週刊ポストでの石原慎太郎発言に反論するよ 石原慎太郎都知事が、先日週刊ポスト2月25日号でこんな発言をしたそうで。 我欲を満たすための野放図な害毒は日本を駄目にする。必ずしも取り締まればいいわけではないが、諸外国では目にしないようなものが、メディアにもインターネットにも横行しているようでは、やはりおかしいといわざるを得ない。 差別でいうわけではないが、同性愛の男性が女装して、婦人用化粧品のコマーシャルに出てくるような社会は、キリスト教社会でもイスラム教社会でもあり得ない。日本だけがあってもいいという考え方はできない。以下、それに対する反論です。 1. 男性が女装してコマーシャルに出るのは「日本だけ」? 都知事はオーストラリアの男性モデル、アンドレイ・ペジック(Andrej Pejic)をご存知ないんですね。 化粧品のコマーシャルに出てるかどうかは知りませんが、この人ジャン・ポール・ゴルチェ
エルトン・ジョンには同性のシビル・パートナーがいて、2010年12月に息子のザッカリーちゃんが代理母出産で誕生したばかりです。エルトンとパートナーと息子を撮った家族写真は、雑誌『US Weekly』の表紙にもなりました。ところが米国アーカンソー州のスーパーマーケット・チェーン「ハープス」のうち1店舗が、その表紙を不快なものとみなし、写真が見えないように隠すためのプレートをつけて販売していたそうです。売り場の写真を見ると、そのプレートには「家族向けのシールド・ハープスの幼いお客様を守るためのものです」と書かれているのがわかります。 詳細は以下。 US store censors Elton’s magazine cover with new baby - Pink News エルトンの家族写真を有害物扱いしていたのは、ハープスのマウンテン・ホーム店。地元住民のジェニファー・ハドルストンさんが



東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。石原知事は3日にPTA団体から性的な漫画の規制強化を陳情された際、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と述べており、その真意を確認する記者の質問に答えた。 7日の石原知事は、過去に米・サンフランシスコを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した。同性愛者のテレビ出演に関しては、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改めて言及した。【真野森作】
確かに『えむえむっ!』の第8話はPC面で問題あったと思う - 法華狼の日記 少女が別の少女を守り慕われるという作中小説『妹都市』がアニメ化される時、視聴者が感情移入できないからという理屈で主人公の性別が変更されそうになってしまう。女性が女性に恋愛感情を持つ理由をアニメ制作者が真顔で問うまでは悪役だからいいとしても、主人公側がきちんと反論というか同性に恋して何が悪いのかと批判されないまま物語が終わってしまったのには頭痛がした。 そもそも、アニメでも複数の作品で正面から同性愛が描かれるようになった昨今*1、単純にアニメ制作自虐ネタとしても現実味に欠けている。 ちなみに第8話は、諸事情でアニメオリジナル展開だったらしい。その原作に存在しないエピソードで、原作にない話をアニメ化で原作者の意向を無視してエピソードをつけくわえることへの批判が描かれるという、自虐ネタとしても極めてねじれた内容。そういえ

同性愛者のティーンにエール写真:Everett Collection/アフロ[映画.com ニュース] ピクサー・アニメーション・スタジオの最新動画が、インターネット上で物議をかもしている。これはピクサーが得意とするCGアニメではなく、社員たちがカメラに向かって語りかける動画メッセージだ。 “It Gets Better” Love, Pixar(「きっと良くなる」ピクサーより愛をこめて)と題された動画は、ピクサーで働くスタッフが続々と登場し、ティーンの同性愛者にエールをおくる内容になっている。現在、アメリカではいじめを苦にしたティーンの同性愛者の自殺が社会問題化しており、政府や教育機関による決定的な対策が講じられないなか、ピクサーで働く同性愛者が立ち上がった。 冒頭に登場するダーラ・アンダーソン(「トイ・ストーリー3」プロデューサー)をはじめ、ビデオに登場した社員は、同性愛者にとって学生

少し前ですが、日本が伝統的に同性愛にどのような態度であったかについて雑記でまとめてみました。 「<過去記事紹介>日本的、保守的に同性愛を見る~ウホッ!いい保守派…~」 この記事に関する「はてなブックマーク」の方で「伝統的に同性愛があることと、同性愛が一般的にどう見られているか、ってのは分けて考えたほうがいい気がする。キリスト教圏でもこっそりアッーなことやってきた伝統って多分あるんじゃなかろうか。」という御意見をいただきました。もっともな内容だと思います。という訳で、今回は伝統的に「一般的にどう見られているか」について日本史を中心にもう少しつめてみたいと思います。キリスト教圏については、手元に資料がないのでここでは余り触れない事にします。 まず「キリスト教圏でもこっそりアッーなことやってきた伝統って多分ある」というのはその通りでして、過去記事を振り返っても 「バチカンの危機~「悪魔じゃ、悪魔
2010年11月7日(日)、「伝統的な」婚姻関係を支持するローマ法王の来訪に反対するキス・インがスペインで開催され、100〜200人のゲイとレズビアンが参加したそうです。 詳細は以下。 Gay protesters in Spaingreet Pope Benedict with massive 'kiss-in' to signal defiance to church laws これはフェイスブックの「Queer Kissing Flashmob」というグループが開催したイベント。法王が乗った防弾車がサグラダ・ファミリアからバルセロナまで走り抜けるルートで行われました。スペインでは7年前から同性婚が合法化されていますが、法王は11月6日(土)、またしても「伝統的でない」婚姻関係を批判し、「男性と女性の間の惜しみない愛が、人間生活の効率のよい骨組みであり基礎である」と述べているとのこ
まんこもちんこもおぱいもある俺の半生を聞いてくれ Tweet 150 1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/04(木) 09:36:09.88 ID:J1YOkOra0 まんこもちんこもおぱいもある俺の半生を聞いてくれ 要はIS(インターセクシャル)ってやつなんだ。 戸籍は女だが心は男。体はどっちかというと女だな。 よく間違えられるが、性同一性障害ではない。 5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/04(木) 09:37:04.05 ID:vUja7Qgv0 おっまんちんうp 9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/04(木) 09:38:30.53 ID:J1YOkOra0 俺は3600gっていうけっこう大きめなサイズで生まれたわけだが、 膣もちんこ(正確には肥大したクリトリス)もついていた。精巣も卵巣
ローマ中心部のレストラン「レ・マーニ・イン・パスタ」。若いカップルがテーブルを挟んで見詰め合っている。手を握ったり口づけを交わしたりするわけではないが、明らかに単なる友人同士ではない。ただし、気になる点が1つある。服装は2人とも白いカラーに灰色のシャツ----カトリックの聖職者の証しだ。 カトリック教会は同性愛を自然に反する罪深い行為としている。とはいえ、男性同士で愛をささやき合うゲイ聖職者の存在はローマでは公然の秘密であり、多くの市民が見て見ぬふりをしてきた。だが先ごろ、イタリアの週刊誌パノラマがショッキングな暴露記事を掲載すると、状況は一変した。 ジャーナリストのカルメロ・アッバーテは、ゲイ聖職者グループに属するある人物の「パートナー」に成り済まし、ローマの聖職者3人の「秘め事」を20日間にわたりビデオにこっそり録画した。 ビデオに映っていた司祭たちは秘密パーティーでセクシーなダンスを

百合オタさん(の、あくまでも一部)が得意げに開陳する「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」への反論まとめを作っておくことにしました。 うちのようなガッチガチにLGBTニュースを紹介しまくっているレズビアンサイトの掲示板に、「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」を開陳したがる百合オタさんが定期的に現れるのは、いったいなぜなんでしょうか。現実の同性愛者の置かれた状況などひとつも知らず、知る気もないのに、百合ものをちょこっと読んだだけでわかったつもりになり、「俺様が指導してやる」とでも思ってしまうんでしょうか。いちいち相手をさせられるこちらの迷惑も考えず、いい気なことです。 念のため断っておきますが、うちを訪れる百合好きさんの99パーセントは、そんな人じゃないんですよ。皆さん親切に百合作品の情報や感想を書き込んでくださったり、楽しい会話を振ってくださっ


2025-07 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 8月31日付日本経済新聞夕刊・社会面に画期的な内容のスクープ記事が掲載されました。日本の裁判所が同性カップルを「事実上の婚姻関係にある」と判断したことになるケースが、2007年にあったというのです。 つまるところDV(配偶者・パートナーによる暴力)防止法が女性同士のカップルに適用され、片方の女性に保護命令が出ていたということなのですが、同法が適用されるということはすなわち、そのカップルを「婚姻の届け出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者」とみなしたということになるわけです。以下に日経新聞の記事の主要部分を抜粋して引用させていただきます。 同性間暴力にDV法適用 事実上の婚姻 認定 地裁が保護命令 同性のパートナーから暴力を受けたとする女性からの申し

DutchNews.nl - Children need to learn about homosexuality, says mayor 2010年8月5日、オランダの「Spits」紙で、アムステルダムのファン・デル・ラーン市長が、小学校で同性愛について教えるべきだと述べたというニュース。小学生は規範と価値観を学ぶには理想的な年齢だからというのがその理由だそうです。以下、市長の発言。 「子供たちは、オランダでは男性ふたりが腕を組んで街を歩くのは正常なことだと学ばなければなりません。私は学校にそれに携わってほしいのです」 'Children have to learn thatits normal in theNetherlands for two men to walk down the street arm in arm. I want to involve schools in
ご無沙汰しております。 そこここで既に情報が出ていることですけれども、2010年6月19日、ベルリンのChristopher Street Day(ベルリンのプライド)からおくられることになっていたCivil Courage Prize(勇気ある民間人に贈られる賞、という事のようです)を、ジュディス・バトラーが拒否する、という出来事がありました。受賞拒否スピーチがYouTube に上がっていて、これがまたきれいにまとまってそれなりに気持ちのあがるスピーチな上に、そもそも良い感じの落ち着いた声をしているバトラーがドイツ語で演説すると「ブッチすぎて萌え」 等という感慨も誘発したりしなかったりするわけですが、そんな事は勿論どうでも良くて。 勿論、バトラーというクィアスタディーズ業界での知名度とか業績とか影響力でいったら世界でもトップ数人に入るだろうというオオモノがこんな事をやったのね!というのは
世界価値観調査は、世界数十カ国の大学・研究機関の研究グループが参加し、共通の調査票で各国国民の意識を調べ相互に比較している国際調査であり、1981年から、また1990年からは5年ごとの周回で行われている。各国毎に全国の18歳以上の男女1,000~2,000サンプル程度の回収を基本とした個人単位の意識調査である。最新の2017年期(2017~2020年)は前回から5年よりやや間隔があいた。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対する理解度は国ごとの大きく異なっている。ここでは、最新の調査結果から世界77カ国の同性愛(レズビアン、ゲイ)の許容度についてのグラフを掲げた。 ここで許容度は、「間違っている(認めない)」から「正しい(認める)」まで1から10のいずれかを選んでもらった結果の平均値である。なお、同性愛許容度と男女平等支持度が相関している点については図録2

先日、児童ポルノを法規制することについて、記事を書いた*1。私はバーチャル・ポルノの法規制に反対だ。また、子どもを性の対象にするという、欲望を禁止することもできないと考える。その前提の上で、子どもを性の対象とする人たちについて、<法規制とは別の文脈で>よく考えたいと思っている*2。 次の本が、昨年末に発刊された。 欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち 作者: 香月真理子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 97回この商品を含むブログ (15件) を見る 目次は次のようになっている。本書を書いた動機 第1章 少女への想いを文学で昇華させる会社員 第2章 幼女を性的に描く漫画家 ■同人誌の現在 ■アダルトゲームの販売男性に聞く ■児童ポルノをめぐる国会の動き 第3章 男児に加害し、相互援助グループに通う男性 ■子どもの

D.C. same-sex marriage law takes effect - washingtonpost.com Marriage equality becomes reality in D.C. | ProudParenting.com 米国ワシントンDCで昨年可決された同性婚法が2010年3月3日に発効となったというニュース。この日だけで約100組の同性カップルが結婚許可証の申し込みを行ったそうです。 申し込み一番乗りは、朝6時から並んだSinjoyla Townsendさん(41)とAngelisa Youngさん(47)。12年間連れ添ったカップルで、これまではドメスティック・パートナーとして登録していたとのこと。「クリスマスの朝に目覚めるみたいでした」「本当に夢がかなった感じ」とはYoungさんの弁。 なお、結婚を喜ぶカップルたちの写真は、washingtonpost.c
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く