タイで軍事クーデターが発生した。現在までのところ、大きな混乱も生じていないために、経済への影響は限定的との見方も広がっている。しかし、中長期を見たときに、経済成長に悪影響を及ぼすことは明らかだ。タイは「中進国の罠」にはまった。 アジアは1980年頃から奇跡の成長を続けてきたが、ここに来て成長の鈍化が顕著である。その代表がタイと中国だ。両国ともに1人当たりのGDPが5000ドルを超えて、先進国の目安となる1万ドルまで、あと一歩というところに来た。開発途上国の優等生である。 しかし、真に先進国になるためには「中進国の罠」を乗り越えなければならない。アジアにおける「中進国の罠」とは、経済発展に伴い農工間格差が広がり、政治が不安定化することである。 必然的に生まれる都市と農村間の経済格差 経済発展とは、ごく簡単に要約すると、農業が主な産業であった社会から工業やサービスが主体となる社会に変わることに

著者プロフィール:サカタカツミ クリエイティブディレクター。就活や転職関連のサービスをプロデュースしたり、このような連載をしていたりする関係で、そちら方面のプロフェッショナルと思われがちだが、実は事業そのものやサービス、マーケティング、コミュニケーションの仕組みなどを開発するのが本来の仕事。 直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」や「MakersHub」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』、『就職のオキテ』。この連載についても、個人的に書いているブログでサブノート的なエントリーを書く予定。Twitterアカウントは@KatsumiSakata。 新しい製品やサービスがリリースされたとき、以前はまず新聞やテレビのニュースで取り上げられ、さらに遅れて雑誌などに紹介されるといったくらいしか、情報が拡散される方法はありませんでした。しかし最近では、ソーシャルメディアなど

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デイサービス(通所介護)は介護保険制度の重要なサービスの一つ。高齢者の自立支援や家族の負担軽減を図るため、自宅で介護を必要とする高齢者を事業所まで送迎し、日中に入浴や食事、体操、レクリエーションなどを提供するものだ。 ところが、デイサービスの総費用が増加し続けていることに危機感を抱いた厚生労働省が、小規模な事業所の指定・監督権限を身近な市町村に移すことで、デイサービスの「適正化」を図ろうとし始めた。 全国でデイサービスの月間利用者は約160万人、事業所は約3万5千カ所に及ぶ。民間事業者の参入が著しく、中でも小規模な事業所の増加が目立つ。創意工夫で伸びる民間事業者もあり、たとえばフランチャイズで全国展開している企業グループは民家を改修した小規模な事業所(月当たり利用者が300人以内)でデイサービスを朝から夕方まで提供。夜間は一泊1千円前後でそのまま宿泊できるようにする「お泊まりデイサービス」
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会社で働いて給料をもらうのも、あるいは牛丼屋で280円の牛丼を注文して食べるのも、その根底には「契約」が存在している。 「契約」というのは、大雑把に言ってしまえば約束のことだ。会社員は雇い主に対して一定の労務を提供し、雇い主はその対価として賃金を払うことを約束する。牛丼屋は客に注文されたサイズの牛丼を提供することを約束し、一方で客はその対価を支払うことを約束する。 お互いがお互いの義務について約束をすることで、契約は成立する(双務契約の場合)。そして、この約束した義務にない行為は、しなくても契約という点からは咎められることはない。労働者は最初に約束した時間の範囲で労務を提供すればいい。牛丼屋も、牛丼を提供して客が食べられるような状態にすればいい。定時後や休日に無償で働いたり、笑顔で一緒にあたたかいお茶を出したりしなくても、「契約」上の義務は十分に果たしている。 しかし、現実にはこういう「契

ボンジュール!!皆さん、年末の忘年会シーズン、旅行シーズンですがいかがお過ごしですか?旅行先は決められた?もしヨーロッパに、特にフランスに行こうとされている方は、選ばれる航空会社に注意してほしい。 最近、無意識にグーグルで “エールフランス サービス最低”と検索することが多くなったのだが、その検索結果に大いに勇気づけられた。ネット上ではエールフランスのサービスに対するクレームが噴出しており、決して私だけがエールフランスの悪意の犠牲者だったわけではなかったのだ。しかしこれはより大きな問題をはらんでいる。 なぜフランスという大国の印象を大きく左右する、その国の玄関であり顔でもあるナショナルフラッグシップの航空会社で低劣なサービスが横行しているのだろうか。お陰様でキャセイパシフィックのサービスが相対的に良好に思え、また日本と比べて随分無礼に感じた香港のサービスもフランスと比べると愛しくて仕方がな

2025.01 « 12345678910111213141516171819202122232425262728 » 2025.03 PRESIDENT2013年12月16日に、津田大介×古市憲寿×田原総一朗という顔ぶれの対談が掲載されています。 その中で、古市憲寿氏の次の発言を見て、わたしはメガテンになりました。 【古市】なるほど、すき家はいいですよね。牛丼やファストフードのチェーンは、じつは日本型の福祉の1つだと思います。北欧は高い税金を払って学費無料や低料金の医療を実現しています。ただ、労働規制が強く最低賃金が高いから、中華のランチを2人で食べて1万円くらいかかっちゃう。一方、日本は北欧型の福祉社会ではないけれど、すごく安いランチや洋服があって、あまりお金をかけずに暮らしていけます。つまり日本では企業がサービスという形で福祉を実現しているともいえる。 え? 牛丼やファストフードのチ

乙武洋匡さん、銀座の「TRATTORIA GANZO」に「車椅子だから」と入店拒否される http://togetter.com/li/504751 この乙武さんの件だけども。 なんか一部の人が言いたい放題でちょっと見ててイラッときたので書いておきます。ブコメは全体的にお店に対して同情的な人が多くてそれが唯一の救いではあるんだけど、それでも正義面して誹謗中傷する輩が目につきます。 この銀座のお店は数人で回してるトラットリアらしいですが、はっきりいって忙しい時は10秒単位でやる事があるわけです。10秒でも何かやるべき事をやらなかったら味が崩壊するのがイタリアンです。例えばパスタを10秒長く茹ですぎたらもう出せないレベルです。それが想像できない人は漫画「バンビーノ」でも読んでみてください。少人数で回すイタリアン(トラットリア)のキッチンは戦場です。 だから、僕はイレギュラーな対応を要するお客さ

Gunosy批判が流行っているようです。 [衝撃]Gunosyはただの「はてブ拡張サービス」だった?衝撃の分析まとめ http://matome.naver.jp/odai/2136759618730082401 Gunosyのレコメンドエンジンの仕組み解説 http://angra.hatenablog.com/entry/2013/05/03/Gunosyのレコメンドエンジンの仕組み解説 そもそもGunosyって元々そんなに評価高くないっていうか、見た事ある記事がたくさん配信されてくるっていうのはずっと前から指摘されていたんですよね。ただ、twitterやfacebookを解析して記事を紹介するっていうのはそれはなかなか新しいチャレンジなんで、みんな暖かく見守っていたんですよ。出来はあまりよくない、でもやろうとしてる事は面白い、っていう感じ。 それがなんでこのタイミングでこんな批判記事
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