゴリを分ければ「安鉄(アンテツ)」つまり、鉄道の安全技術が主要な関心分野です。その方面に関しては、JRなどの専門家からも評価をいただいていますが、何と言っても変化する日本の社会経済情勢の下で「鉄道を守り、鉄道の安全技術を磨く」という問題を追い
「グローバル化」はジャーゴンではなく、具体的な物質的根拠と客観的なシステムを持っています。 そのひとつが、「コンテナ」です。 以下、「コンテナ」にまつわる、今もなお色褪せない話をします。 「沖仲仕」という仕事があります*1。 この言葉自体は「差別用語」だということで、もっぱら「港湾労働者」といいますが。 要は、港で、輸送船の荷物の積み替えをする、「荷揚げ労働者」の人達のことです。 1950年代当初、沖仲仕に従事する力自慢の男たちは、ニューヨークで5万1千人以上、ロンドンでも5万人以上いたらしいです。 こういうイメージ 波止場 コレクターズ・エディション [DVD] マーロン・ブランドAmazon日活100周年邦画クラシック GREAT20 赤い波止場 HDリマスター版 [DVD] 石原裕次郎Amazon犯罪も絶えない。 ところが、1976年には、港湾労働者の数は7割減、その仕事の内容もすっ
ロボット工学の偉い先生の講演を聴いてきた。あの311から、原発事故の現場に関わってきた先生の話だ。 先生の発表はとても熱かった。みんな資源エネ庁の公募に応じてくれと、国内の学者、技術者、国公立の機関、民間企業、あらゆる所から英知と技術を集めて、あのぶっ壊れた原子炉を何とかしようとしていた。なんか発表中ずっと、BGMに逆シャアのメインテーマが聞こえる気がしたよ。私はもう平常の研究開発、普段の企業の業務に戻った気でいたけど、その先生はまだ非常時モードで、まだまだ戦っていたんだ。 先生曰く、あのぶっ壊れた原子炉の中身、溶けてしまった燃料棒を全てきちんと片付けてしまうには、30年から40年かかるという計画がすでにたっている、のだそうだ。 建屋の最上階に人類が到達できるまで数年。もう一度格納容器を水で満たすまで10年。それからすこしずつ核燃料を取り出し、しかるべき所に処理を始め、終わるまで30年はか

全国の高速道路網で昨年導入された安全で快適な運転を支援する「ITS(高度道路交通システム)スポット」のサービスに世界が注目している。車に搭載した対応カーナビに高速・大容量の通信で交通情報や画像などをリアルタイムに送ることができ、渋滞の解消や効率的な運転により環境にも貢献する最先端の技術。来年に東京で開かれる「ITS世界会議」を前に、海外から専門家の視察が相次いでいる。 日本のITSの研究は、1970年代にさかのぼる。80年に始まった車載ラジオに渋滞情報などを1620キロヘルツの周波数で伝える「路側ラジオ」のサービスが最初だ。96年には、さまざまなセンサーで集めた渋滞情報や交通規制などの道路交通情報を、カーナビなどの車載器に伝える「VICS」サービスが開始され普及してきた。 昨年8月に本格的にサービスが開始されたITSスポットは、全国の高速道路に約1600カ所に設置された。都市内の高速道路で
![日本の道路交通システムに世界が注目 高速の安全と渋滞緩和、環境にも貢献[道路]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2ffa8a706dc3f44482c34ffc15a2c6112d3769991e%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fgendai.media%252F_next%252Fstatic%252Fmedia%252Fog-image.64b474e0.png&f=jpg&w=240)
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴ-ン)は30日、新たに導入する完成車、および部品海上輸送用の省エネ型自動車運搬船「日王丸」をマスコミに公開しました。 今回の省エネ型自動車運搬船は、株式会社新来島どっく(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:門田 尚)による新造船で、内航船舶で初採用となる太陽光発電パネル、電子制御ディーゼル船舶エンジン、全艙内及び居住区へのLED照明 及び 最新の低摩擦抵抗塗料や省エネ装置を採用しました。 これにより、従来の同型船舶と比較すると、年間最大約1,400トンの燃料節減に相当する、約4,200トンのCO2排出量の削減を達成できることになります。 尚、本船は、日産車の国内海上輸送の主力会社である日藤海運株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:内山 智彦)が、関東(追浜)⇔近畿(神戸)⇔九州(苅田)までの主要海上航路の運用を担当

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