『千夜一夜物語』(せんやいちやものがたり)は、虫プロダクションが製作した劇場用アニメーション映画である。予告編等では「アニメラマ」のキャッチフレーズが付けられた。有名な一大説話集『千夜一夜物語』を自由奔放に翻案し、一人の冒険商人を中心とした一大叙事詩が描かれる。配給は日本ヘラルド映画。封切は1969年6月14日。日本初の大人のためのアニメーション映画[1]である。 貧乏な水売りアルディンは、バグダッドの奴隷市場で売られている美女ミリアムに魅了され、竜巻のどさくさで彼女を誘拐する。二人は束の間の愛を育み、ミリアムは身ごもるものの、野心的な官吏バドリーが使う40人の盗賊に捕らえられてしまい、バドリーの邸宅で娘ジャリスを出産した直後にミリアムは世を去った。アルディンは拷問を受けていたが脱走し、バドリー邸にたどり着くがミリアムはちょうど亡くなっていた。失意のアルディンは盗賊の娘マーディアと共に女護
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