去年の記事において,連番のQRコード画像を一括作成するSwiftコードの例を示しました。 doratex.hatenablog.jp このSwiftコードをちょっと改変すれば,「コマンドライン引数に与えられた文字列からQRコード画像を生成する」コマンドラインツールは簡単に作れます。もちろん,Homebrewなどを用いて qrencode のような専用ツールをインストールしてもよいでしょう。ただし,自分一人で使う環境ならば何でもいいのですが,広く配布するスクリプトなどを想定する場合,デプロイ時の可搬性という観点で考えると,追加のプログラム/ライブラリの事前インストールを必要とせず,macOS環境であればどこでもシェルから1行で呼び出せるコマンドが存在する嬉しいですよね。 「macOSのAPIをコマンドラインから直接呼び出す」ためには,PyObjC が有効な手立てとなります。この手法は以前のP
ここで言うレガシーなObjective-Cプロジェクトの定義とは iOS 7時代 (Xcode 5) より前に作成されたプロジェクトであるSwiftのコードを一行も含んでいない IOS_DEPLOYMENT_TARGETが8.0よりも小さい (7.xをサポートしている) とします。 こんな由緒正しいiOSのプロジェクトを未だにメンテしている人もなかなかいないのかと思いますが、もしいらっしゃいましたらそんな方のためにSwiftなプロジェクトに変換していく方法をメモしておきます。 ■前提条件 まずIOS_DEPLOYMENT_TARGETを8.0以上にしましょう。IOS_DEPLOYMENT_TARGETを8.0以上にすることでdynamic frameworkおよびclang moduleが使えるようになるため、Objective-CとSwiftの間の垣根が非常に低くなります。 ■ケース1

iOSアプリ開発者の皆さま、もう「Swift」でアプリを開発していますか? 登場した日から一年以上たち、今はバージョン2.0のベータ版まで出ているプログラミング言語Swift。初期はコンパイルの遅さや不具合の多さが目立ったのですが、最近はその辺りの問題が解消されて非常に使いやすくなってきています。 そろそろ、ぜひ移行をお勧めしたいのですが、既存のObjective-Cアプリを移行するのはなかなか大変な面もあると思います。チームで開発している場合は自分以外の開発者や関係者へ周知するコストも掛かりますし、Swiftへ移行する際のトラブルを思うと、いろいろな不安がつきまとうでしょう。本稿では、そういった不安が少しでも解消されるように、アプリ開発のプログラミング言語をObjective-CからSwiftへ移行するメリットや手順、注意点など勘所をまとめて紹介します。 なお本稿は、SwiftやObj

「Objective-CがSwiftに置き換わる」っていうのがピンとこないのです。 それは、Swiftそのものがオープンソースになっても、あまり変わらないと思います。 以下はすごーくざっくりした知識で書いています。 Objective-Cの歴史 そもそもObjective-Cが何なのか、あまり知られていない気がします。 超ざっくり説明すると、AppleをやめたジョブズがApple OSの「次」として、当時としては革新的なオブジェクト指向OSだったNeXTSTEPを生み出しました。NeXTSTEPの存在は後の様々なOSに影響を与えました。OSXやiOS自体、NeXTSTEPの系譜です。 NeXTSTEPはオブジェクト指向のOS・開発環境・開発言語を統合し高い生産性を実現していました。その開発言語がObjective-Cでした。NSのプレフィクスの意味が、NeXTSTEPの略称というのは、比較

海外事業向けのiOSアプリケーション開発を担当している西山(@yuseinishiyama)です。クックパッドは現在、海外複数カ国に向けてサービスを展開しています。 主にObjective-Cで記述されたアプリケーションを全面的にSwiftに書き換える機会があったので、その際に得た知見や書き換えるに至った動機を共有します。 書き換えに至るまでの経緯 この項では、書き換えに至るまでの経緯について説明します。 Objective-C期 アプリケーションの開発は2014年7月頃にスタートしました。Swiftの発表直後でしたが、時期尚早ということもあり、Objective-Cで実装することになりました。 Objective-C、Swift混在期 2014年10月頃から、Swiftへの段階的な移行のために、新規のコードをSwiftで書くようになりました。Swiftの記述力や、ヘッダと実装を行き来しな

Objective-C でも Optional Xcode 6.3 で Objective-C の言語機能のアップデートがあり、 Optional と同等の機能を提供する __nullable と __nonnull が利用できるようになりました。端的に言うと Objective-C で値が空の状態がより明確に表現できるようになったということです。今回は、この機能をご紹介します。 Xcode 6.3 から利用可能 __nullable __nonnullで定義 nullable nonnull でも記述可能 __nullable と __nonnull __nullable は、NULL または nil が含まれる可能性がある場合に使用します。一方 __nonnull は NULL または nil が含まれる可能性がない場合(つまり、絶対に空ではない場合)に使用します。これらを使うと、例え
![[iOS] Xcode 6.3 から Objective-C でも Swift の Optional と同等の機能が利用できるようになりました | DevelopersIO](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fb3323f16a41baa5010c4386d0f831ba8c2bd749c%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fdevio2023-media.developers.io%252Fwp-content%252Fuploads%252F2013%252F09%252Fios1.png&f=jpg&w=240)
Swift is now open source. For the latest news, visit theSwift open sourceblog UPDATE: This post was updated to use the new _Nullable syntax in Xcode 7. One of the great things aboutSwift is thatit transparently interoperates with Objective-C code, both existing frameworks written in Objective-C and code in your app. However, inSwift there’s a strong distinction between optional and non-option

As we take a moment to reflect on our experiences over the past year, one thing is clear: 2014 was an incredible year professionally forApple developers. So much has happened in such a short timespan, and yetit’s hard to remember our relationship to Objective-C beforeSwift, or whatAPIs could have captivated our imagination as much as iOS 8 or WatchKit.It’s an NSHipster tradition to ask you, d

Objective-C Bridging Headerを利用することで、Swiftは既存のいかなるC/Objective-Cコードのシンボルでも呼び出すことが可能になっています。しかしながら場合によってはSwift単体では素直に書きづらいハマりどころがあります。C/Objective-Cのラッパーを作り、Objective-C Bridging Header経由でSwiftから呼び出せば全ての問題は解決できるのですが、面倒くさいですしやはりSwift単体で何とかしたいですよね。そこでここでは素直に書きづらいハマりどころと、それを何とかしてSwift単体で解決する方法をご紹介します。 ※以下の情報は2014/12/19現在のものです。Swiftは言語仕様の変化が激しいので予期せず変更されている場合があります、ご了承ください。

「Mac」と「iOS」の開発者が「Swift」を綿密に検証している。Swiftは6月にサンフランシスコで開催されたWWDCでAppleが発表した新しいプログラミング言語だ。真っ先に提起された質問には、次のようなものがある。Swiftは良いものなのか、それとも悪いものなのか。現在と将来のプロジェクトにはSwiftを使うべきなのか。プログラマーは過去に遡って、「Objective-C」で記述したプログラムをコーディングし直すべきなのか。MicrosoftのMS「Office forMac」および「Office foriPad」チームのDavid Owens氏はかつて、Mediumへの投稿の中で、Swiftの発表はObjective-Cプログラマーにとって不運だと述べている。Swiftの発表を受けて、私はiOSと「OS X」の開発の未来をとても悲観している。私の見る限り、Swiftによっ

Swiftは1年ぐらい混乱した後にObjective-Cの置き換えになるのでしょう。採用と人材育成を考えると、長く生き残るアプリほど既存コードをSwiftに置き換える必要が出てきますかね。 クラス単位かファイル単位かでObjective-CとSwiftは混在できるようですが、そういうのもあんまりねぇ。コンバーターとか出てこないのかな。90%の完成度で良いから変換してくれれば、あとは直すからさ。 ■Swift参考記事(プロ向け) [iOS] 新言語SwiftがObjective-Cよりも良いところ – QiitaSwift ファーストインプレッション – mizchi’sblogMacOS 10.10 Yosemite、新プログラミング言語Swiftが発表!さてさて・・・:電脳ヒッチハイクガイド:電脳空間カウボーイズZZ(電脳空間カウボーイズ) – ニコニコチャンネル:生活 上記、非常

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く