東京電力福島第1原発で発生している汚染水を浄化した処理水について、東電は24日、薄めて海に流す「海洋放出」か大気に放つ「水蒸気放出」で処分する場合を想定した検討素案を発表した。 一度に大量の放出は避け、最長で20~30年かけて放出する可能性もあるとしている。 処理水をめぐっては政府の小委員会が2月、海洋放出と水蒸気放出を「現実的な選択肢」とした報告書を公表。政府は方針決定に向けて4月から地元住民らの意見聴取を行う予定で、東電に参考となる技術的な素案を求めていた。 発表によると、放出前の段階で、取り除くことができないトリチウム以外の放射性物質濃度を基準値以下にする「二次処理」を実施。2020年度後半に浄化装置を使った除去作業を試行する。 二次処理後、海洋放出の場合は、水1リットル当たり1500ベクレル未満を目安に海水と混ぜて希釈、放出する。水蒸気放出の場合はボイラーで加熱し、蒸発させ空気と混

処理水処分「時間の余裕ない」 方針決定、今夏目安に―福島第1原発で菅官房長官 2020年03月10日18時34分 記者会見する菅義偉官房長官=10日午後、首相官邸 菅義偉官房長官は10日の記者会見で、東京電力福島第1原発から出る処理水の処分方針を決める時期について「2022年夏までに(保管用の)タンクが満杯になってしまい、処分開始まで(準備に)2年程度を要することも考えると、意思決定にはそれほど時間をかける余裕はない」と述べた。今年夏ごろを一つの目安として可能な限り急ぐ意向を示したものだ。 処理水処分「科学的実証」重視を 福島第1原発を視察―IAEA事務局長 菅氏は同時に「スケジュールありきではない」と強調。地元関係者らの意見を聴きながら慎重に検討を進める考えを示した。 学術会議問題 菅内閣 新型コロナ最新情報

水は、原子力発電に欠かせない物質だ。だが、東京電力福島第一原子力発電所の事故は、その水を制御できなくなったことで引き起こされた。そればかりでなく9年たった今も、水との闘いは続いている。炉心溶融(メルトダウン)を起こした原子炉内に残る、溶け固まった燃料(デブリ)を冷やす水と、建物内に流れ込む地下水による汚染水が発生し続けているためだ。事故で何が起き、どうして作業は遅れているのか。福島第一原発事故と水との闘いを、振り返る。(編集委員 吉田典之) 過熱した燃料による化学反応で水素が作られ、爆発が起きた 3号機が水素爆発を起こしたことを伝える3月14日の号外 2011年3月11日に東日本大震災が発生した時、原発は揺れを検知して発電を停止し、原子炉の冷却が始まった。だがその後、堤防を越えて発電所を襲った津波で、施設内の電気設備は浸水して全ての電源が失われ、電気で動かしていた冷却水の循環も止まってしま

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水を浄化した処理水の処分方法を検討する政府の有識者委員会が18日開かれ、事務局の経済産業省は、海洋放出を行った場合に住民が被曝(ひばく)する放射線の量は「十分小さい」とする推計を公表した。 影響評価には、国連科学委員会のモデルを用いた。放出地点の近くで生活する住民が、処理水中の放射性物質トリチウムを取り込んだ魚介類の摂取や、砂浜で浴びる放射線を考慮し、被曝線量を推計した。 その結果、1年間で全ての処理水を海洋放出した場合、住民の被曝線量は最大で年間0・62マイクロ・シーベルトで、自然界で1年間に浴びる被曝線量の2100マイクロ・シーベルトを大幅に下回った。処理水を海洋放出でなく蒸発させて大気に放出する場合も、被曝線量は年間1・3マイクロ・シーベルトにとどまった。

福島第一原子力発電所にたまり続けている、放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分について、原田環境大臣は「海洋放出しか方法がないというのが私の印象だ」と述べました。この水を海などに放出することについては、反対する地元の声も根強く、大臣の発言は議論を呼びそうです。 この水について、原田環境大臣は10日の閣議後の会見で、環境省の所管を外れる事柄だと前置きをしたうえで、「思い切って放出して希釈すると、こういうことも、いろいろ選択肢を考えるとほかに、あまり選択肢がないなと思う」と述べました。 記者から「水を海洋放出して希釈するということか」と確認する質問が出ると「それしか方法がないなというのが私の印象だ」と重ねて述べたうえで、「しかし、これは極めて重要な話なので、軽々にこうすべきとは言えないが、まずは安全規制や科学的な基準をしっかり説明する。風評被害の回避も含めて内外に誠意を尽くして説明することが

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東京電力福島第一原子力発電所3号機で15日朝から始まった使用済み燃料プールの核燃料を取り出す作業は、午後1時前、2本目の核燃料を取り出したあと、なんらかのトラブルが起き、作業は一時中断しているということです。東京電力が現在、詳しい状況を調べています。

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