アメリカ国務省の報道官は14日、高市首相が台湾有事を「存立危機事態になり得る」と答弁したことについて、FNNの取材に対し、「中国と台湾のいずれの側からの一方的な現状変更にも反対する」との考えを示しました。 高市首相が国会で「台湾有事は存立危機事態になり得る」と答弁したことについて、アメリカ国務省はFNNの取材に対し、「アメリカは台湾海峡の平和と安定の維持に尽力している。中国と台湾のいずれの側からの一方的な現状変更にも反対する」と回答しました。 さらに国務省は、「対話を支持し、対立が強制によらず、平和的な手段で両岸の人々が受け入れることができる方法で解決されることを期待する」としています。 一方、高市首相の発言についてはコメントを避けるとともに、「台湾有事の場合、アメリカはどのように対応するのか」という質問にも回答を避けました。

木原稔官房長官は10日の記者会見で、国会質疑の質問通告の期限は「前々日の正午」だとして野党を「質問通告が遅い」と批判した国光文乃外務副大臣に対し、「事実誤認」であるため注意した、と明らかにした。 木原氏は質問通告の期限について、平成11年に与野党が「前々日の正午まで」と申し合わせたが、26年以降の申し合わせでは「速やかな質問通告に努める」とされていると説明。国光氏の野党批判は「前々日の正午というルールが続いているということを前提としていた時点で事実誤認」と述べた。 国光氏は7日、高市早苗首相が同日の衆院予算委員会の答弁準備のため午前3時ごろに打ち合わせを始めた問題に関し「午前3時に出勤が必要なのは、そもそも『(特に野党の)質問通告が遅い』からだ」と自身のX(旧ツイッター)で主張。「前々日の正午までという通告ルール、どれほどの野党議員が守っていますか?」と投稿した。 この投稿を受けてSNS上

高市早苗首相(自民党総裁)は10日の衆院予算委員会で、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が名誉毀損(きそん)の疑いで兵庫県警に逮捕されたことに関連し、参院で自民がNHK党所属の斉藤健一郎参院議員と統一会派を組んでいることについて、「自民党は無所属の斉藤氏と統一会派を組んでいる。政治団体NHK党と組んでいるということではなく、会派名は『自由民主党・無所属の会』だ」と述べた。 立花党首が逮捕されたことについては「警察において捜査中と承知しているので、個別の事件に関してコメントすることは差し控える。斉藤氏が所属している政治団体に関することについては、当該団体に尋ねてもらうようお願いする」と述べた。立憲民主党の川内博史氏への答弁。【田中裕之】

佐賀・武雄市の前市長で実業家の樋渡啓祐氏が8日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。高市早苗首相が秘書官らを伴って午前3時から始動した行動を疑問視されたことについて私見を示した。 総務庁(現総務省)勤務経験のある樋渡氏は「元霞が関の住人から言わせると、とにかく野党の締切が遅い」と指摘。「菅直人、長妻さんには本当に悩まされた」と、菅直人元首相、立憲民主党の長妻昭元厚労相の実名をあげ「特に前者は午前零時を越して追加質問。関係省庁と答弁のすり合わせをして終わるのが朝4時。大臣レクは朝7時半」と回想した。その上で「ルールは守ってほしいと心から思っていましたが。今は改善されたのかしら」とつづった。 高市首相は7日の衆院予算委員会で、同日午前3時から始動したことについて、立憲民主党の黒岩宇洋議員から、「役所の職員だけでなく警備や衛視の方々、約100人くらいのみなさんが待機していた」と指摘された。高市首

斎藤元彦・兵庫県知事らの疑惑を県議会で調査していた元県議の竹内英明さん(当時50歳)を中傷したとして、兵庫県警は9日、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)を名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕した。立花党首の根拠のない発信がきっかけとなり、交流サイト(SNS)で大量の誹謗(ひぼう)中傷が相次いだとして、竹内さんの妻が今年6月に刑事告訴していた。県警は今後、発言の意図や目的について本格的に追及する。 竹内さんは斎藤氏のパワハラ疑惑などを調べる「県議会調査特別委員会(百条委)」の委員を務めていた。立花党首は斎藤氏の失職に伴う出直し知事選(2024年11月)に、斎藤氏の再選を支援する「2馬力選挙」の目的で立候補。疑惑告発の文書作成に関わったとして竹内さんを非難していた。竹内さんはSNSで中傷を受けて11月に県議を辞職、今年1月に自宅で死亡しているのが発見された。自殺とみられる

韓国の李在明大統領(右)と握手する高市早苗首相=韓国・慶州で2025年10月30日、聯合ニュース・ロイター 30日に行われた日韓首脳会談で、高市早苗首相が韓国の国旗「太極旗」に一礼したことが韓国メディアや韓国国民の注目を集めている。 首相は、会談冒頭で李在明大統領と握手しながら記念撮影を終えた後、席に向かう過程で日の丸と太極旗に向けてそれぞれ、頭を下げた。 保守系の東亜日報は「礼を尽くした」と指摘。進歩系のハンギョレ新聞は「歓迎行事で儀仗(ぎじょう)隊が並ぶ中、相手国の国旗に礼を表す場合はしばしばあるが、会談場で相手国の国旗に頭を下げるのは異例のこと」と評価した。経済紙のイーデイリーは「異例の行動で、韓国を尊重する気持ちを示したとみられる」と伝えた。 ネット上では「うわさと違うようだ」「ショーでもいい。韓日が仲良くしてくれるなら」「外交がうまい」「だまされてはいけない」など、多様な反応があ

読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」が29日、放送され、高市内閣の注目閣僚を特集した。 【写真】小野田大臣の姿勢を厳しく指摘した女性弁護士 東大卒→司法試験7回落ちた苦労人 初入閣の小野田紀美経済安全保障担当相(42)については、三輪記子弁護士が「私の友人とかで、Xでブロックされている人が続出していて」と明かし、「市民の知る権利も表現の自由の1つとされているので、市民の知る権利にも答えていく大臣であってほしいなと思います」と話した。 この発言に、MCの宮根誠司は「何でブロックされてるのか…、僕ちょっと真意が分からない」と語ると、三輪氏は「分かんないです。(ブロックされている人は)たくさんいてます」と返した。 三輪氏の発言には、SNS上で「Xはブロックされてても見れるのに」と新機能になり、閲覧はできると指摘する声や、「(ブロックの)原因は分からないって?」などの声も書き込まれている。 京都出身

高市首相が日米首脳会談でトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えを伝える方向で最終調整していることが日本テレビの取材でわかりました。 これは複数の政府関係者が日本テレビの取材に明らかにしたものです。高市首相は日米首脳会談でトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えを本人に直接伝える方向で最終調整しているということです。 高市首相は25日の電話会談で中東情勢をめぐって「指導力をたたえさせて頂いた」と話していました。さらに、タイとカンボジアの紛争をめぐり両国の首脳が26日トランプ大統領の立ち会いの下和平に向けた共同宣言に署名した事を踏まえ、複数の政府関係者が「地域紛争の解決に向け平和に大きく貢献した」と推薦理由に挙げているということです。トランプ大統領はこれまでノーベル平和賞の受賞に意欲を示していました。また、2019年には安倍元首相が北朝鮮の対応をめぐってトランプ大統領をノーベル平和

党首会談に臨み、握手を交わす立憲民主党の野田佳彦代表(中央右)と公明党の斉藤鉄夫代表(同左)=国会内で2025年10月17日午後1時56分、平田明浩撮影自民党と日本維新の会による連立政権を見据えた政策協議で、国会議員の定数削減が議論されていることについて、野党各党が反発している。比例代表の定数削減が念頭にあるとされ、比例代表の議席が多い公明党の関係者は「完全にうちへの宣戦布告だ。全面戦争になる」と語気を強めた。 17日に開かれた立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表の会談でも話題に上った。斉藤氏によると、両氏は「企業・団体献金の議論が進まないから、定数削減の議論に持っていくのはすり替えだ」との認識で一致したという。 特に公明は先日まで自民と連立政権を組み、四半世紀にわたって選挙協力を続けてきた。連立離脱後も人物本位での選挙協力の余地を残してきたが、公明関係者は「国政だけでなく、地

日本維新の会の藤田共同代表は会見で、首相指名選挙を巡る立憲民主、国民民主両党との協議について「野党側の連携は難しい。これ以上、協議を続けるのは失礼に当たる」と述べ、打ち切る考えを伝えたと明らかにした。
自公連立解消、公明党の怒りに油注いだ自民・高市総裁 側近は連立相手に参政党や国民の名「その方が党の支持率も上がるだろ」2025/10/11 6:00 (2025/10/19 5:00 更新) [有料会員限定記事]

立憲民主党の野田佳彦代表は8日、国会内で自民党の高市早苗総裁と会談した際、高市氏から同行した萩生田光一幹事長代行について「傷もの」という言葉で紹介されたと明らかにした。野田氏は「傷ものという表現には驚いた。非常に気にされているんだろう。痛いところなのかなと思った」と述べた。 野田氏によると、高市氏は同行した執行部メンバーを紹介する際、党人事を巡る麻生太郎副総裁の影響力に関し、「麻生さんがどうのと言われているけど、自分で選んだ人たちだ」と強調した。その際に萩生田氏について、高市氏から「『傷ものが1人』という表現で紹介された」と述べた。 萩生田氏は自民党裏金事件をめぐって1年間の役職停止処分を受け、今年8月には政策秘書(当時)が政治資金規正法違反で罰金の略式命令を受けた。野田氏は裏金事件について「全然解明されていない。萩生田氏の政策秘書が罰金刑を受けているということもあるので、より説明責任が出

高市早苗前経済安全保障相(64)が、自民党の新総裁に決まりました。決選投票で、小泉進次郎農林水産相(44)を破りました。高市新総裁は午後6時から記者会見をする予定。首相となる公算が大きい高市氏は、何…

【速報】石破首相が退陣を否定し続投意欲「私の出処進退は一切出ていない。日米合意を実行する」 麻生氏・菅氏・岸田氏と会談 石破茂首相は23日、参院選での敗北により自身の進退が焦点となる中、自民党本部で、麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相の首相経験者の3人と会談し、会談後に「強い危機感を共有した」としつつ、「私の出処進退は一切、話は出ていない」と述べた。その上で、退陣報道を否定し、日米関税合意の着実な実施に取り組む意欲を示した。 石破首相は記者団に、「私の出処進退につきましては一切話は出ておりません。一部にそのような報道がございますが、私はそのような発言をしたことは、一度もございません」「報道されているような事実は、全くございません」と述べた。 その上で「今回、日米合意というものがなったわけであります。この合意が確実に実行されるように、そして、また多くの対米輸出品目があります。40

自民党の佐藤勉経理局長や萩生田光一元政調会長らは22日、東京都内で会談し、参院選大敗を受け、野党に政権を明け渡すべきだとの認識で一致した。その後、佐藤氏が森山裕幹事長に考えを伝えた。関係者が明らかにした。
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