オブジェクトとクラスの関係について、次のような説明を見かけました(文言の引用ではなくて、檜山による要約)。 オブジェクトとクラスは全体としてツリー構造をしていて、ツリーの末端をオブジェクト、末端以外のノードをクラスという。末端であるオブジェクトは、その親ノードであるクラスのインスタンスと呼び、クラスどおしの親子関係を継承関係と呼ぶ。 うーむ、この説明、ある意味「簡潔でわかりやすい」とも言えるのだけど、ちょっと単純化し過ぎでしょ。 オブジェクトやクラスの概念て、そんなに美しくもなきゃ、整合的でもありません。実用性やら実装上の都合やらでゴチャゴチャですがね。しかし、そのゴチャゴチャが悪いともいえません。ゴチャゴチャを無理に単純化することなく、必然性を持った(幾分は偶発的だけど(苦笑))複雑さとして理解すべきかと思います。 というわけで、メタクラスやレイフィケーション(reification)な

2つ目の類似性が政治システムだ。低迷する経済から抜け出すための改革への合意や、安定した政権運営を実現するのが困難な状況にある。政党はたくさんの派閥で分裂状態にあり、党内の権力争いも激しい。その上、イタリアも日本も国会は二院制で、動きが遅い。 3つ目が戦後の歴史だ。1950~70年代を通じて、国内総生産(GDP)増加率で上位3カ国は、1位が日本、2位が韓国、そして3位がイタリアだった。イタリアは日本や韓国と同様に急成長国で、経済構造は非常にダイナミックに変化して、新たな産業を求めて南から北への労働力の大移動が起こっていた。 しかし、イタリアも日本と同じように1980年代以降、経済のダイナミズムは失われた。強力な既得権益者が台頭して、特にサービス部門を中心に様々な規制ができあがり、規制緩和に反対する声が大きくなった。その結果、経済は麻痺し、戦後のダイナミックで革新的なイタリア本来の姿を取り戻す


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