U-NOTE サイト閉鎖のお知らせ 長らくのご利用、誠にありがとうございました。 当サイトは2024年12月31日をもちまして閉鎖いたしました。 これまでのご支援に心より感謝申し上げます。
By Cosmovisión この世には、地図には記載されているにもかかわらず本当には存在しない「ペーパータウン」と呼ばれる架空の町があります。その多くは、地図出版社が他社による著作権侵害を防止するために作り出すものなのですが、アメリカではそんなペーパータウンがいつ間にか本当に存在していたことが発覚し、しかもその後には再び姿を消してしまっていたことがわかりました。 An Imaginary Town Becomes Real, Then Not. True Story : Krulwich Wonders... : NPR http://www.npr.org/blogs/krulwich/2014/03/18/290236647/an-imaginary-town-becomes-real-then-not-true-story その町は「Agloe」という名前のペーパータウンで、アメリ

生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書)読書猿Classic: between / beyond readers はオールインワンの総論だったので、各論をもう少し詳しく説明しろ、という話がありました。 今回は、小説だけでなくマンガでも映画でも共通するストーリーをつくることに焦点をあわせて、なるべくわかりやすく説明してみます。 ストーリーは最低3つのパートからできている 当たり前のことからはじめましょう。 世界最初の創作論(『詩学』)を書いたアリストテレスは、ストーリーは〈はじめ〉〈なか〉〈おわり〉の3つでできているといいました。 というのも、ストーリーは、 ・始まったら必ず終わらなくてはならない→〈はじめ〉から〈おわり〉へ ・しかしいくらか続かなくてはならない→ある程度の長さがある=〈なか〉が必要 からです。 ストーリーには変化(落差)が必要 ストーリーには

別役実 そのサーカスでいちばん人気があったのは、なんといっても、空中ブランコ乗リのキキでした。サーカスの、大テントの見上げるように高い所を、こちらのブランコからあちらのブランコヘ、三回宙返リをしながらキキが飛ぶと、テントにぎっしりいっぱいの観客は、いつも割れるような拍手をするのです。 「まるで、鳥みたいじゃないか。」 「いえ、どちらかというと、ひょうですね。」 「いや、お魚さ。あゆはちょうどあんなふうに跳ねるよ。」 人々はみんな、キキの三回宙返りを見るために、そのサーカスにやって来ました。どの町へ行っても、キキの評判を知っていて、だからそのサーカスは、いつでも大入り満員でした。 「なあ、キキ…。」 団長さんは、いつも言っておりました。 「おまえさんは、世界一のブランコ乗りさ。だってどこのサーカスのブランコ乗りも、二回宙返りしかできないんだからね。」 「でも、団長さん。いつか、だれかがやりま
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