オランダからの報道によると、同国のウィレム・アレクサンダー国王は17日、2014年の政府予算案提出に伴って議会で演説し、財政難により「20世紀後半の福祉国家は持続不可能となっている」と訴えた。 演説内容は内閣が作成しており、実際にはルッテ首相の政権による国民へのメッセージ。14年予算は財政赤字削減のため60億ユーロ(約8000億円)の追加緊縮策を余儀なくされており、社会保障などが削られる見通し。 国王は「福祉国家はゆっくりと、しかし確実に『参加社会』へ変化している。可能な者は自分や周りの人々の生活の責任を担うことが求められている」と語った。 債務危機に苦しんだ欧州経済には最近明るい兆しも見えるが、2008年の金融危機で住宅バブルが崩壊したオランダは、政府の財政緊縮も響いて回復が遅れている。(共同)
[アムステルダム 28日 ロイター] オランダ下院(第2院)が28日、儀式的な動物の食肉処理を禁じる法案を116対30の賛成多数で可決した。法制化には上院(第1院)での可決が必要となるが、宗教の自由が侵害されるとしてイスラム教徒やユダヤ教徒の反発が強まっている。 同法案は、動物愛護を掲げて国会での議席を獲得した欧州で最初の党となる動物愛護党が提出。法案では、家畜を食肉処理する前に失神させることを義務付けており、意識のある家畜を処理するイスラム教やユダヤ教の規定に反する内容となっている。 動物愛護党の党首は採決前の演説で「(意識のある家畜の処理は)動物に不必要な痛みを与える。宗教の自由は無制限というわけにはいかない」とし、「宗教の自由とは、人間や動物に痛みを与える時点で制限されるもの」と主張した。 一方、オランダのイスラム教とユダヤ教のコミュニティーは同法案について、宗教の自由を侵害するとし

アメリカからオランダに来て約3カ月、私は予想外の発見をした。この国の女性たちと私はかなり異なる存在らしい──。 私は自分のキャリアが今後、どうなっていくかが気掛かりで仕方ない。毎日のようにこれまでのキャリアを振り返っては、心の中で自分の働きぶりを手厳しく批判してしまう。 私だけではなくアメリカに暮らす女友達の多くも、同じようなマゾヒスティックなキャリア志向の持ち主だ。ところが周囲にいるオランダの女性たちはキャリアアップにほとんどこだわっていない。半日の勤務を終えると、午後2時には友達とコーヒーを楽しむ生活を送っている。 女性にとっての住みやすさを比べた国際ランキングでは、オランダは常に上位5位以内につけている。職場進出も盛んで、OECD(経済協力開発機構)によれば、オランダ女性の就業率は約70%に達する。だがフルタイムで働いているのは女性全体の10%に満たない。 そしてオランダ女性はそうし
マーストリヒト中心部のコーヒーショップ。入り口には「18歳未満は立ち入り禁止」と3カ国語で書いてある=井田写す 専門店での大麻の購入・使用を公認しているオランダで、購入できる者を国内居住者に限定する動きが進んでいる。大麻が非合法な近隣国から客が集まり、地元住民と摩擦を起こしているためだ。一部の地方自治体が国外居住者への販売禁止条例を検討。実際に規制に入る法的な手続きが残っているが、注目を集めている。 条例をすでに作ったのはドイツ、ベルギーに近いマーストリヒト市。大麻の購入・使用ができる「コーヒーショップ」が市内に14軒ある。身分証明書を提示して18歳以上であると示せば、1人5グラムまで大麻を買える。その場で吸っても、持ち帰ってもよい。 市中心部のマース川に停泊させた船を使ったコーヒーショップの店内掲示は独、仏、オランダ3カ国語。周辺国からの来店者の多さをうかがわせる。店員によると、客
「10代のセックスや麻薬についてオランダから学ぶべき」と言うアメリカ人の記事に反響多数海外と一口に言っても世界は広しで、政治問題から恋愛までトピックごとに文化や土地柄の差があり、国によって特色は大きく変わってきます。 どこの国が正しいと言った判断は難しいとしても、よその国の基準を知ることは参考になるものです。 オランダの10代の性についての扱いを、アメリカ人が感心している記事が話題を呼んでいました。 TIME紙の記事によると、オランダ人は性や麻薬に対し、他の先進国に比べて非常に開放的な捉え方をしており、限定された条件においては大麻の使用と販売が喫茶店で許可されていたり、アムステルダムの赤線地区では堂々と売春が行われているとのことです。 そして、いわゆる実用主義であるオランダでは、刑罰を与えて禁止するよりベターであるという考え方のようで、各種データも彼らの考え方を支える結果となっています。

DutchNews.nl - Children need to learn about homosexuality, says mayor 2010年8月5日、オランダの「Spits」紙で、アムステルダムのファン・デル・ラーン市長が、小学校で同性愛について教えるべきだと述べたというニュース。小学生は規範と価値観を学ぶには理想的な年齢だからというのがその理由だそうです。以下、市長の発言。 「子供たちは、オランダでは男性ふたりが腕を組んで街を歩くのは正常なことだと学ばなければなりません。私は学校にそれに携わってほしいのです」 'Children have to learn thatits normal in theNetherlands for two men to walk down the street arm in arm. I want to involve schools in
オランダでロリコン党が選挙に出馬。マニフェストは“12歳とのセックス合法化” 1 名前: 詩人(福島県):2010/07/14(水) 20:12:55.72 ID:Gz57OW8Y● ?PLT 7月20日付けの東京スポーツにこんな記事が掲載されました。 “オランダでロリコン党結成”、なんとオランダで12歳とのセックスの合法化を目指した政党が結成されたというのです。 このロリコン党、正式には“慈善・自由・多様党(PNVD)”といい、実際の結成は2006年となっています。党員は写真の3名。しかし2006年に行われた総選挙には手続き上の問題で出馬かなわず、今回4年後の 2010年にようやく出馬が可能になった模様です。 目玉となるマニフェストはやはり“12歳とのセックス合法化”。しかしオランダ国内ではこの 政党に住民の82%が反対の意思を表明しているそうです。普通に考えたら当たり前ですね。

【ハーグ(オランダ西部)福島良典】9日投票のオランダ下院(定数150、任期4年)総選挙は同日夜から開票され、地元テレビによると、中道右派のリベラル派政党・自由民主党が第1党の座をうかがい、イスラム移民排斥を掲げるウィルダース党首(46)の極右・自由党が大躍進した。自由党がバルケネンデ首相(54)の中道右派・キリスト教民主勢力を上回る第3党の位置に付けたことで、連立政権樹立のための各党協議のカギを握る可能性が高まった。 地元テレビの開票速報(開票率94.4%)によると、自由党は現有9議席から獲得予想24議席へと勢力を伸長した。選挙直前まで世論調査で他党に水をあけていた自民党(前回選挙22議席)は獲得予想31議席で、同30議席の中道左派・労働党(同33議席)に肉薄された。改選前に41議席で第1党だったキリスト教民主勢力は獲得予想21議席と惨敗し、バルケネンデ首相は党首辞任を発表した。 下院過半
民主党政権・鳩山内閣への重大なる懸念 というのがWikipedia:外国人参政権にまで言及されているのを見て、いいかげん以前のエントリより明確に書いておかないといけないかと思い、改めて書いておこう。 オランダはEU域外の外国人への地方参政権付与からトラブルが始まって、やがて内乱に近い状態になった。外国人は都市部に集中してゲットーに居住 し、別国家のような観を呈した。そこにオランダ人が足を踏み入れると敵意を示す。外国人はオランダの生活習慣や価値観を嫌い、祖国のやり方を守るだけでな く、オランダの文化や仕切りを自分たちの流儀に切り換え、変革しようとさえする。時刻の宗教や文化を絶対視し、若い狂信派を育てて、オランダの社会システ ムを破壊し、つくり変えようとする。 オランダ政府はいろいろ手を打ったが、すべて手遅れである。外国人が一定数以上を超え、政治発言力を持ち始めると、取り返しがつかなくなる先例
先のエントリ オランダに住んでいるからこそ思う、外国人参政権論を考えてみた に関連して、最近「オランダ 外国人参政権」でググってきている人が増えている。実際に調べてみると8/31時点で20番目ぐらいにいる。ただ、出てくるもののほとんどは、前回のエントリで指摘したようなL.starの住んだことのないオランダの話のようで、きっとオランダ領アンティルか(いや、そういうのもアンティルの人に失礼だが)SFばりばりの平行世界の一つか何かなのだろう。あんな話は全くのナンセンスで、オランダがやっているから外国人参政権賛成というたわごとぐらい短絡的である。実際のオランダ人は、移民とオランダ人とのバランスを一生懸命とろうとがんばっているのが大半である(それでも、イスラム系移民は評判が悪いが:)) しかし、このエントリは、はてぶとかがついているわけではないが、日本人と話をしていると、結構理解してくれない人が多い

http://www.global-news.net/ency/naito/ 一橋大学大学院社会研究科 内藤正典データルーム ...内藤正典による中東・西欧マンスリーを中心としたニュース解説、「イスラームによるヨーロッパへの挑戦」をテーマのもと COEプロジェクトにおいて制作した、各国政治家へのインタビュー、イスラーム組織の実態などの映像コンテンツの一部を紹介するサイトです。 反イスラームの旗手 アヤーン・ヒルシ・アリというソマリア出身の女性議員がオランダにいた。ソマリアで、父親から虐待され、望まぬ結婚を強いられ、夫からも虐待を受け、それを『従属=Submission』という映画作品で公開した。監督は、テオ・ファン・ゴッホ。彼は、この作品でムスリムを貶めたとして、激しい敵意にあい、2004年にモロッコ出身の急進的イスラーム主義者の青年によって殺害された。この事件は、日本でも大きく報道さ

今年の8・10英国旅客機テロ未遂事件の後、英国では、イスラム教徒(あるいはイスラム教徒風に見える)国民に対する、実態のありそうでなさそうな恐れの感情が非イスラム系国民の間で強まっている。 昨年の7・7ロンドンテロの後も、地下鉄の中でリュックサックを持ったアジア家風貌の男性がいて、電車が急停車したりなどすると、怖い、という思いを持つ人はいたと思うが、今回は、一層それが強くなっている。 その直接のきっかけは、(前提として未遂計画があったのだとしても)「想像できないほどの規模の大量殺戮」が起きる可能性があった、と繰り返した政府筋、およびこれを大々的に報道したメディア報道にあるように思う。 一体、「想像できないほどの規模」とは、どんなものか?こんなことを言われたら、誰だって心配になるし、恐怖感が募る。 これは英国ばかりではなく、オランダでも似た現象が起きているようだ。 アムステルダム発の飛行機の中

オランダの多文化共存政策ですね。 オランダがイスラム系移民を受け入れたことで、 オランダの悲劇は始まります。 その悲劇とは一つの国に、対立する2つの民族国家が出来てしまったのです。 イスラム移民はオランダ国民と融和することをせず、 都市の中に彼らだけの集落を作ります。 終いにはオランダからの独立まで宣言。 そこに踏み入れるオランダ人に危害を加えることを始め、 オランダ人の不信感、険悪感、敵対感を育てることになりました。 さらに新たな移民による犯罪、暴力、組織的犯罪の増加により 両者の対立が起こり、まさにオランダは国歌分裂の危機さえ叫ばれるようになったのです。 ほかにも移民によるオランダ文化の軽視、無視。 逆に自国文化の押し付け。 移民への果てしなき待遇改善要求。 政策、法改正への口出し。 オランダ政府は民族融和のための宗教保護までしてきましたが それは逆にオランダの首を絞める、自爆テロの人

凝縮された状況がオランダに ロンドン・テロから3ヶ月。最近もインドネシア・バリでテロが起きた。ニューヨークでもテロが近く起きるのではないか、と言われている。 今のところ、一連のテロはイスラム過激派あるいは過激思想に影響された青年たちが起こした、と言われている。 (写真はテオ・ファン・ゴッホ監督 BBCオンライン・AP) 欧州でイスラム過激派が起こしたテロ、というと、私の心で引っかかるのは、オランダで1年前の11月に起きた、映画監テオ・ファン・ゴッホ氏のイスラム教徒の青年による暗殺だ。この青年は「イスラム教の名の下で」ゴッホ氏を殺害しているので、オランダ国内の、それ以前からあったイスラム教徒の移民への(そして移民全体への)忌み嫌う感情に拍車をかける状況が起きた。こうした感情は、1年後の現在でも、弱まるどころか、強くなっているようだ。 欧州の中での、主にキリスト教系市民とイスラム教系移民(「イ

「オランダ人にそれほど深い寛容精神があったとは思えない」 オランダの映画監督テオ・ファン・ゴッホ氏がモッロコ系移民でイスラム教徒の青年に殺害されてから、来月で1年になる。イスラム系市民への視線は依然として厳しい。 今回から、何回かに分けて、今年5月から7月中旬までに、オランダの各都市で行ったインタビューを載せてゆきたい。インタビューは、「新聞研究」7月号と「世界」10月号の記事執筆のために行われたものである。 また、忘れないうちに紹介しておきたいのが、殺害事件の1つのきっかけになったといわれる、故ファン・ゴッホ監督の「服従」という短編映画のクリップである。まず短いクリップと意見が残せるようになっているのが以下のアドレスで。 http://www.ifilm.com/ifilmdetail/2655656?htv=12&htv=12&htv=12 また、全編は以下のアドレスで。 http:/

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