「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と近い関係にあるかのような記事で名誉を傷つけられたとして、稲田朋美防衛相が週刊誌「サンデー毎日」の発行元だった毎日新聞社に550万円の損害賠償と謝罪記事の掲載を求めた訴訟の上告審で、稲田氏の敗訴が確定した。最高裁第三小法廷(木内道祥裁判長)が5月30日付の決定で稲田氏の上告を退けた。 稲田氏が問題にしたのは同誌が2014年10月5日号で掲載した「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」と題する記事。稲田氏の資金管理団体が、在特会幹部らとともに活動する8人から寄付を受けていたと指摘した上で、「在特会との近い距離が際立つ」などと書いた。 一、二審判決はともに、「記事は寄付などの真実を前提とした論評の範囲内で違法性はない」などとして稲田氏の請求を棄却した。(千葉雄高)

動画配信サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴが、在日特権を許さない市民の会(在特会)がサイト内に開設していた公式チャンネルに利用規約違反があったとして、チャンネルを閉鎖したことが19日、関係者への取材で分かった。 ドワンゴによると、このチャンネルの内容が、公序良俗や一般常識に反する行為などを禁じた規約の禁止事項に該当したという。「具体的にどの事項かはコメントできない」としている。 在特会はホームページで、19日にドワンゴからチャンネル閉鎖の通告があり、削除されたと明らかにした。現在は閲覧できない状態で「状況を確認中」としている。
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