この記事を起点に、中国で盛り上がりを見せつつある「着ぐるみコスプレ文化」と新ビジネスを紹介します。 筆者はよく中国の二次元系スポットを訪れるのですが、そのたびに感じるのが「着ぐるみ姿の人が増えた」ということです。 着ぐるみコスプレには大きく分けて、「美少女着ぐるみ」、「ケモノ着ぐるみ」、「特撮系」の3種類があります。 なかでも、ここ数年で目に見えて増えてきたのが「美少女着ぐるみ」と「ケモノ着ぐるみ」です。 この記事では中国で行われた世界最大級の着ぐるみコスプレイベントの紹介記事を取り上げます。そして次回以降の記事で「なぜ着ぐるみを着るのか」、「着ぐるみビジネスの広がり」を紹介していきます。 私の「外殻」を通じて、私を知ってください请以我的外壳来认识我 こんな可愛い人になりたい先月初め、広東省仏山市で開催された Doll Weekend 10 に参加しました。これはKigurumi(着ぐるみ

デジタル家電やオタクカルチャーをはじめとしたエンタメ系の店が所狭しと並び、趣味人たちを魅了してきた秋葉原。 その秋葉原はあくまで「通う」街で、「住む」というイメージは抱きにくいものだが、SUUMO住みたい街ランキング2024で過去最高の29位になるなど、筆者をはじめ、ひそかに「住む」ことに憧れをもつ人はいるはず。 そこで、なんと秋葉原に住むことをテーマとした同人誌(自主制作誌)、『秋葉に住む』を20年以上発行し続けている方の存在を知り、貴重なお話を伺った。 自作PC好きから秋葉原住まいへ 前人未踏、『秋葉に住む』を21年発行し続け、そして大部分の記事を執筆しているのが、しげのさん。そもそもなぜ秋葉原に住んだのか。 しげの「もともと自作PCが好きで秋葉原に愛着があったんです。社宅住まいだったので分譲マンションを買おうと、就職6年目の2004年に、当時新築で販売されていた『東京タイムズタワー』

15歳のころ神がいた。画面の向こうにいた。htmlタグでつくられたあわい色使いのサイト。エンターボタンを押した先で、神は大人気スポーツ漫画の二次創作をやっていた。漫画も絵も小説もかける人だった。なにも生み出したことのない私にとっては天上人だった。天才ってなんでもできるんだ、と中学生の私は思い込んだ。神の全てが正しかった。30000hitありがとう、と神が書いていれば30000hitってすごいんだなと思ったし、ヤニが切れたと神がブログにつづればヤニなんてかっこよすぎると思った。神は私の一つ上の16歳だった。今よりなにもかもがゆるい時代、彼女の二次創作では未成年のキャラクターたちがとうぜんに飲酒し喫煙していた。そのせいかもしれない。同じサイトの中にいるキャラクターたちと神を同じ階層で見るようになって、もう強烈に憧れた。 神がサイト内のブログにつづるファッションやほんのりにおわせる彼氏の存在も

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