いよいよ発売の、北田暁大+解体研[編著]『社会にとって趣味とは何か』。一見わかりにくいタイトルの本書は、いったいどんな書物なのか。北田暁大さんに訊いてみた。前篇・後篇、2回に分けてお届けする。 (前篇はこちら) :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 3◇「差異化の論理」との向かい合い方 ――本書のように趣味を捉えると、従来のサブカルチャー論などとどのように違ってくるのでしょう? 北田■たとえば、『神話解体』が出される以前の80年代~90年代初頭の文化論って、ものすごく記号論的、というか、他者との差異を示す記号として趣味を捉えるという志向性が強かったと思うんです。商品や消費対象である文化的生産物の「内実」の序列ではなく、横並びの記号化された商品・生産物の、記号的な差異を示すことに強い意味がみいだされる。ファッション、モードが一番良く採りあげられてい

男性の草食化が叫ばれて久しい。しかし、草食化しているのは男性だけではなかった。最近発表された日本性教育協会の調査によると、’74年から上昇を続けていた女子大生のSEX経験率が、’11年に61.1%から46.8%と、約14ポイントも減少。約53%の女子大生が処女という結果になった。そんな処女女子大生増加の原因は何なのか社会学者の宮台真司氏に聞いた ◆処女女子大生たちは“痛み”を避けずに他人との関係性を見直すべき 処女女子大生増加の原因を、社会学者の宮台真司氏に尋ねてみると、「同性の友達関係が彼氏・彼女の関係よりも大切になっていることが原因」との答えが。 「友達関係が腹を割れる関係ではなく、相手に合わせてキャラを演じる演技空間に変化しました。今の若者は親友にさえ『嫌われたくない』と気を使う。僕らの世代なら親友とは呼ばない関係です」 空気の読み合いで場のノリを保つだけの友達関係が増えているらしい

須藤玲司 @LazyWorkz 在日日本人。20↑成人済おたく。性自認は男性。SFファン。DJ&VJ引退。鉄壁の情報処理師。にわか旅人。海外ニュース掘り師初級。 引用ツイは独り言、いいねは目印。座右の銘「それどこ情報よ」 「考えろ、感じたら」 「弱くなければオタクにはならない。優しくなければオタクでいる資格がない」「人にはやさしく データはただしく」 twilog.org/LazyWorkz 須藤玲司 @LazyWorkz もし事実ならとんでもなくひどい話。 でもこの書き方だと、「ブティックで試着室で消えた女性が中東でダルマで発見された」とほとんど同じ、あまりに典型的な都市伝説の広め方なので、もしも事実で注意喚起が目的ならば、伝え方を根本的に変える必要があると思います。twitter.com/koumizusawa/st… 2019-03-03 07:42:40

学校は人的資本を形成するのか? ~分布区分とコーホート分析~[実証:日本のみ]:このページのもとになっている49ページの論文(PDF:約720KB)です。 10分で分かる『学校は人的資本を形成するのか?』:このページの日本語印刷版に当たる6ページの要約(PDF:約130KB)です。 Learn fallacy of wage differentials with cohort data in 10 minutes:このページの英語印刷版に当たる6ページの要約(PDF:約140KB)です。 平均間倍率の簡易シミュレーション:分布と人的資本形成効果を設定して、平均間倍率(賃金倍率)の推移を見ることができるExcelシミュレーション(約50KB)です。Excelにおける回帰分析の目次:Excelでの回帰分析の手順を中心に、推定や統計量の説明が書いてあるHTMLです。教育に関する経済理論や賃金
仮に学歴別の賃金データがあったとしても、人的資本論とシグナリング理論の「どちらが現実的か?」という判別は困難です。また二つの側面が併存し、両方とも現実的である可能性があります。このため、「どちらが現実的か?」という論争は継続中ながらも決め手に欠いていました。しかし、このWebページと(2)賃金格差の実証分析を読むと、日本においてどちらの理論が現実的かが分かります。 human capital theoryの訳語として人的資本論と呼ばれることもあれば、人的資本理論と呼ばれることもあります。物的資本と同様に経済成長の源泉と考えられたことから、マクロ経済学の経済成長論でこの名前がつきました。 signaling theoryでシグナリング理論と訳す場合もあり、signaling hypothesisでシグナリング仮説と訳すこともあります。求職者(学生)が自分の能力を示すという意味でシグナリング(
自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス) (2003/05/01) 東 浩紀、大澤 真幸 他 商品詳細を見る ・「自由」な時代は、本当に自由か? おそらく歴史的にみても、現代よりも「自由」な時代は存在しない。 強権的な君主によって虐げられるわけでもないし、生まれながらに人生のレールが決まっている、ということもそうそうない。人は自由に生き方を選択できるし、その選択に対する社会からの圧力も弱体化してきている。 しかし問題は、このような「自由」な時代にもかかわらず、人々の実感としてそれほど「自由」さを感じていないということにある。 つまり現代社会は、一見「自由」なのに、なぜか「不自由さ」や「閉塞感」や「不能感」といったものを感覚せざるをえない。 これはいったいどういうことか? この「自由さ」と「不自由さ」の共存は、いかに説明することができるか? 売れっ子の社会評論家2人の共通課題

うわさやケータイ電話などから、メディアの利用調査、コミュニケーションの研究を進めてきた松田美佐さん。その仕事場を訪問しました。 資料類の大半は大学の研究室にあるが、メインの執筆場所はご自宅とのこと。2010年に建てられたご自宅の2階には、3畳程度の吹き抜けの執筆スペースがある。下はリビングで、お二人のお子さん(現在、高校生の男の子と中学生の女の子)が小さい頃は、様子を見ながらお仕事をしていたという。 『うわさとは何か』は2014年刊行ですが、今はどんな研究を? 「新しいこととしては若者のグローバル志向についてですね。それと、大都市の若者と地方都市の若者のメディア利用の差異を調べています。利用しているSNSの違いや、接触するシーンや時間などについて、現地でのインタビュー調査や質問紙調査を行いました。”うわさ”は私自身の卒論からの研究の柱ですが、パーソナルな領域のコミュニケーションに関心がある
富永ゼミでは、毎年秋に行われる「立命館大学産業社会学部ゼミ大会」に向けて、二つのグループに分かれて研究を行いました。今回は、そのうち一つのグループによる研究「日本礼讃番組はなぜ増加したのか」を三回に分けて掲載したいと思います。(「日本礼讃番組」第二回 第三回 はこちら) はじめまして、立命館大学産業社会学部富永ゼミの飯盛奈生子です。私たちは、最近テレビ番組内で外国人が日本や日本人を褒める番組、いわゆる「日本礼讃番組」が増えていることに着目して、その原因を探るべく研究を進めてきました。今回はいくつかの視点から、日本礼讃番組の増加原因について考えていきたいと思います。 いきなりですが、外国人が日本の文化や社会を賞賛している番組を見たことはありますか? 現在、日本に居住する、あるいは観光に訪れる外国人を意識する機会が増加しています。『日本政府観光局(JNTO)』が発表した訪日外国人・出国日本人の

『暴走族・ヤンキー若者のエスノグラフィー』を書くための時間(生活資金)をサポートしてほしい! みなさま、はじめまして! 打越正行と申します。1979年、広島生まれ。文化社会学という学問を専門としています。 わたしは広島市と関東圏、そして沖縄で、暴走族やヤンキーの若者の参与観察を行ってきました。すべての土地で出会いに恵まれていることに感謝しています。 参与観察とは社会学や人類学でとられる調査方法のひとつで、要は暴走族のアジトに通い、下積みを重ねながら調査対象者やその社会について教えてもらう社会調査法のことです。 暴走族調査の第一人者の佐藤郁哉さん(一橋大)がカメラマンとして調査を始めたように、わたしもカメラマンとして暴走族に入ることを試みました。しかし、わたしはいつの間にかパシリとしてさまざまな活動をしていました。この過程は『最強の社会調査入門(ナカニシヤ出版、2016年)』に収録した「暴走

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