産経新聞に「農業やりたくない」 就職拒否のミャンマー難民夫婦が会見という記事があった。抄録すると農業は長時間労働で大変だった、難民事業本部はがんばれというだけだった、と記者会見で述べたというものである。この新聞記事、確かに嘘はついてない。でも重要な事実を書き漏らしている。その結果このミャンマー難民夫婦の甘えかのように読めてしまうのだ。実際にそう読み取る人が少なくないのはこの記事に付されたはてなブックマークを見ればわかる。「出てけ」などというコメントを付する方もいらっしゃる。 しかし、なのである。この夫婦を支援する難民支援協会が出した申入書を見るとずいぶん違って見えてくる。曰く、訓練は最初は8時から5時まで、土曜休日は休みという条件だったのが土曜日も休みでなくなり、さらに訓練時間もどんどん延長されひどいときには午前4時半からの訓練を要求されたとの事である。結果一週間あたりの訓練時間は60時間
先週のNHKのドラマスペシャルは、戦後の混乱期に、吉田茂の側近としてGHQと渡り合った、白洲次郎の生涯を描いていた。その白洲が、よく口にした言葉が「プリンシプル(原則)」だ。 ▼昭和44年に雑誌に発表した論文「プリンシプルのない日本」のなかで、「安保」賛成の政府と、破棄を主張する「革新連中」の両方に苦言を呈した。自分のふところ勘定だけで防備すれば、いくらかかるかという原則を、なぜ国民の前で議論しないのか、と。 ▼埼玉県蕨(わらび)市のフィリピン人中学生、カルデロン・のり子さん(13)は、不法入国が発覚した両親とともに、17日に強制送還の可能性がある。日本で生まれ育ったのり子さんが、言葉のわからない土地で暮らすのはあまりに気の毒だ。法務省は、親族が面倒をみることを前提に、のり子さんの滞在と、娘に会うために両親が再入国することを認める異例の提案を行った。 ▼しかし支援者たちは、一家全員を日本に
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