サマリ ISO-2022-JPという文字エンコーディングの自動判定を悪用したクロスサイト・スクリプティング(XSS)攻撃について説明する。これは、文字エンコーディングを適切に指定していないウェブコンテンツに対して、文字エンコーディングをISO-2022-JPと誤認させることでバックスラッシュが円記号と解釈されることによりエスケープ処理を回避する攻撃である。本稿で紹介する攻撃は、従来からのセキュリティベストプラクティスである「文字エンコーディングの明示」に従っていれば影響を受けることはない。 はじめに クロスサイト・スクリプティング対策として、記号文字のエスケープ処理に加えて、コンテンツの文字エンコーディングをレスポンスヘッダやmetaタグで明示しましょうと言われてきました(参照)。その背景として、UTF-7という文字エンコーディングを悪用したXSSの存在がありました。この攻撃については以下

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く