都内でウォーキングエクササイズを指導するデューク更家(Duke Saraye)氏(2004年2月13日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【7月29日 AFP】人はなぜ歩くときに腕を振るのか。科学者らを長年悩ませてきたこの疑問を解いたとする論文が、29日発行の「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of The Royal Society B)」に発表された。 腕を振るには筋肉が必要であり、筋肉に食物エネルギーを供給する必要もある。それならばなぜ、歩くときにわざわざ腕を振るのか。「大昔に四足歩行をしていたときの名残だ」と説明する専門家もいる。 今回、米国とオランダの3人の科学者は、人体を使った厳密な実験を行って謎の解明を試みた。 チームはまず、腕振りにおける力と動きを検証するための力学モデルを構築し、10人の被験者に対して3種類の歩

大学院生の人に聞いてみたい。大学院に入ると、周りに優秀な人が多くて、皆、自分がいかに凡人であるか自覚すると思う。科学の発展のために優秀な人材を集めることも重要だけど、「天才のクローンを作った方が手っ取り早い」と内心思う人は、どれぐらいいるのだろう? だって、才能が開くかどうかわからない何千何万の原石(大学院生)の中から宝石(ScienceやNatureに論文を通せる人)を捜すより、既に見つかっている宝石を大量生産するほうが、コスト的に安上がりで効率がいいのは、誰の目にも明らかじゃないですか。ぶっちゃけ、後、数十年すれば、大学院の運営コストよりも、天才のクローンを作るコストの方が低くなると思う。そうなったら、どう対応するの?企業は、絶対、比較するよ?原石で花開くかどうかわかっていない大学院生と、既に天才であることが分かっているクローンと、どちらが適切な投資対象か。どっちを雇ったら、儲けが出そ


旅行中、空港で荷物が出てこなかったという記憶の方が、昨年のクリスマスにもらったプレゼントの中身より頭に残っているものだ。ベルン大学の進化生態学の研究で、苦い思い出ほど人間の進化に役立っていることが分かった。 人口増加の背景と良い経験と苦い経験を比較し人に与える影響を調べたところ、いやな体験を思い出すことや、人に助けられた人より助けを拒否された人は、進化の面では有利だという。 思いやりは命取り この研究結果はこのほど「王室協会会報 ( Proceedings of the Royal Society ) 」に発表された。研究を主導したダニエル・ランキン氏は、寛大で思いやりがある生体は長い世代交代の中で淘汰 ( とうた ) されていく。一方、苦い経験を思い出すことに敏感な人ほど、生き延び、繁殖する傾向にあると言う。とはいえ 「道徳的なことを言いたいわけではない。複雑な世界を非常に単純化したコン


パナマとの国境に近いコロンビアのダリエン(Darien)山脈タカルクナ(Tacarcuna)丘陵で、毒ガエル3種、内臓などが外から見えるほど体が透き通っているカエル3種、まだら模様のカエル1種、アマガエル2種、サンショウウオ1種の計10種類の新種の両生類の存在が確認されたみたいなんだ。 今回の調査は、コンサベーション・インターナショナルの爬虫・両性類学者とエコトロピカ基金の鳥類学者が中心となって行われたそうで、3週間にわたる捜査の結果、両生類60種、爬虫類20種、鳥類約120種を確認したのだそうで、その中にまじっていたのが、この10種の新種な両生類たちくんだったそうなんだ。 【新種の両生類10種、コロンビアで発見される NGOなどによる調査】 【Photos - A Wealth of Amphibians in Colombia】(via 雑学part2) 新種とされるサンショウウオの一

以前、とあるシステムのソースコードを読む機会があったのだけどあまりにひどかった。あのひどいコードでまあまあまともに動いているというのが逆に信じられない。今日昼ご飯を食べながら少し話していたのだけど意外と知られていないようなので、話せる範囲でいかにひどいのか説明してみようと思う。 まず、ソースコードが大雑把に見積もって3750万行あるのだけど、その中でまともに機能しているコードは3%しかない。10分の1程度のソースコードで同程度の機能を実現しているシステムもあるのでほんとあのシステムのコードはゴミだと言っても過言じゃない(*1) プログラマとしてはなんでそのプロジェクトはそんな状態になってしまったのか気になるところだけども、まあ多くのプロジェクト同様、真相を知る人は誰もいない。でもまあ、実際に機能しているコードのコピーみたいなものがあちこちに散らばっていることからしてコピー&ペーストが盛んに
ソコクジラウオ科は雄とわかった。長さ約6センチクジラウオ科は雌とわかった。長さ約10センチリボンイワシ科は子どもとわかった。全長80センチになるのもいる=いずれも国際研究チーム提供 これまで別ものとされてきた深海魚の三つの科が、ひとつにまとめられそうだ。日米豪の国際研究チームが、3科が成長とともに姿を大きく変える魚の子ども、雄、雌にあたることを明らかにした。英専門誌バイオロジー・レターズ(電子版)に発表した。 キンメダイに近い仲間のリボンイワシ科、ソコクジラウオ科、クジラウオ科の3科で、それぞれ体長の5倍以上もある長いリボン状の尾、肥大した嗅覚(きゅうかく)器官、クジラのような顔つきといった特徴をもつ。 見直しのきっかけは、チームに加わる千葉県立中央博物館と東京大海洋研究所などが03年に発表した論文。魚類100種のミトコンドリアDNAの塩基配列を比べたら、リボンイワシ科とクジラウオ科
南米エクアドルのガラパゴス諸島で、ほぼ全身がピンク色をした新種のイグアナの生息を確認したと、イタリアのトルベルガータ大などの研究チームが5日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。 イグアナはトカゲの仲間で、チームによると、同諸島にはリクイグアナ2種、ウミイグアナ1種の固有種がいる。今回確認されたのは新たなリクイグアナで、最大の島イサベラ島北部の火山周辺に生息していた。英生物学者ダーウィンが1835年に同諸島を探検した際には訪れなかった地域だという。 黄色っぽい他のリクイグアナと異なり、黒いしま模様の背中と黒いしっぽを除いてピンク色。頭部に突起があるのも特徴だ。 遺伝子解析の結果、進化の面では、他のリクイグアナよりずっと前に枝分かれしたリクイグアナの原形に近い種と判明。地元の保護関係者が1986年に見つけたが、科学論文の発表は初めて。(共同)

同性愛行為に及ぶ2匹のオスのコクヌストモドキ(写真)。この甲虫の場合、オス同士の同性愛行為によって異性との繁殖の機会も増えていることが新たな研究で明らかになった。 (Photo courtesy Sara Lewis Tufts University) コクヌストモドキという甲虫のオスは同性愛行為に及ぶことがある。この行為によって、実際には繁殖の機会が増えていることが新たな研究で明らかになった。 コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)は小麦の害虫で、温帯地域に広く生息している。この虫の同性愛行為自体は、数十年前から指摘されていた。だが、その理由については、進化の観点から見て説明のつかない謎として残されていた。進化の理論に基づけば、オスはメスとの生殖行為にエネルギーを集中するはずだからだ。アメリカ、マサチューセッツ州メドフォードにあるタフツ大学の進化生態学者で、研究
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