まつもと泉氏の訃報があったのを機会に、『きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい』についての回想を数回に亘ってツイッターに投稿した。この内容は、親しい人にならしゃべったこともあるが、公式の場で話したり書いたりしたことはこれまで無かった。 驚いたことに、おれとしては初めての3000以上のリツイートがあったので、こちらのブログにも載せておこうと思う(多少補足しているが内容は同じです)。 * * 『きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい』を作ったことで、おれは原作を壊した人間のように言われてきた。まつもと泉氏からはかなり憎まれていたと思う。 まつもと氏とは一度だけ会ったことがある。『あの日』の作業が進み、アフレコ直前の頃だった。先方から会いたいというオファーがあったのだ。 喫茶店でまつもと氏は、アフレコ台本を見ながら、『あの日』の内容は全然違うということをおれ

最近、『きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい』のことをツイッター等で書いていたら、作品の内容についても一点だけ書いてみたくなった。 分かる人にだけ分かってもらえればいい内容です。でも星里もちる氏にはぜひ読んでほしいかな。 『あの日』で一番アイデアを注ぎ込んで、そしてうまくいったと思っているのはエンディングの映像です。 これは現物を見てもらわないとちょっと分かりにくいのだが、画像のような感じの映像。左のほうでフィルムが下から上に流れていくのだが、その中で各コマの絵がⅠコマづつ動いているのである。 画面上のフィルム全体を見ていると映像が下から上へ流れているように見えるが、あるⅠコマだけに注目して見ているとそのコマの中でアニメがきちんと動いているという仕様。 実際に映画で見るとけっこう面白いです。 撮影方法はきわめてアナログである。 ① 本編の中から、キャラクターの全身が動いているカット

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