(1) 日本最初のLTはRubyとPerlコミュニティから日本最初のLTは、2001年5月、初台の当時アスキーの地下フロアで行われたYARPC 19101 というイベントでした。 YARPCはYet AnotherRuby/Perl Conference の略称で、RubyとPerlのカンファレンスでした。主催はJUS(日本UNIXユーザー会)で、初期の頃のRubyコミュニティは小さかったので、単独ではなく先輩スクリプト言語のPerlと共催するイベントが多かった時代でした。 つまり、日本最初のLTはUNIXをベースとしたRubyとPerlのコミュニティから始まったのです。だから、少なくともRubyコミュニティの方々には、ライトニングトークスの歴史は知ってほしいと考えました。 (2) 高橋メソッドの原型は日本最初のLTで生まれた日本Rubyの会、会長高橋さんが発明した「高橋メソッド」のプレ

id:sora_h です。最近はRubyKaigi の Organizer やWi-Fi NOC をやっていましたが… 何屋なんだろう? 一応 Software Engineer (Site Reliability, Corporate Engineering) を名乗っていますが…。あっRubyKaigi から戻ってからは学者をやってますね。落ち着いたら本業を思い出していこうと思います。 さて、Cookpad は 2010 年よりRubyKaigi に協賛していますが、近年はWi-Fi Sponsor など*1として携わっています。実体的には、 id:sora_h (筆者) がRubyKaigi 前にほぼフルタイムでWi-Fi の準備に提供されたり、細々とした機材、一部の回線・ラックスペースの提供を行っています *2。本稿ではRubyKaigi2023Wi-Fi ネ

KeebKaigi2023 レポート ~Rubyコミュニティと自作キーボードコミュニティのつながりから生まれたイベント2023年5月11日から13日に行われたRubyKaigi2023のプレイベントとして、5月10日に自作キーボードに関するイベントであるKeebKaigi2023が長野県松本市のコワーキングスペース33GAKUにて行われました。 会場入り口 KeebKaigiとは なぜ、RubyKaigiのプレイベントに自作キーボードのイベントが行われたのでしょうか? 近年のRubyKaigiの会場では、RubyKaigiの参加者たちが自主的に自作キーボードを持ち寄り廊下でミートアップが開催されていました。 そして今年の開催地である松本市には、44キーの分割キーボードであるSilverBulletや、自作キーボードの試作に便利な基板である無限の可能性の設計者である王立魔界鍵盤製作所

タイトルは釣りで、実際には2023/05/11-13に長野県松本市で行われたRubyKaigi2023についてのポエムです。 私が松本市在住ということもあり、ローカルオーガナイザーというカッコいい肩書をもらって、運営のお手伝いをしていたので、少し奇をてらって自作○○入門という書き方をしています。 具体的には、ノベルティ周りの受発注、ヤタイなど地元企画の持ち込み、一部おやつの受発注、Day0イベントのKeebKaigiの企画などを担当していました。 公式ノベルティ ボクが担当した公式ノベルティについてのコンセプトについての駄文を残しておきます。 デザインはもちろんあつみさんが作ってくれるのですが、 1000個とか作るのでいろんな業者さんに納期などの調整を半年くらい前からに連絡して、 断れれたりもしながら参加者に面白がってもらえそうなものを企画しました。 書いていて思いましたが、通常「喜んでも

2006年からほぼ毎年、日本で開催されているオブジェクト指向スクリプト言語Rubyに関するイベント「RubyKaigi」。 世界中のRubyistにとって“祭り”と言えるような一大イベントですが、この「RubyKaigi」が発足した経緯や、過去から現在までの歴史をみなさんはご存知でしょうか。 今回は「RubyKaigi」の創始メンバーのひとりである荻野淳也さんと、第1回の「RubyKaigi 2006」から運営に携わっている角谷信太郎さん、「RubyKaigi 2015」からチーフオーガナイザーを務めている松田明さんにインタビュー。イベントの歴史を語っていただきました。 「RubyKaigi」が産声をあげるまで ――そもそもの発端として「RubyKaigi」を立ち上げた経緯を教えてください。 荻野:過去から歴史をたどると、最初、「RubyConf」が2001年にアメリカで開催されたんですよ

(前編はこちら) Why's (Poignant)Guide toRuby という本をご存じでしょうか? Why氏によって書かれてインターネットに公開された、Rubyの入門書です。 オリジナルのWebサイトは消えてしまったようですが、フォークされたものが存在しますし、日本語版『ホワイの(感動的)Rubyガイド』もあります。 (私の理解では)Why氏はもともとは本名を明かさずに活動していたこと、ある日突然にインターネットから姿を消したこと、それ以来コミュニティには彼を見かけた人がいないこと、などの逸話をもった謎めいた人物です。 Why氏は、一般にはプログラミング言語が生まれそうもない日本という国で生まれた言語であるRubyを「コンピュータ言語ではなく、プログラマ語(coderspeak)」であると言い表し、たくさんのマンガと意味不明なサイドストーリーを織り交ぜながら、並々ならぬ愛情をもっ

こんにちは。 メディアサービス開発部、Webアプリケーション開発課のフサギコ(髙﨑)です。Ruby onRailsによるバックエンドの実装運用と、AWSによるサービスインフラの設計構築を中心とした、いわゆるテックリードのような立ち位置で働いています。本記事では、2022年の9月8日から9月10日にかけて三重県津市で開催された、RubyKaigi2022に現地参加したことについてお話しします1。RubyKaigiとは 実に3年ぶりの物理開催 見に行った講演の感想などRuby meetsWebAssembly Making *MaNy* threads onRubyBuilding a Lightweight IR and Backend for YJIT TowardsRuby 4 JITRuby debugger - The best investment for y

こんにちは。最近は奥さんの影響でVaundyとCreepy Nutsばかり聞いています P山 です。先日三重県津市で開催されたRubyKaigi2022 へ参加したので、そのレポートをお届けします。RubyKaigiとは みなさまも御存知の通り、Rubyは島根県在住のMatzことまつもとゆきひろ さんによって開発されたプログラミング言語です。いまや世界中で利用されているRubyの国内最大級のカンファレンスがRubyKaigiです。2022年は3年ぶりのオフラインでの開催がありました。また同時にオンラインでの配信も行われており、現地にいかなくても楽しめるイベントでした。 オフラインの会場は三重県津市にある、三重県総合文化センターで実施されました。 また会場内の中庭ではランチ用のテントが建てられており、外で数種類の弁当を楽しむことができました。 ご覧の通り、とても大きな会場で、スピーカーセ

はじめてRubyKaigi にオフラインで参加してきました! @RubyKaigi2022 参加する前は、色々な不安や迷いがありましたが、勇気を出して飛び込んでみて本当によかったです。 はじめての気持ちを忘れないように、ブログに残しておきたいと思います。 +α、今後RubyKaigi に参加してみようかな?と思った方の後押しができれば嬉しいです。 (もし間違った説明などありましたら、ご指摘いただけると大変ありがたいです🙏 ) Who am I ?RubyKaigi に現地参加しようと思った理由 事前に準備したことRubyKaigi に参加してみて 受付 名札 (name tag) に記入 Tシャツやノベルティの受取り セッション スポンサーブース 廊下ランチ イベント スタンプラリー クイズ大会 Cookpad Code Puzzle forRubyKaigi2022食

09/08-10に三重で開催されたRubyKaigi、09/10-12に東京で開催されたiOSDCにどちらもスピーカーとして参加してきました。 カンファレンスはしごされた方はお疲れ様でした。RubyKaigi Keynote 初めてのRubyKaigiでの発表で、さらにキーノートで、さらにトップバッターという大変貴重な体験でした。いやー緊張した。1 当日のスライドはこちら。Ruby 3.2でサポート予定のRubyのWebAssembly/WASI対応について話してきました。 前半でモチベーションや出来るようになったことをデモを交えつつオーディエンスと共有して、後半は実装について自分の好きなことを話す、という構成でした。 syntax_treeを使ったデモはちょっと上手くいかなかったんですが 2、 一番見せたかったIRBでSVGを表示するデモがうまくいって良かったです。IRBのデモはこち

RubyKaigi2022に参加してたのしくて元気でたという話です Day0〜Day4までいろんな方々とお話できて本当にたのしくて元気が出ました。みんなありがと〜!!! 開催地今年のRubyKaigi(RubyKaigi2022) は、オンライン・オフラインのハイブリッド開催で(オフラインは3年ぶり)、オフラインの開催地は、今年は三重県津市の総合文化センターでした 久しぶり+コロナ禍で、どんな場になるのか。毎年参加されてる方々が200人前後ぐらい??と想像していました 実際に行ってみると、参加人数はRubyKaigiの1stシーズンぐらい(600-700人ぐらい)?で、例年に比べて初参加の方や女性の参加率も高く感じ、多様性が広がってとてもよい場だなーと思いました kaigi会場でお久しぶりの方や、初めましての方、リアルでは初めましての方々、現地の方々、などなどといろんなお話ができて、と

こんにちは。転職ドラフトでエンジニアをしている伊藤(verdy_266)です。 リブセンスではほとんどのプロダクトがRuby を使って実装されています。今回、RubyKaigi がオフライン開催されるということで、エンジニアの有志で参加してきました。 この記事では、RubyKaigi に参加したエンジニアでセッションの振り返りを行った模様をお伝えします。転職ドラフトでブースを運営した話についてはこちらをご覧ください。 made.livesense.co.jp 今回参加したエンジニアは、以下の6名です。 マッハバイト:ayumu838, kimihiro031転職ドラフト:iwtn, yamitani, yk, verdy_266 実務に直結する話から超絶技巧の話まで verdy_266: 今回のセッションで印象に残ったものを挙げるとしたら何になりますか? yamitani: 私は実務

こんばんは、ぷよぐやまーのkinoppydです。 さよなら、絶対また来るよ #rubykaigi pic.twitter.com/epzRiHdVM8— kinoppyd (@GhostBrain)2022年9月11日SmartHRでは、RubyKaigiにスケジュールアプリスポンサーとして協賛しており、当日はブースとかも出していました。アイコン付きマスクやトートバッグを受け取りに来てくれた皆さん、ありがとうございます! 想像以上のペースでトートバッグが消えていき、思ったより足らなかったなと反省しました。トラブルがあり1日で終わってしまった人労打に参加してくれた方々もありがとうございます、現在景品発送に向けて集計中です。 この記事はRubyKaigi振り返りレポートですが、セッションの詳細レポートや会場の雰囲気的なところは多くの個人の方や企業のテックブログで既に紹介されているので、私は
rubykaigi.orgspeakerdeck.comRubyKaigi2022で発表した。オンライン参加で、発表は録画だったので、発表したかどうかは奇妙な感じだけど、ともかくできるだけのことはやりきった。 僕にとって、RubyKaigiは2013が最初の参加だった。以来「いつかは発表を……。」と思ってはいたけど、ネタがなかったり、CFPを出したけどRejectだったりだった。 今回、"Rubyに関する国内最大級の国際会議"に初登壇できたのは万感の思いだ。本当に嬉しい。 一方、採用率(採用数 / CFP数)は実は2倍もない。つまり誰にでもチャンスはあって、やれる覚悟があるかどうかが重要なのだ。みんなも発表やってみよ。 KPI "GitHubリポジトリのスター100個"を目標にしてたけど、結果としては30くらいだった。 https://github.com/ksss/orthoses
今年もCOVID-19 の影響でRubyKaigi のオンラインイベント化されたRubyKaigi Takeout 2021 に行ってきた。 去年もCOVID-19 の影響で takeout をやっていたがすっかり忘れてたので参加していなかった。ので 2 年ぶりの参加である。 見たセッションは開催日毎に以下のようになった。 day: 1 Yusuke Endo, “TypeProf for IDE: Enrich Dev-Experience without Annotations,” https://rubykaigi.org/2021-takeout/presentations/mametter.html Takeshi Kokubun, “WhyRuby’s JIT was slow,” https://rubykaigi.org/2021-takeout/presenta
RubyKaigi Takeout 20202020年9月4日, 5日にRubyKaigi Takeout 2020 が開催されました。RubyKaigi Takeout 2020 は、本来であれば長野県松本市で開催される予定だったRubyKaigi 2020 の代替イベントとして計画されたオンラインカンファレンスです。 わたしは RubyKaigi 2020 の Local Organizer として運営に携わる予定でしたが、COVID-19 の影響で中止になったためひきつづきRubyKaigi Takeout 2020 の運営チームのメンバーにもなっていました。といっても、オンラインカンファレンスでできることは本当に少なくて、やったことといえば、準備をがんばってくれているチームの他のメンバーを応援するくらいでした。 そんな状況だったので当日は自宅から一般参加者として YouTub

以下はすべて 6/4 時点の情報になります (英語でのアナウンスについてはこちらをご覧ください; English version of this announcement can be found here)RubyKaigi 2020 参加者の皆様へRubyKaigi チームでは、新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) に伴い 2 月末に 9 月へ開催の延期を決定しましたが、現時点になっても感染拡大に関して油断ができない状況が続いています。そのため、RubyKaigi チームではRubyKaigi 2020 の開催中止を決定しました。RubyKaigi 2020 において 2020/9/3-5 に開催される予定だったイベントは全て中止となります。 そして、RubyKaigi チームでは、今回中止した 9 月開催の日程の一部 (9/3-5) にてオンラインでの代替イベントを

2019.05.15 キーワードで振り返るRubyKaigi 2019@博多(#2)Rails、JIT、コントリビューション こんにちは、hachi8833です。GWと年号変わりを経て記憶が薄まらないうちに、引き続きRubyKaigi 2019@博多をキーワードで振り返ります。BPS社内勉強会でのRubyKaigi 2019報告会でBPS社内の他の参加者から得た情報も取り入れました。rubykaigi.orgより なお、RubyKaigi 2019(と2018)のツイートタイムラインを追える便利なリンク集(@fuji_syan作)を見つけました❤️。 サイト: Replay forRubyKaigi 2019年度も、見たいセッションが横に並ぶことが多く、泣く泣くエイヤで決めたことも何度かありました😢。Martin先生も同じように残念そうにしていました。 当初は公式サイトへのリンクに留

RubyKaigi remains one of the bestRuby events in the world—with insightful talks, fantastic organization, and tons oftop-notch attendees. And if you still think that “Ruby is dead” then “you’rejust not paying attention.” Adding typing toRuby and a keynote by Matz This year the centraltopic for the whole conference was adding static type checking to the language. Isitnecessary? How do we make

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