「ロンドン漱石記念館」で話す恒松郁生さん=3月31日(共同) 【ロンドン共同】今年が没後100年の文豪、夏目漱石(1867~1916年)の英国留学に関する資料を集めた「ロンドン漱石記念館」が、来年9月に閉館する予定であることが4日、分かった。漱石の当時の暮らしぶりが分かる貴重な施設だが、来館者の減少で運営が難しくなり、来年の生誕150年を機に幕を下ろすことになった。 漱石研究家の恒松郁生さん(64)が1984年8月、漱石が留学中に最も長く住んだロンドンの下宿の向かいにあるアパートの部屋を私費で取得、開館した。恒松さんは「ここまで続けられて満足。後に続く若い研究者が出てきてくれたらうれしい」と話している。

日本語科目が廃止の危機=大学受験、存続運動広がる−英 【ロンドン時事】英国の大学入学の条件となる資格試験(Aレベル試験)の外国語科目から、日本語を除外する動きが出ている。フランス語やドイツ語などと比べ、受験者数が少ないことが理由の一つ。これに対し「日本語教育を守ろう」と、試験存続を求める運動が広がりを見せている。 英国では統一的な大学入試はなく、大学側がAレベルの成績などを基に入学者を選抜する。大学進学を目指す16〜18歳は、Aレベル試験に向けて通常3〜5科目を集中的に勉強し、成績に応じて志望校の合否が決まる。外国語科目の日本語は2015年、222人が受験した。 ところが、教育省の指針に基づき試験問題の作成・実施を担う民間の試験機関が15年春、日本語やポーランド語、ウルドゥー語など「受験者が少ない外国語」について、17年以降は新たな試験開発を行わないと発表。事実上の廃止宣言で、実行され
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