2月20日 、ジャーナリストの伊藤詩織氏が監督したドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』(『ブラック・ボックス・ダイアリーズ』)に、ホテルの監視カメラ映像が無断で使用されるなどの法的・倫理的な問題があるとして、過去に伊藤氏の代理人を務めた弁護士らが、東京・千代田区の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。 弁護士らは昨年10月にも千代田区の司法記者クラブで会見を行っていたが、1月23日に『Black Box Diaries』が第97回米アカデミー賞の「長編ドキュメンタリー映画賞」にノミネートされたこと、さらに今回の会見には海外を含む多くのメディア・記者が参加したことから、会見後、本件に関して肯定・否定双方の意見が飛び交っている。 一方で、「弁護士」という職業にとって、依頼者のために入手した証拠が無断で使用されることがどのような問題を引き起こすのかは、十分に理解されていない

ジャーナリストの伊藤詩織さんが監督した映画『BLACK BOX DIARIES』が今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたものの、日本ではいまだ劇場公開されていない。その原因のひとつに、この映画の制作過程に問題があったことが挙げられている。この映画をめぐっては、伊藤さんの裁判を支えた元弁護士が記者会見を開いて批判を行い、さらに新聞記者やジャーナリストなどの間でもさまざまな議論がなされている。この現状に対し、戦時中の日本軍による従軍慰安婦問題に切り込んだ映画『主戦場』の監督であるミキ・デザキさんが、伊藤さんの映画で本当に焦点をあてるべき部分を指摘する。映画『BLACK BOX DIARIES』より ドキュメンタリー映画制作者として、私は現在の伊藤詩織氏による無許可映像を使用した映画の状況について発言することが重要だと考えています。正直なところ、これまでこの問題について

JournalistItō’s Shiori’s journey is a story of survival—notjust of an assault that should have never happened, but of an entire system that seemed engineered to erase her existence. Her documentary,Black Box Diaries, has been nominated for an Academy Award —the first time a documentary made by aJapanese national has been so honored. While the rest of the world is praising her courage, she has

ジャーナリストの伊藤詩織さん(35)が、15年4月に元TBS記者の男性から受けた性的暴行被害についての民事裁判で弁護を担当した元弁護団が20日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。 元弁護団は、伊藤さんが性被害について、自ら調査に乗り出す様子を6年にわたって記録したドキュメンタリー映画「Black Box Diaries」をめぐり、被害現場とされるホテルの防犯カメラ映像を本人やホテルの許諾なしに使用したと指摘。また、海外では公益通報者にあたる捜査官やタクシー運転手、裁判で代理人弁護士を務めてきた西廣陽子弁護士に関する無断録音や無断録画などがさらされている映像が、流され続けていると指摘している。 ホテルの防犯カメラ映像について、元弁護団の西廣陽子弁護士は「18年4月に、裁判手続き以外の場で一切使用しない、報道やインターネット配信しないという書面にサインし、私も彼女が守ると信じてサインした


「修正してから公開して」vs「見てから判断して」 アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている伊藤詩織監督の『Black Box Diaries』に関する、映像の無断撮影・録音や未許諾問題は、2月20日に外国人記者クラブ(FCCJ)で、問題を明らかにした元代理人らと伊藤さん、両者が会見を開く予定となっている。 これまでの経緯を簡単にまとめると、伊藤さんの性被害や名誉毀損についての訴訟で代理人を務めていた弁護団が記者会見を開いたのが2024年10月21日。これに対して伊藤さん側は会見内容は事実に相違していると反論した。 作品は海外ではすでに公開されているが、「許諾を取るか、取れていない部分については修正してから公開してほしい」と求めているのが元弁護団で、「映画を見てから判断してほしい」と日本の観客に求めているのが伊藤さん側だ。 また伊藤さんが東京新聞の望月衣塑子記者を、記事によ

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