ジャガイモの起源が明らかになりました。 国際的な研究チームによって行われた研究によって、約800万〜900万年前に南米で野生のトマト属植物とジャガイモに似ていてもイモ(塊茎)を作らない植物(Etuberosum〈エツベロスム〉属)が自然交配し、現在のジャガイモの祖先が生まれたことが示されました。 異なる植物同士の交雑(種間交雑)によって、両親からそれぞれ異なる遺伝子が染色体レベルでモザイク状に混ざり合い、地下に栄養を蓄える塊茎という新たな「倉庫」を備えたジャガイモが誕生したわけです。 研究チームは、今回の解析によってジャガイモ属がトマト属とEtuberosum属の古代交雑から生まれたことが明確になったとまとめています。 研究内容の詳細は2025年7月31日に『Cell』にて発表されました。

何かの匂いを嗅いだ時に「食べたい」または「避けたい」と感じる脳の働きについての謎が、解明に向けて一歩前進した。東京大学大学院医学系研究科の村田航志(むらた こうし) 特任助教(現在は福井大学医学部 組織細胞形態学・神経科学領域 助教)、山口 正洋(やまぐち まさひろ)講師、森憲作(もり けんさく)教授(現在は東京大学名誉教授)らのチームは、マウスの大脳内の「嗅結節(きゅうけっせつ)」という部位に、経験した匂いが摂食または警戒行動につながる神経回路を見出した。食のモチベーションは大脳内の嗅結節から 私たちは、好きな食べ物の匂いを嗅ぐと「食べたい!」と感じ、それを食べようとする。一方、焦げ臭さや腐敗臭、ガス漏れの匂いは「危険だ!」と感じ、避けようとする。面白いことに、どの匂いに魅かれるか、警戒するかは個人の経験で異なる。実は、さまざまな感覚の中でも嗅覚は、生き物の情動やモチベーション行動に直

2015年03月16日 05:00 カテゴリサイエンス最前線〜進化サイエンス最前線〜環境 ヒ素耐性人間 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 【ヒ素耐性人間】3月3日・スウェーデン:アルゼンチン北部の標高4000メートルにある村では近郊の火山岩盤からの漏出で地下水にWHOガイドラインの20倍以上のヒ素が含まれているにも関わらず、村人はヒ素中毒症状を示さない。 http://t.co/VjdlOUYAfF— サイエンスあれこれ (@sarekore) 2015, 3月 9 【ヒ素耐性人間】3月3日・スウェーデン:天然のヒ素耐性ヒト集団見つかる。アルゼンチン北部の標高4000メートルにある村(San Antonio de los Cobres:上地図)では近郊の火山岩盤からの漏出で地下水にWHOガイドラインの20倍以上のヒ素が含
寄生虫のアニサキスなどで知られる線虫が、がん患者の尿のにおいを好むことを発見したと、九州大などの研究チームが発表した。早期がんも含め、95%の精度でがんの有無を判定できたという。実用化されれば、がん検診が大幅に簡素化でき、数百円で受けられる可能性がある。論文は11日付の米科学誌「プロスワン」に掲載される。 九大味覚・嗅覚(きゅうかく)センサ研究開発センターの広津崇亮助教らは、生物実験で一般的に使われる体長数ミリの線虫50~100匹を実験皿の中央に置き、皿の隅に人の尿を数滴、垂らす実験を242人分繰り返した。 その結果、線虫は、がんがある24人の尿のうち23人分(95・8%)に近寄り、健康な人の尿218人では207人分(95・0%)で遠ざかった。がんは、胃がんや食道がん、前立腺がん、早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんなど、様々だった。遺伝子操作で一部の嗅覚を機能させなくした線虫は、がんがあ

By Michael スウェーデンのルンド大学で行われた最新の研究によれば、「人間の脳」という複雑なネットワークの上では、過去何百万年にわたって、ウイルスが重要な役割を担ってきたそうです。中でも現在注目を集めているのが、外来性の「レトロウイルス」が人間の生殖細胞のゲノムに入り込み、その系統のゲノムの一部として遺伝されるようになるウイルス由来遺伝子の「内在性レトロウイルス」です。このウイルスは人間のゲノム内に存在するわけですが、これはなんとDNAの約5%ほどを構成している、とのことです。 Do viruses make us smarter? | Lund University http://www.lunduniversity.lu.se/article/do-viruses-make-us-smarter レトロウイルスには外来性と内在性の2種類があり、外来性レトロウイルスはRNAを遺伝

「厄介者」と見られがちな皮下脂肪が、細菌を殺す効果を持つ「抗菌ペプチド」を作っていると新たに判明した。 米国のカリフォルニア大学の研究グループが、国際的な有力科学誌サイエンス誌の2015年1月2日号で報告したものだ。 感染に対抗する仕組みに新参者 人間の体の感染に対する防御は、複雑で複層的に成り立っている。 最終的には、好中球や単球といった白血球が登場し、「貪食細胞」と呼ばれるくらいで、文字通り獲物である病原体をむさぼり食う。 こうした貪食細胞が到着する前に緊急対応を行うのが、感染場所にいる上皮細胞、マスト細胞、白血球である。 このたび、さらに皮膚の脂肪組織が加わっていると判明した。 高レベルの細菌を殺す効果 皮膚の脂肪細胞は、カテリシジン抗菌ペプチド(CAMP)を作っていた。 抗菌ペプチド(AMP)は、自然免疫反応によって、侵略してくる細菌やウイルスなどの病原体を直接殺すため用

悠久の時を超えた宇宙での話ですけどね……。 ブラックホールを1つ発見するだけでもビッグニュースになると思うんですが、このほど天文学者たちは、互いにわずか1光年しか離れていない距離に2つの超巨大なブラックホールが接近しているとの発見を明らかにしました! このままいったら、ブラックホール同士の衝突は、ほぼ確実視されるとの計算まで出されているんだとか。 もしも本当に、この2個の巨大ブラックホールがぶつかり合ったなら、1億個の超新星爆発に匹敵する莫大なエネルギーが放出され、一気に取り巻く銀河は破壊滅亡に至るとの見通しも発表されています。一方で、天文学的にはこのペアになったブラックホールから発される重力波の検出に成功すれば、時間の進み方が他とは異なるブラックホールや宇宙の謎の解明へとつながるのでは?と、そんな期待も高まっているようです。 なお、そんな恐るべき衝突が太陽系の近くで起きたりしようものなら

transcript Storm Chasing on SaturnThe sun is slowly rising over Saturn’s North Pole, exposing an immense six-sided hurricane. The storm, big enough to swallow four Earths, was first spotted by the Voyager missions in theearly 1980s. The sun is slowly rising over Saturn’s North Pole, exposing an immense six-sided hurricane. The storm, big enough to swallow four Earths, was first spotted by the Voy

100歳問題 (1) 2011年5月21日 (1) 2012DA14 (1) 2012年 (3) 2012年人類滅亡 (1) 2013 (1) 2015年 (2) 28度 (1) 3月15日 (1) APEC (1) Aphone5 (1)Apple (2) AV女優 (2) CIA (2)CNN (4) E.T. (1) ED (1) ET (1) F35 (1) Facebook (2) FBI (3) FOX (1) GALAXY (1)GOING MUTANT (1) IAEA (1)iPhone (4)iPhone4 (1)iPhone5 (1) iPod (1) iPS細胞 (1) ISS (1) JAXA (1)KFC (2) Labynkyr湖 (1)Mac (1) MIB3 (1) mixi (1) MJ-12 (1) nano (1)NASA (17)

■エボラ出血熱とは? 今年に入り、西アフリカで爆発的な流行を起こしているエボラ出血熱。致死率は最大90%以上、最短1週間で死に至るという、人類史上、最も危険なウイルスのひとつだ。エボラウイルスは高い致死率もさることながら、その症状が凄まじい。 ■エボラの症状 皮膚・目・脳 感染初期に罹患者の免疫の生化学反応系を阻害して麻痺させ、その間に増殖する。最初は咳や発熱から、風邪だろうと考えていているうちに、エボラウイルス特有の症状が現れ始める。 血管という血管にウイルスが固まって血栓を作るために、血が流れなくなり、次々に臓器が死に始める。皮膚の下で増殖を始めたウイルスは、コラーゲンを食べて液状に変えてしまう。コラーゲンは肌を支える皮膚の骨組みだ。それが溶かされてしまうために、皮膚はブヨブヨの水風船のようになる。青紫色の死斑が浮かび、発疹ができる。血管も破壊され、全身の毛穴という毛穴、鼻の穴や耳など

海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX

引用元:ナショジオ 6日月曜日に発表された2014年ノーベル医学生理学賞を皮切りに、ノーベルウィークと呼ばれるこの週には、偉大な功績を修めた人々を称えて様々な分野で賞が授与される。そこでナショナル ジオグラフィック編集部では、偉大な発見にもかかわらずノーベル賞を受賞しなかったものには、何があるだろうかと考えた。そして、科学ブロガーや科学編集者など、編集部厳選の執筆者に、それぞれがノーベル賞を受けるべきだと考える歴史的進歩や発見を挙げてもらった。 ・インターネット ・世界初のゲノム解読 ・ブラックホールの死 ・周期表 ・白熱電球 ・クォーク ・現代進化論 ・暗黒物質 ・系統樹 ・恐竜ルネサンス2 :名無しのひみつ:2014/10/09(木) 22:33:03.88 ID:Cmau1/i2 インターネットはさすがにもったいない。 15 :名無しのひみつ:2014/10/09(木) 23:08:

小さすぎて全く聞こえないらしいですが、聞いてみたいものです。 1つの原子が動く時にどんな音がするのでしょうか? 哲学的な質問にも聞こえますが、この度これに対する答えが発見されました。アメリカのコロンビア大学とスウェーデンのチャルマース工科大学の研究者らは、1つの原子が動く時に発する音を、発せられる振動を感知することによって録音しました。音というのは、空気の振動によって作られます。よってこの場合、とてもとてもとても小さい(もちろん聞くことはできません)ですが、「音」を探知したということになります。 では一体どんな方法を使ったのでしょうか? まず彼らは原子を励起させ、その時に放出されたアコースティックエミッションから、極小の音波をマイクロ波に変換できる特別製のチップを用いて拾いました。マイクロ波は極小音波とは違い、低温マイクロ波増幅器を使えば記録できるほど大きい振れ幅を持つので、試みは成功と
南極大陸の一部で、温暖化する海の影響により氷床の融解に歯止めがきかなくなり、将来の大幅な海面上昇が避けられそうにないとする研究結果を米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが12日、発表した。 NASAの研究者は「南極の氷が将来崩壊せずにすむ限界点を越えてしまった」と警告。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が昨年、世界の平均海面が今世紀末に最大82センチ上昇するとの報告書をまとめたが「上方修正が必要」と指摘している。 NASAのチームはレーダー衛星の観測データを使い南極大陸の西側に位置する氷床の構造変化を分析。その結果、温かい海水が氷床の下に入り込んで氷が解ける現象が加速しており、下の支えを失った氷が海に浮いた状態になって、さらに融解が進む悪循環が起き始めていると指摘した。 米ワシントン大などのチームは同日、少なくとも200~千年後に巨大氷床が崩壊し大規模な海面上昇が起きるとす

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