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がんの治療で取り出した腎臓を別の腎臓病患者に移植する「病気腎移植」について、厚生労働省の専門家会議は２３日、入院費など一部で公的医療保険が使える「先進医療」に現時点では認めないことを決めた。安全性への疑問が相次ぎ、移植を行ってきた徳洲会から提出された資料では判断できないと結論付けた。 徳洲会側は６月、直径４センチ以下の小さながんのある腎臓を摘出し、慢性腎不全で人工透析を受けている別の患者に移植する病気腎移植を、先進医療に認めるよう厚労省に申請していた。 専門家会議では、腎臓を提供する患者の安全性を心配する意見が相次いだ。（１）部分切除ではなく、腎臓のすべてを摘出すれば、より大きな不利益をもたらす恐れがある（２）移植のための摘出方法では、がんを広げる危険が高まる（３）どう説明して提供の同意を得たのかわからない、などの意見が出た。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必
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