北尾政美という人物を知っている方はどれだけいるでしょうか?私もつい数日前に知ったばかりなのですが、江戸時代中期の浮世絵師です。 北尾重政に師事したのちに浮世絵師として活動をし、寛政6年には鍬形蕙斎(くわがたけいさい)と称し狩野派 狩野惟信に師事することとなります。後に今回紹介する作品「鳥獣略画式」を手がけました。ですので北尾政美の作品というよりは鍬形蕙斎の作品と言ったほうが正しいですね。 北尾政美は現在ではなかなか聞かない絵師ですが、当時は葛飾北斎と同時期に活躍し評価されていた絵師の一人です。 北尾政美の作品にはなかなか興味深いエピソードがあり、そのエピソードとは彼の描いた略画式シリーズ(鳥獣略画式のほかに人物略画式や山水略画式などあり)の作風を葛飾北斎が真似したというもの。しかも北斎が真似をし発刊した作品とは、現在でも人気の高い北斎漫画というから驚きです。 北尾政美の略画式は北斎以外の絵

大きい石に虎の足と尻尾が生えた謎の生き物がいますね。これは歌川芳員が描いた「東海道五十三次之内 大磯 をだわらへ四り」に出てくる「虎子石」というキャラクターだそうです。太田記念美術館の学芸員が見出し、公式ツイッターアカウントのアイコンにも起用しました。今回、この「虎子石」のシュールな魅力がじわじわ広まり、ついにステッカーが販売されました! 「虎子石」は、曾我兄弟の仇討ちを描いた「曽我物語」に出てくる曽我十郎の恋人「大磯の虎」にゆかりのある石の名前。本当は今も大磯の延台寺に祀られているただの石なのですが、芳員の手にかかり、ゆるキャラが登場していたのだそう。 価格は200円。歌川広重の「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」に出てくる猫もステッカーになりました。どちらも太田記念美術館の受付でのみの販売となります。この機会に、スマートフォンやPCにゆるキャラステッカーを貼ってみては!? 浮世絵 太田記

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