写真家でがん患者の幡野広志さん(@hatanohiroshi )の「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」を読んだ。 幡野さんは1983年生まれ。1976年生まれの私より7つ若い。 2016年、お子さんの優くんが生まれた翌年、多発性骨髄腫という癌を発症し余命宣告を受けた。 そこから、「優くん」に伝えておきたい人生のヒントを書き残した、穏やかで優しい内容が盛り込まれた素敵な本。 この本の中で「優しい虐待」という言葉が出てくる。 幡野さんが末期がんということを知った知人や親族が、「このサプリが良い」とか「気功のすごい先生がいる」など大量に怪しい勧誘をする、この根拠なきアドバイスを「優しい虐待」と呼んでいる。 善意からくる根拠なきアドバイスは、患者を間違った治療に誘導し傷つけ、そして苦しめる。 優しい患者さんほど「優しい虐待」を善意で行う人たちに何も言えない。言い返せない。 幡野さんのツイ

世界の三面記事・オモロイド海外の珍奇な事件、事故、人間模様を伝えます。 検索フォーム Entries 中出しセックスする女性は、鬱になりにくい(米研究) Tweet [アメリカ発] ニューヨーク州立大学アルバニー校に在籍する心理学者、ゴードン・G・ギャラップ博士が、性科学の学術誌、 『Archives of Sexual Behavior』 に出版した研究論文「Does semen have antidepressant properties?」は、出版された当時(2002年)、マスコミに取り上げられ物議を醸したそうであるが、5年経った今、再浮上し、ネット界隈で話題になっている。 ギャラップ博士の研究テーマは、膣内で放出される男性の精液が女性の心理に与える影響である。彼はサンプルの293人の女子学生の性生活と精神状態について調べたのであるが、コンドームを使わないでセックスする女性は、コン

2005年05月15日 糖尿病 (1)検査前日の夕食にたっぷりの糖質を摂らないと誤って糖尿病と判定されてしまう 糖尿病の検査に糖負荷試験という検査があります。人間ドックを受診された方は体験されているでしょう。この検査では、朝食を食べていない状態(つまり空腹時)で、75グラムのブドウ糖液を飲みます。飲む前(空腹時)、飲んでから30分後、1時間後、2時間後の4回採血して、血糖値を測定します。2時間後の血糖値が200mg/dl以上なら糖尿病、140mg/dl以上なら耐糖能異常(=糖尿病予備軍)と判定します(空腹時血糖値をでも判定できますが省略します)。アメリカ糖尿病学会が1997年に糖負荷試験は時間がかかる、空腹時血糖値が126mg/dl、あるいはどんなときに測っても血糖値が200mg/dlを超えていたら糖尿病と診断してよいという報告書を出しました。驚いたことに日本の糖尿病学会もこの診断基準を
癌を専門に特に最近は免疫学の側面から研究を続けてきたのでそろそろ一言いっておかねばならないかなと。 半年ほど前のこと、、、 同じ職場で働いている友人の免疫学者H氏 「癌て感染することもあるのですね。免疫の進化は主に細菌とウィルスへの対抗手段として発達し、癌は各個体で終わるから進化の淘汰圧にはならないという考え方は改めないといけないかも知れませんね。」 私「あ゛っ?」「(3秒ほど考えた後で)いや無いと思うよ、マジで。ありえない。まず、どうやってアロのバリアーを先ずクリアーするんだ?ソースは?怪しげなネットじゃなくて?とりあえずリンク送って」 (心の中で)「H氏確かに癌は非専門だけど、免疫は俺より良く知ってるし、マジ優秀なのに何言ってるんだ?無いだろ普通」 H氏「http://ghop.exblog.jp/4115367/ とりあえずこれを。」 私「やっぱりブログか、ん、しかしソースのリンクが
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
New York州Buffalo市にあるRoswell Park Memorial Institute、癌研究では歴史ある研究所ですが、ここに私が留学していた1963年頃、当時の所長が、癌の予防と称し、紙巻煙草のアンチキャンペーンをしたことがあります。屋上に乾燥設備を設置しレタスやキャベツなどを持ち込んでタバコレスシガレットを作るとか何とか。日本人は戦時中のイタドリの葉っぱのたばこを思い出しましたし、心有る研究者は眉をひそめ、高名な遺伝学者は「きっと新しい癌ができるに違いない」とウインクしながら私にささやきました。結局、このキャンペーンは長続きしませんでした。 前置きはさておき、煙草の有害性についての発表や資料は、枚挙にいとまありません。『「タバコは百害あって一利なし」のうそ』洋泉社新書(2007)の中で、著者の武田良夫は煙草有害論の根拠となった多くの疫学調査について調べています。彼のま
何が悲しいって、ハイライトをKENTのスーパーライトに変えたら驚くほど喘鳴が減った事。痰自体が減ってるからなぁ・・・。 ところで、 喫煙と肺癌の関係も同様の手法で、さらに言えば複数の集団においてさまざまな交絡因子を排除した研究で繰り返し証明されている。 コレで判明するのは疫学調査の仕組みから言って、喫煙群のリスクだと思うんだけどなぁ。主体的行動である喫煙は環境要因を排除するのが難しいし、喫煙と肺癌の関係でトリガー調査したって話は聞いたこと無いし*1。 JTが金出してやらせてる「どの物質がどの部分にどの様な効果を与えるので癌になるか」みたいな研究しないと「原因」は言えないと思うけど。多分養老氏が言ってるのはコレと「インチキ統計*2」ネタのコトじゃないかと。 前にも書いたかもしれないけど、嫌煙さんたちは何でCOPDや喘息みたいに「煙草がどんな悪さをしているか」判っているネタを使わずにヨタがかな
旅行中に家に溜まってしまった新聞を読んでいたら、興味深い記事を見つけた。上にスキャンして示したのが、毎日新聞6月30日付夕刊のもの。どうやら最初に北海道新聞が報じたようで、以下はその北海道新聞のサイトからの引用である。 ● 札幌の道立高 「胸触られた」120人苦情 女生徒 内科検診終了できず(06/30 07:11) 札幌市内の道立高校が五月中旬に行った内科検診で、女子生徒約百二十人が「(大学病院から検診の応援に来た三十代の)男性医師に乳房をつかまれた」などと訴えたため、検診を中断していたことが二十九日、分かった。学校側は「丁寧に診たことで誤解された」としているが、一連の混乱で学校保健法が健康診断の期限とする六月三十日までに、検診を終えられない事態となった。 同校や道教委によると、内科検診は二日間の日程で初日は一年生全員と三年生の半数の計四百五十人が対象。大学病院からの応援医師
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