任天堂のものづくりに対する考えやこだわりを、 開発者みずからの言葉でお伝えする 「開発者に訊きました」の第18回として、 6月5日(木)にNintendoSwitch 2 と同時発売となる NintendoSwitch 2 ソフト『マリオカート ワールド』の 開発者のみなさんに話を訊いてみました。 まず、簡単に自己紹介をお願いできますか。 『マリオカート ワールド』のプロデューサー、矢吹です。 「マリオカート」シリーズには『マリオカートWii』からかかわり、 『マリオカート7』『8』ではディレクター、 『8 デラックス』からプロデューサーをしています。 『ARMS』※1でもプロデューサーとしてかかわりました。

漫画の話ばっかりだし、ゲームの方でも10選シリーズをやろうや。 というわけで、ゲームボーイの10選だ。 テトリス(任天堂、1989年)ゲームボーイはパズルと相性が良かった。 テトリス自体、既に別メーカーからファミコンで発売済みであったが、いつでもどこでも手軽るに遊べるというアピールポイントは大きい。 通信ケーブルによる対戦のアレンジもゲームボーイならでは。 魔界塔士Sa・Ga(スクウェア、1989年)前述のテトリスもそうだが、初期のゲームボーイはスキマ時間を埋めるお手軽なゲームが多かった。 また、画面も狭いためRPGを作るのは無理ではないか?と言われた風潮に果敢に挑戦した作品。 画面の狭さは世界をいくつかに区切ることで1つ1つワールドマップを最初から狭くし、その説得力を持たせるために塔という世界にしたことや、独自の成長システムでレベルアップに掛かる時間をカット、キャラクターの使いまわしやセ

2018年11月から開発中の早期アクセスタイトルとしてSteamで販売されてきた同作。発売時に開発者がTwitterで投稿した映像からもわかるように、小規模開発の作品としては整った美麗なビジュアルやUIが印象的である。画面上で所狭しとユニットと攻撃が入り乱れる迫力あるゲームプレイ映像を魅せたそのツイートは、1000件以上もリツイートされるなど広く拡散された。ゲーム自体も現時点でSteamには800件近いレビューが投稿され、評価は「非常に好評」に区分されている。さらに開発のポケットペアに話を聞けば、本作は5万本のセールスを達成しているという。 インディーゲームとしては、ビジュアルを含めたクオリティ面で、そして評価やセールスの面でも、十二分に成功している範疇だと言えるだろう。実際にプレイしてみると、最初はほかに類を見ないゲームのルールに戸惑うものの、すぐにその爽快感を味わえる良きゲームである

ニンテンドーミュージアムもいいけれど 2024年にクラフトインターネットなど、 古き良きインターネットに注目が集まっていたけれど、 僕は昔から「もう使われなくなった"ウェブ廃墟"」を探すのを趣味にしてます。 www.nejimakiblog.com 今年の秋、京都にオープンするニンテンドーミュージアムが話題なので、 史料価値的という意味でも読まれるべきだと思う 任天堂の「ゲームソフト公式HP」をいくつか紹介しようかなと。 ニンテンドーミュージアムもいいけれど スーパーマリオサンシャイン ポケットモンスター ピカチュウ版 メトロイドプライムハンターズ スターフォックス64 星のカービィ2 ゼルダの伝説 風のタクト モンスタータクティクス公式ウェブサイト ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ マザー2 スーパーマリオランド 6つの金貨 他社事例 まずは夏ということでこのゲーム
誰が魔界塔士Sa・Gaを遊んでいいと言った? オレだ! ……ということで、『魔界塔士Sa・Ga』を遊びました。 もうね、すごい。すごいのよこのゲーム。 FF1を遊んだ時に「一発目からこんなにファイナルファンタジーしとるか!?」と衝撃を受けたのを今でも覚えているのですが、魔界塔士Sa・Gaも「一発目からこんなにサガしとるか!?」と思いました。 なので、「魔界塔士Sa・Gaがすごすぎる」。 いいですね、超シンプルタイトルで。 ではさっそく本文に入って行きましょう。 まぁ、暇な時読んでください。 今回はSwitchの「Sa・Ga COLLECTION」で遊びました テキストがすごすぎる 「エスパーギャル」って何……? 魔界塔士Sa・Gaって、やっぱりこの「テキスト」のセンスがすごいと思います。普通、「エスパーギャル」にするか? なんか「エスパーガール」とか「エスパーおんな」とかにしない? なぜか

ローグライクしかやったことがない人間が「Rogue」やってみた。見ろよこの冗談とすら思える,いとしき理不尽さを ライター:つきひ ローグライク。それはマップのランダム生成や,死ぬとイチからやり直しになる“パーマデス”を特徴とする,昨今の一大ジャンルだ。 日本では“不思議のダンジョン”シリーズ「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」が有名で,近年ではデッキ構築型の「Slay the Spire」,サバイバー系の「Vampire Survivors」など,ローグライクと別ジャンルを組み合わせた路線が大ヒットしたのも記憶に新しい。 でも……ローグライクの“ローグ”とはなんなのか? 「Rogueという作品をリスペクトしているからローグライク」という解説はいくらでも見聞きしてきたが,私はローグを知らずにライクを愛した。それと同じように,ローグのことを知らない人も多いはずだ。 だから,40年以上前のコン

30年ぶりにファミコン版ドラクエ4をプレイしたので、AI戦闘の仕様についてまとめます。ソースは主に下の記事と自分でプレイした検証結果です。本件に関しては下の記事以上に詳しい情報はないと思われますが、仕様解析というコンセプトで非常に詳細に記載してくださっているため、この記事では自分なりに実プレイ上有用かなと思えるレベルでまとめました。 ご一読いただければ「なぜブライやミネアがいまいち使えなかったのか」といった疑問も解消すると思います。 なお、以下に記載の内容は100%正確とは限りません。 ソースの解析記事を私が誤読している可能性があるのと、一部自分で補完した内容はあくまでプレイ検証して「おそらくこうだろう」と結論づけているに過ぎないためです。ご了承ください。 基礎知識まず基礎知識。 ある程度詳しい方、少し調べたことがある方ならこの辺りはご存じの内容になるかもしれません。AIは「モンスター

社名にまでなったジャレコの『シティコネクション』は「そこまで好きじゃなかった」!?──本日のインタビューは“決定版”と題しまして、吉川さんの半生を含めシティコネクションの全てがわかる、そんな記事にしたいと思っております。よろしくお願いします。 吉川延宏氏(以下、吉川氏): よろしくお願いします。私としても、そうなってくれれば本当に嬉しいです。まず、今日のインタビューでこれだけは伝えておかないといけないというものがありますので、最初に言わせてください。 私の会社名「シティコネクション」は確かにジャレコの『シティコネクション』から取った名前なんですが、別に私は『シティコネクション』のことを社名にするほどは好きじゃなかったということです。 ──そうなんですか!? 吉川氏: はい。会社を興すとき、軽いノリで「昔好きだったゲームのタイトルから取ろう」と考えたんですが、本当は『妖怪探偵ちまちま』とか『

2006年、イラクのアルファルージャで、軍用の金属探知機を膝に乗せ、テトリスをプレイする米海兵隊の兵士。(PHOTOGRAPH BY TOBY MORRIS, ZUMA PRESS/ALAMY STOCK PHOTO) 1980年代に世界的ベストセラーになったコンピューターゲームの「テトリス」を、メンタルヘルスの改善に役立てる研究が進められている。具体的には、テトリスをプレイして、性的暴行や自動車事故、戦争、自然災害、または困難な出産などを体験した後に起こるフラッシュバック(過去に経験したトラウマ的な記憶が自分の意志とは無関係に侵入すること)の回数を減らせる可能性があるという。 世界24カ国で実施した調査によると、人が死ぬところを見たり、愛する人が突然亡くなったり、命が脅かされたりする事故に遭ったりするなどのトラウマ体験があると報告した人の割合は70%を超えていた。だが、その後に睡眠障害や
小さなゲーム開発の楽しみ はじめにゲーム開発は、自分の創造性を存分に活かせる場だ。特に、手軽に作成してすぐに楽しめる小さなゲームを題材とすれば、その魅力をすぐに体験できる。この記事では、小さなゲームを制作する楽しさを探ってみたい。 「小さなゲームを作ること、それ自身が楽しいのだ」の章では、小さなゲームとは何か、小さなゲームを作るのはなぜ楽しいのかを述べる。小さなゲーム開発は大きなゲームを作るための訓練というだけではなく、小さなゲームならではの楽しさがあるのだ。 小さなゲームを作ろうとした時、どのようなプログラミング言語やゲームエンジンを使って作れば良いかは、最初に悩むポイントだ。「ターゲットデバイスと開発環境、何向けに何で作ろうか」の章で、それらに関する情報を集めた。ゲームの核となるアイデアの考案は、小さなゲーム制作の鍵だ。「小さなゲームのアイデアって、どうやって思いつくの」の章で、そ
「子どもが街から消えた」 その爆発的ヒットがこんな表現で例えられたのが、1983年に任天堂が発売した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」、通称「ファミコン」だ。 日本のゲーム産業に大きな影響を与えたこのゲーム機が、世に出てことしで40年。会社はこれから、どのように、どんなゲームを送り出そうとしているのだろうか。そのヒントを探るべく、古川俊太郎社長に話を聞いた。 8月1日から31日まで大阪府阪南市で開かれているレトロゲームの展示会。 過去に販売されたおよそ500種類のゲームやその関連商品が展示されている。 中でも入り口の一番目立つ場所に置かれているのが、「ファミリーコンピュータ」、いわゆる「ファミコン」だ。

任天堂のモノづくりに対する考えやこだわりを、 開発者みずからの言葉でお伝えする 「開発者に訊きました」の第10回として、 7月21日(金)に発売となる『ピクミン4』の お話を伺っていきたいと思います。 ただ、今日は『ピクミン4』の開発メンバーの皆さんに加え、 特別に初代『ピクミン』の開発メンバーの皆さんにも お集まりいただきました。 まずは「ピクミン」シリーズの始まりについて お話を訊いていきたいのですが、 このシリーズが始まったきっかけは 宮本さんが言い出したところから始まっているのでしょうか。

「ディアブロ IV」では50以上のアクセシビリティ機能が利用可能。障害を持つプレイヤーにとって役立つ機能を多数追加 編集部:やわらぎ ActivisionBlizzard Japanは本日(2023年5月23日),「ディアブロ IV」(PC /PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One)にて50以上のアクセシビリティ機能が利用可能であることを発表した。 利用可能になる機能は,ボタン割り当て機能や,片手操作が可能になるアナログスティックの割り当て,フォントの色やサイズなどを変えられる字幕設定や,音声のテキスト化などだ。本作のリード・アクセシビリティデザイナーである,ドリュー・マクロリー氏は,「開発チームは障害を持つプレイヤーにとって役に立つ機能を追加しながら、それ以外のプレイヤーのゲームプレイを損なうことがないように、慎重にバランスを取りながら、アクセ

なぜか今、特に脈略もなくゲーム『ドラゴンクエスト』の話。 『ドラゴンクエスト』公式サイトへ 私は初代『ドラゴンクエスト』をリアルタイムで体験した世代だが、シリーズとしては6までしかプレイしていない(つまりSFCまで)。 「RPG」という言葉や存在を知ったのは恐らく本や雑誌(ベーマガとか)で、それは『ドラゴンクエスト』より少し前のことだと思うが、実際に自分で購入しクリアまでした最初のRPGは『ドラゴンクエスト』のはず。 そんな私がこれからする話は、当然ながら今更ゲームシステムや物語の考察でもなく、作品レビューでもなく、『ドラゴンクエスト』にまつわるいくつかの思い出話になる。 無知な素人が例えば、ゲームの歴史とか革命とか、やたら大きなものを語っても意味のあるものにはならないだろう。 ということで要するに“『ドラゴンクエスト』思い出語り”をするわけだが、個人が今更『ドラゴンクエスト』の話をWeb
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