モトネタは、 たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?)医師や医療関係者 このレベルから反論が必要なのは毎度の事ながら面倒くさいのですが、徒然に頑張って見ます。このtigetterの冒頭に掲げられているのが 自宅出産の周産期死亡率は病院での出産となんら違いがない上に、病院での出産よりも、自宅出産の方が重度の裂傷や産後出血の確率も、胎児を蘇生しなくてはならない確率も低い(つまり自宅出産の方が母体への負担が少ない)という研究データがあります。 Outcomes of planned home birth with registered midwife versus planned hospital birth with midwife or physician (2009) http://www.cmaj.ca/content/181/6-7/377.abstract O

河瀬直美監督のドキュメンタリー「玄牝(げんぴん)」を観た。自然分娩を推奨する愛知県岡崎の吉村医院での妊婦さんたちを撮っている。 作品の質については素人がどうこう言えることはない。あくまで個人的な見解だが、どうも映画にはのめり込めなかった。 理由1。やっぱ僕自身が医者なので、医療を撮ったドキュメンタリーに「照れ」が生じてしまう。ドキュメンタリーは一種のフィクションなので、医療現場にいる人のセリフも「カメラを前にした」セリフである。そこには一言のウソもない。ウソはないのだけれど、「うーん」とうなってしまうような、何か違和感がある。僕が「House」のような例外を別にして、フィクション、ノンフィクションにかかわらず医療系にどうしてもうまく感情移入できないのも、この自分の「照れ」が原因となっている。それに、島根の田舎育ちの僕としては、生命のメタファーとして使用された木々とか、茅葺き屋根の家とか、カ

12/21付産経新聞より、 乳児治療で大やけど、指3本失う 医療ミスか 神奈川県警が関係者聴取 神奈川県二宮町で今年5月、自宅分(ぶん)娩(べん)で生まれた男の乳児が直後に低体温と呼吸障害に陥り、搬送先の病院で治療を受けた際に両足などにやけどを負い、足の指3本を失っていたことが20日、乳児の両親への取材で分かった。神奈川県警は業務上過失傷害容疑も視野に入れながら、事実把握のため医療機関の関係者から事情を聴いている。 父親(34)によると、乳児の母親(40)は当初、自宅近くの助産院で出産を計画。経過は順調だったものの、5月27日夕から不規則な陣痛が始まった。助産院を受診した母親は「まだ大丈夫」などといわれ、いったん帰宅。ところが、同日深夜から再び、陣痛が強くなり、呼んだ助産師が自宅に到着した後の28日午前8時12分に出産した。 乳児は呼吸状態などが悪く、約1時間半後に助産師の判断で近くの診療
出典 「でき婚」出生数及び人口 2004年までは厚生労働省「平成17年人口動態特殊報告」。なお、でき婚出生数は「平均的な結婚週数の場合」の数値である。 2005年以降…人口は総務省統計局「平成17年国勢調査」、及び同局「人口推計」、でき婚出生数は厚生労働省「平成22年度「出生に関する統計」の概況 人口動態特殊報告」によった。 20代母出生数 厚生労働省「人口動態統計」 20代の中絶率と20代女子人口当たりのでき婚出生率、20代の母親から産まれた子の数に対するでき婚出生率をグラフにすると次のようである。なお、中絶率と人口当たりのでき婚出生率は千分率、子の数に対するでき婚出生率は百分率である。それぞれ単位が違うのでグラフをご覧の際はよく注意していただきたい。 出生に占める「でき婚」の割合の増加ほどには人口当たりの「でき婚」の割合は増えていない。でき婚が増えたのではなく出生が減ったのだ。〔201
【妊娠中に食べていいもの・わるいもの】 これは、 ツイッターでToteknonさんから紹介された、有名どころのポータルサイトが提供している妊産婦への情報紹介ページです。 さて、どんなものかな・・・と開いてびっくり!厚生労働省が平成18年に策定した『妊産婦のための食生活指針』*1を否定しているとも捉えられても仕方がないような内容が書かれておりました。 さて、何が問題なのでしょう。内容を適宜引用しながらどらねこの見解を示そうと思います。 ■人気があるらしい どうやらこの記事は人気があって、妊娠・出産のカテゴリでは一番読まれているらしいです。gooベビーの読者数は如何ほどかは存じ上げませんが、とらねこ日誌とは比べものにならないというのは間違いないでしょう。 過疎ブログで個人の勝手を述べるのとはワケが違うと思います。そこんとこヨロシクメカキャット*2! ■タイトルが困る 「これは絶対ダメ!」という

昨年、山口市の助産師が、自宅出産で生れた赤ちゃんに、ビタミンK2シロップを与えなかったことから、ビタミンK欠乏性出血症にもとづく急性硬膜下血腫を発症して亡くなるという事件が起こり、母親が助産師を相手取って訴訟を起こしたことが、先月、新聞に報じられました。 この助産師はホメオパシーという代替療法の信奉者で、ホメオパスという資格をもち、その団体「ホメオパシージャパン」で用いられているレメディをビタミンK2として与えていました。 私自身はすでに開業をやめ、日本助産師会の会員でもないのですが、この問題は助産師全体の問題として受け止めており、東京都助産師会(この4月から法人化して、「日本助産師会東京都支部」から独立した組織となった)のトップにある人と、この間、意見交換をしてきました。 彼女も、ホメオパシーJPNの由井寅子会長の言動には以前より疑念を抱いていた人ですが、それでも私たちは、K2の代替薬が
当「海外医療基金」は、主として民間各社の寄付金及び会員企業の年会費に基づいて運営されています。 当基金は、企業関係者をはじめ海外に滞在している方々の医療面でのお役に立つべく、海外医療情報の収集・提供など様々な活動を行っています。 当基金は昨年より公益財団法人への移行申請を行う計画でしたが、この度様々な認可を得て、一般財団法人のままで運営する運びとなりました。また、2023年7月には、会員企業であった一般社団法人運輸研究所を吸収合併させていただき、国内交通系事業も弊社で引き続き行う運びとなりました。 今後も、弊基金の設立目的である海外医療の不安解消に向けて取り組んでまいる所存でございます。 引き続き皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 【所在地】 ■一般財団法人海外医療基金 住所:〒190-0023 東京都立川市柴崎町3-8-5 TEL:03-3988-7817
朝一で愛猫の入浴。その情熱的な毛づくろいを横目に家中の掃除。休む間もなく高速道路を利用して一時間と少しかかる、今はまだ空き家状態の新居へ移動。そこの換気に掃除、草抜きを済ませ、ようやくひと息ついたところ、下記ブックマークが目に飛び込んできた。 吉本多香美さん、吉村医院から搬送され無事に出産。「母子共に健康そのもの」で良かったですね… - うろうろドクター -Yahoo!ブログ 元記事自体は2010年3月17日に投稿されたもので、雲集霧散しがちなネット上の情報としてはやや鮮度が落ちている。そんな話題にこのタイミングで何故目が止ったかといえば、個人的な事情から出産情報へアンテナを延ばしていたこと、および「食」や「医療」「育児」の分野における過度の「自然嗜好」へ警鐘を鳴らす幾つかの定期巡回先ブログへ、日頃から関心を寄せていたためなのだが、この情報を過ぎたネタと受け取れなかった事情が、もう一つあ
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord

【日本の議論】危機に直面する「出産」「子育て」 民主党政権で何が変わる? 本当に必要なのは… (1/5ページ) 2009.9.13 18:00 「子供2人だと毎月5万円以上か」「うちは1人だから2万6千円だね」−。民主党の圧勝に終わった総選挙から2週間。子供を持つ同僚から、しばしばこんな会話が聞こえてくるようになってきた。どうやら今回の選挙で民主党が看板政策の1つとしてきた「子ども手当」の皮算用らしい。子育て世代にとっては、民主党がマニフェスト(政権公約)で掲げてきた子育て政策は確かに魅力的に見えるようだ。だが、民主党の政策は、喫緊の課題である少子化問題や子育て問題を本当に解消してくれるのだろうか。日本の実態を調べていくと、実際には一筋縄ではいかないさまざまな事情がかいま見える。(豊吉広英)1人の女性から1・37人しか子供が産まれない… 日本人がいなくなる恐怖 「社会保障の議論といえば、

これまでも、ホメオパシーが「トンデモ」である、という認識はあったし、保護者がそれにハマった結果、子どもの医療へのアクセスが遅れる、といったことへの危惧もあった。しかし、このエントリを読むと、「ホメオパシーの害悪」について認識が甘かった、と言わざるをえない。 ホメオパシー、レメディの問題>K2シロップの件 「自然出産」を掲げる助産院でも、最低限、乳児ビタミンK欠乏症の予防のためのビタミンK2シロップと、黄疸のチェックは、当然行われているものだと思っていた。まさか「K2シロップの代わり」としてホメオパシーのレメディを与える助産院が存在するとは! ここに記載されているが、要するに、血液凝固因子の正常なはたらき=出血を止めるはたらきに欠かせないビタミンである。ビタミンKが不足すると、血液がかたまりにくい=出血しやすい状態となる。 ビタミンK1は緑葉野菜、植物油、豆類、海藻類に含まれ、K2は納
陣痛の最中言ってしまった言葉!【14言目】 anchorage.2ch.net/test/read.cgi/baby/1230705789/l50 943 名前: 名無しの心子知らず [sage] 投稿日: 2009/08/11(火) 14:48:41 ID:rXhqKIwT 旦那の立場ですが。 出産当日に仕事が入り、夜あわてて病室に駆け込むと妻が激しくこちらを威嚇していました。 「腹が減ったアアアアア!」と吠えるのでリクエストを聞いた所、 「渋谷駅のワッフル…ワッフル…」 続きが読みたいようでしたが諦めさせると今度はブチ切れ、 もういい!お前いらない!猫がいればいい!と号泣。 紙に何かを描いているので見た所、紙いっぱいに「 描 」。 私これがあるから!お前いらねーから!と紙を握りしめて吼える妻を宥めたのですが、 「描」の漢字で思わずブフー!となってしまい断念。妻も気付いたしく、 「猫
ブログを始めたときから遡って,かなり前の話。未だ,チコは居ません。 上二人の息子の出産に立ち会った私が,三人目のとき,もの凄い不安感に捕まりました。胸騒ぎ,それも強力なやつ。もちろん,人気産院でインフラもばっちり。産む当事者でないので,根拠のない動揺など更に足を引っ張るだけ。 MINOLTA α707Si, MINOLTA AF 24-85/3.5-4.0 同じポーズで,TVのドラえもんを見ている長男と公陳丸。 二人の出産の時も,ともかく最初にトラブルありきで,その場になったらそういった心配をする余裕などもなかったためにそれに気がついていなかったのが,万全の状況で出産となって,一気に来た感じ。二人は無事に生まれた。3人目も多分大丈夫なんて補償はどこにもない。 産室に入る前に,自分の顔を鏡に映してカメラをノーファインダーで構えて立て続けに写真を撮りました。ワイフが安心できそうな顔になるまで。

前回、「自然なお産」が昨今、どのようにメディア(主に女性誌)に登場しているかをまとめました。また、いわゆる「自然なお産」の定義(正式なもの等があるわけではないので、あくまで考え方の一例ですが)もまとめました。あれほどブックマークがあると思わなかったので、正直驚きましたが、内容うんぬんではなく、「出産」について公の場で何かが語られることが、「性」の問題同様にまだまだ少ないからなのかな。実は、男女問わず気になっている人は多いのかな。と感じました。 いまだ「自然なお産」について、何をどう結論付けようか迷っているところなのですが、色々調べている中で、ひとつ気がついたことがあります。それは、この「自然なお産」ブームの中で子供を産んでいる人というのは、ちょうどロストジェネレーション・就職氷河期世代にあたるということです。(※ロスジェネ=だいたい今の25〜40歳)もちろん、私も含めてです。歴史や世代など

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