5月28日開催の第8期叡王戦でタイトル防衛を達成した藤井聡太叡王。戦略や手筋の研究にAIを活用していることでも有名な藤井叡王だが、たまに“AIを上回る一手”を見つけることさえあるという。6月17日に行われた藤井叡王とAI将棋ソフト「Ponanza」開発者の山本一成さんとの対談イベントで、山本さんは「これが実際あるんですよね。なかなかないと思ってたんですけど」と驚きを語った。 以前は中盤の局面判断に困っていた AIの“評価値”が参考に 記者 いつ頃から将棋AIを活用しているのか、また、活用する効果はどのように感じていますか? 藤井叡王 私が将棋AIを活用するようになったのは2016年ごろでした。その当時は中盤でどういうふうに局面を判断していくかに課題を感じていて……。AIってその局面の評価値を判断してくれるので、それを参考にして自分自身の局面判断の力を伸ばせられたかなと思っています。 山本さ

藤井王将は「村田システム」で止める! 王座戦挑戦者決定T準々決勝、村田六段「棋士人生を懸けて戦う」

6月20日(火)に第71期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦が行われ、藤井聡太竜王・名人(20)が村田顕弘六段(36)に勝って準決勝進出を決めました。 藤井竜王・名人は、まだ獲得していない「王座」への挑戦を目指して、このトーナメントに臨んでいます。 20日の対局では苦戦を強いられましたが、薄氷を踏む思いで勝利を収めました。 逆転の要因となったのは、自陣で守り駒として使っていた銀の活躍でした。 各メディアで話題になった逆転劇を、図面を交えて解説していきます。 怪しい雰囲気 「第71期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦 主催:日本経済新聞社、日本将棋連盟」 ▲村田顕弘六段-△藤井聡太竜王・名人 75手目▲6九玉まで 第1図で、藤井竜王・名人の指した△6四銀が逆転への第一歩でした。 藤井玉は▲4二銀以下の詰めろ(※)でしたが、△6四銀によって6三の地点に逃げ道が生まれ、詰めろを回避できました。

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