東京電力福島第1原発のがれき撤去作業で、東電が、放射性物質を含んだほこりやちりが飛散しないように散布する飛散防止剤を、メーカー推奨の濃度より薄めて使っていたことが31日、分かった。 防止剤は主にアスベストの飛散防止が用途で、メーカーは10倍希釈を推奨していた。これに対し東電は、3号機原子炉建屋のがれき撤去作業で2012(平成24)年8月から約1年間、100倍に希釈して散布した。東電は「燃料プールの水や冷却装置に影響を与えるおそれがあった」としており、100倍に希釈しても有効であることを実証試験で確認したという。 第1原発では13年8月、作業員らが放射性物質に汚染され、東電は「3号機原子炉建屋のがれき撤去で放射性物質を含むほこりやちりが飛散した可能性が高い」と公表した。東電は再発防止策として防止剤の散布方法を見直し、濃度も100倍から10倍に変更することなどを発表した。ただ、東電は放射性
群馬大学病院(前橋市)で腹腔鏡(ふくくうきょう)を使う高難度の肝臓手術を受けた患者8人が死亡した問題で、腹腔鏡手術を手がけた第二外科(消化器外科)による肝臓の開腹手術でも、過去5年間で、84人中10人が術後3か月以内に死亡していたことが関係者への取材でわかった。 開腹手術の死亡率は11・9%に上り、全国的な肝臓の開腹手術の死亡率に比べ3倍という高率だった。 開腹手術は、腹部を大きく切り開く手術。肝臓手術では、小さな傷口からカメラ(腹腔鏡)や操作器具を差し入れて行う腹腔鏡手術に比べ、一般に幅広く行われている手術方法だ。 同科が行った肝臓の開腹手術は、2009年4月から、同科の肝臓手術がすべて停止される今年夏頃までに、肝臓がんなどの患者84人が受け、60代〜80代の男女10人が敗血症や肝不全などで死亡していた。 病院関係者によると、10人の手術を執刀したのは、腹腔鏡手術を受けて死亡した
1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く