先日、テレビ放映したのを録画したまま放置していたサマーウォーズを見直した(DVDも持っているのだけど、PSPからのリモート再生ができないのが不便だったので)。 で、ついでに、買ってから積読状態になっていたコミック版の3巻を読み直した。 ……これ、コミック版で補完されている情報が相当あるな……。以下、劇場版では描写されていなかったが、コミック版で説明が追加されていたシーンについてちょっと触れてみる。ネタバレなので回避する人は回避でお願いします。 ・なぜ、ラブマシーンとのこいこい勝負にナツキが選ばれたか これ、絶対省略しちゃいけないシーンだったと思うんだけど……。 先に答えを言ってしまうと「家族の中でナツキが3番目にこいこいが強かったから」。一番がおばあちゃんで二番目がワビスケだが、もちろんワビスケはラブマシーンの解体作業をしないといけないので次に強いナツキが出ることになった。 もう一つ、ケン

脚本のダメな部分については原えりすんさんがこことここで書かれていて、設定その他のダメな部分については帰ってきたへんじゃぱSSさんが書かれているので、それ以外の部分について。 僕が面白く感じなかったのは神山健治監督的に言えば「疑問と答えの連鎖がない」「映画としての構造がない」から。 (略)5分たっても映画の向かう先と落とし所(物語がどこへ向かうのかという疑問とラストへの暗示という答え)が提示されない映画は、最後まで見ていてもたいてい糞映画であることがわかってきたのだ。 (『神山健治の映画は撮ったことがない』、p.006) ――という視点で見れば立派な「糞映画」ということになるでしょう。 疑問と答えの連鎖について『サマーウォーズ』を振り返ってみても、「このあとどうなるの?」って思ったのはケンジが逮捕された時とお祖母さまが亡くなった時くらいでしたし、しかもその「答え」があまりにもショボくてげんな

ストーリーの新奇性に価値のある映画ではないと思われたので、隠しません。逃げたきゃ逃げたまい。 言っておくがな、俺は『デジモンアドベンチャー02』の世界中の選ばれた子供たちを巡る展開が結構好きだったりするくらいには世界の広さが情念で乗り越えられるシチュエーションが大好きなんだぜ。 全編まあ楽しかったんだけど、本気で泣きそうになったのはそこだけでした。 それも無論『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の焼き直しではあるけれど。 んーと、これ多分『ウォーゲーム!』のリメイクってことで話が動いていたのを「なめるなよ、石川。12万人しか動員していない作品の続編が、どうして売れるんだ」みたいな、「なめるなよ、齋藤。ジャリ番のリメイクが、どうして売れるんだ」というような話になって、完全オリジナルの新作なる触れ込みになったんでないかなあ。そうとでも考えないとありえないくらいなにもかもが『ウォー

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