【リオデジャネイロ=佐々木正明】リオデジャネイロ五輪の開催まで50日を切る中、莫大(ばくだい)な負債を抱える地元リオデジャネイロ州が17日、「深刻な財政危機」に陥り、五輪とパラリンピック開催の「義務を果たすことができない」として非常事態を宣言した。政府から緊急財政支援を引き出す狙いがあるものとみられる。 地元メディアによると、通常は、大規模な自然災害が発生した際に宣言される「非常事態」が財政危機を理由に宣言されるのは歴史上、初めてという。すでに州は「破産状態」にあるとの指摘もある一方、法律の専門家から宣言の合法性を問う声も出ている。 州政府は、非常事態宣言が世界的なイベントである五輪やパラリンピックを成功裏に導くために必要な手段と強調。すでに、暫定政権を率いるテメル大統領代行に状況を報告しており、政府は17日と18日にメイレレス財務相を中心に協議を開き、今後の対応を決めるという。

市川崑監督の「東京オリンピック」(昭和40年)を改めて見た。初公開時には、「記録性に乏しい」という批判もあったと記憶している。だが、今となっては映像のすべてが貴重な記録だ。 開会式会場となった国立競技場で、若い主婦がねんねこ半纏(ばんてん)を着て幼児を背負っている。入場行進を実況中継するアナウンサーの古風な口調が新鮮に響いた。 「けなげであります。まったくけなげであります」 最終聖火ランナーの坂井義則選手(当時早大生)が聖火台への長い階段を上っていく。1964(昭和39)年10月10日午後2時。東京の聖火台が点火された…。 あの時、日本中の人々の心は確かに一つになっていた。女子バレーボールの優勝に、マラソンの円谷幸吉選手の力走に、皆が声援を送った。列島に「日本人としての誇り」が満ちていたことを映像が伝えている。東京五輪。スポーツの力だった。 ◆なぜ落選したのか 今月2日、2016年夏季五輪
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“太陽”オグシオ夢散…「殺!殺!」報復応援に萎縮中国ペアに圧倒され、オグ(小椋・右)シオ(潮田・左)は試合中に冴えない表情を浮かべた(共同、クリックで拡大) オグシオを殺せ−。バドミントン女子ダブルスの小椋久美子、潮田玲子組は世界ランク3位で第2シードの中国ペアと準々決勝で対戦、0−2で惨敗した。確かに対戦相手は強かった。しかし、それ以上の難敵が、観客席にいた。 「シャーッ! シャーッ!」。中国選手がスマッシュを打つたびに、中国人の大応援団から、敵を威嚇する獣のような声が起こった。漢字を当てると「殺!殺!」。本来はスマッシュの時のかけ声は「扣殺(コーシャー)!」がフェアな応援なのに、オグシオにむけて会場全体で一糸乱れず「殺せ!殺せ!」の大合唱をしていたのだ。 バドミントンは中国のお家芸のひとつ。相手は確かに強かった。第1ゲームで8連続ポイント、第2ゲームで9連続ポイントを許すなど、オグシ

どの競技会場でも、中国選手を応援する「チアヨウ(加油=がんばれ)、チアヨウ」の大合唱が起こる。とりわけすさまじかったのが11日夜のバドミントン女子ダブルス準々決勝、「オグシオ」こと小椋久美子・潮田玲子組と于洋・杜●(=女へんに青の月が円)組の日中戦だった。 ほとんど絶え間なく「チアヨウ」が会場の北京工業大学体育館を揺るがし、中国チームにシャトルが移ったとたんに「シャー、シャー!」の連呼に変わる。「射」(打ち込め)の意味だが、似た音の「殺」(殺せ)と聞こえた。 一方的な大声援に気押されたかのように、オグシオは精彩を欠きイージーミスを連発、大差でストレート負けした。この試合をテレビで見ながら、かつて「卓球ニッポン」を築いた故・荻村伊智朗氏の言葉を思いだした。 1950年代半ば以降、日本は卓球王国の名をほしいままにしていた。男子は世界選手権で54年大会から団体戦5連覇、シングルスも荻村氏と田中利
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