“見積り” を作成した開発チームと、それを確認したビジネス担当者や経営者が、その内容を巡って対立することがあります。「見積りが大き過ぎる」「いや、これぐらいはかかりますよ」といったあのやり取りです。 これはおそらく、両者がともに “見積り” と “計画” を区別せず、混同しているから発生しています。見積り依頼を受けた時、開発チームが提出するものは、おそらく “見積り” です。しかし、ビジネス担当者や経営者が期待するアウトプットは “計画” なのです。 こうして “見積り依頼” という名のもとに、ソフトウェア組織に対立が日々生じているのではないでしょうか。 “見積り” と “計画” は別物見積り結果の「30人月」という数字(①)は、計画ではなく見積り工数です。そんなことは当たり前ですよね。 工数が明らかになれば計画なのか?それでは、30人月の開発を5人でこなすから「6か月」かかる(②)、とい

前回のブログから90日以上経ってしまったので広告が載ってしまったから短文でもアウトプットしておく。 プログラマとして仕事をしているとコードと向き合っている時間の9割以上は既存のコードを読んでいる、だから読みやすさは重要である、という言説は耳にタコができるほど誰もが言っている。仕事で書かれるコードが誰のレビューも通ること無くマージされている現場は凄惨だが、自分より明らかに経験を積んだ人たちが何度もレビューを重ねたコードが読みやすいかというとそうとは限らない。良いコードが守るべきルールをすべて守っていても不可解なコードはあるし、どんなに読みやすいコードでも数千行の規模になってくるとやはり脳内からこぼれて一度に覚えておける範囲からはみ出る。 変数名や関数名をわかりやすくするとか不必要な技巧を凝らさないとかわかりやすい設計にするとか主観的な事を偉そうに語る本は山ほどあり、それらの本を崇める事は悪

東京オリンピック・パラリンピックで利用するアプリ開発の経費削減をめぐり、平井デジタル改革担当大臣は、開発を請け負った事業者について「脅しておいたほうがいい」などと発言したことを認め「表現は不適当で、今後は気をつけたい」と釈明しました。 東京オリンピック・パラリンピックで日本を訪れる人の健康管理などを行うアプリ開発の経費削減をめぐり、平井デジタル改革担当大臣が開発を請け負った事業者について内閣官房の幹部に対し「脅しておいたほうがいい」「完全に干す」などと述べたと朝日新聞が伝えました。 これについて、平井大臣は、閣議のあとの記者会見で、発言を認めたうえで「非常にラフな表現になった。表現は不適当で、今後は気をつけたい」と述べました。 そのうえで「強い覚悟で、国民の立場になって交渉するよう、強い口調で申し上げたが、事業者に直接言ったわけではない」と釈明しました。 また記者団が「経費削減に大臣の発言

日本はユーザー組織よりもベンダーにIT人材が集中していることが、DXを阻害しているといわれる。すぐにオンプレのサーバーを売ろうとする、クラウドで頼むといってもIaaSで持ってくる、ちょっと目新しい技術を指定したら見積もりが跳ね上がる。そういったSIベンダーに対するフラストレーションが、ひょっとして内製に切り替えれば、もっと迅速かつ低コストに新技術を導入できるのではないか?という期待に繋がっているように見える。 もしも夢が叶うならば、決められた予算、決められた要員で、生産性が高い最新の技術を習得しながら、環境変化を受け入れつつ、予定通りプロジェクトを完遂できるに越したことはない。しかしながら世の中にはトレードオフがあって、決められた予算、決められた要員、決められた期日通りにプロジェクトを仕上げたいのであれば、実績あるチームが、枯れた技術を使って、余裕あるスケジュールで、要件を固める必要がある

カメラシステムをCANONからSONYに移動すべきかどうか、色々と悩みながら考えたこと。結論からいうと、これからのカメラはソフトウェア。 カメラはハードでなくてソフト10年ぐらい前、カメラアプリを当てて、いくつかのカメラメーカーさんと意見交換をしたころから「これからカメラはハードではなくソフト」と言い続けてる。 ・マルチレンズでデプス撮った方がいいのでは? ・ピクセル毎の距離がとれると、切り抜き合成がリアルタイムにできる。 ・超広角で光だけ大量にいれれば、望遠はソフトウェアでシミュレートできる みたいなことを、昔から言い続けてるけど、あまりカメラメーカーの人には刺さらない模様。多分、物理カメラの多くのフィーチャーは下記みたいな展開になると思う。 レンズ画角複数レンズ合成で超広角・超パノラマをつくり、そこからソフトウェアで望遠をシミュレートと思われる。求められるのはレンズモジュールの数か。

◇「イラストレーター」を、不正プログラムを使って 東京情報大(千葉市)の学生42人が、パソコン用画像編集ソフトの体験版を不正プログラムを使って試用期間を延長していたことが大学への取材で分かった。大学は42人に対して口頭で厳重注意する。 コンピューターのシステムやデータに不正侵入したり、改ざんしたりする不正プログラムは「クラックツール」と呼ばれ、試用期間を延長する行為は著作権法違反になる。インターネット上で入手できるものもあり、不正利用を助長しているとの指摘もある。 大学によると、学生らが2015年春以降、学園祭のポスターなどを制作する際、米アドビシステムズ社の画像編集ソフト「イラストレーター」の無料体験版を私有のパソコンにインストール。不正プログラムを使って設定されている試用期間を延長した。ソフトの価格は数万円だが、学生らは無料で利用していた。 千葉県警やアドビ社に通報があり、県警
ByTechStageAndroidの次期OSとなる「Android N」のプレビュー版がすでに公開されており、2016年内に正式にリリースされる見込みです。しかし、Androidの最新バージョンが公開されても、すぐにアップデートできるのはGoogleのNexusシリーズであり、それ以外のスマートフォンは各メーカーの更新を待つ必要があります。最新のアプリを使ったりセキュリティを強固に保ったりするためにも最新バージョンへのアップグレードが必要である中で、Googleは更新への対応が遅れがちのスマートフォンメーカーに対して圧力をかけて最新バージョンへの早急な対応を促しているようです。Google Steps Up Pressure on Partners Tardy in UpdatingAndroid -Bloomberg http://www.bloomberg.com/news

ストーリー by hylom 2015年01月07日 18時26分 OSの頻繁なメジャーアップデートと旧バージョンのサポート切り捨てはやめてほしい 部門より Tumblerの共同創設者であるMarco Arment氏が、「Appleのソフトウェアの評価は暴落している」という発言をしたことが話題になっている(Slashdot)。 Arment氏は、「Appleの昨今のハードウェアは今まででもっとも称賛すべきものだが、ソフトウェアの品質は過去数年で急落しており、将来についても大きく心配している」とブログに記している。 経緯についてはAppleちゃんねるがまとめているが、9to5Macによる「Appleはソフトウェアの品質よりマーケティングを優先していると思いますか?」という公開アンケートでは8割以上が「Yes」と答えるなど、Appleのソフトウェア品質について憂慮している人は多い様子だ。
「Hao123」というナビゲーションサイト、読者の皆さまはご存知だろうか?中国国内でシェア1位、全世界の検索エンジン市場で第2位のシェアを誇る検索エンジンを提供する中国百度(バイドゥ)が手がけている。 インターネット初・中級者向けに「動画」や「ゲーム」、「旅行」といった、生活シーンに合わせたカテゴライズで"選りすぐり"のWebサイトのみをピックアップ。シンプルな画面構成で、目的のWebサイトへダイレクトにアクセスしたいといったユーザーニーズを満たす目的のナビゲーションサイトが、先に述べた「Hao123」である。 しかし、検索エンジンで調べてみると、「Hao123」に関連する検索キーワードには「Hao123 削除」や「Hao123 アンインストールできない」……といったサジェスト候補が表示される。検索結果の上位には、"ブラウザのスタートページが知らない間に変更される"というものもあり、「こ

2014.08.11 人事給与関係業務情報システムというものがある。 人事院が管理する省庁の人事、給与、共済、統計などの業務のためのシステムだ。 もともとは分散型システムのはずだったのが、途中で方向転換して、集中型システムになった。 11府省が利用し(府省と言っても宮内庁、衆議院、会計検査院、公正取引委員会なども使っている)、平成28年度末までには最高裁判所や参議院を含め、すべての省庁が利用することになっている。 元々の計画では初期投資に84億円、毎年の運用経費が15億円というはずだった。 しかし、初期投資の予算から各府省のシステム移行経費42億円が漏れていたりして、結果的には143億円の初期投資と27億円のランニングコストがかかっている。 しかも平成22年度に導入されたシステムなのに、いまだにソフトウェアに大きな問題がある。 例えば、人事の発令に併任がかかっていたり、あるパターンの発令が

動画再生ソフト「GOM Player」のアップデート機能を利用した、新たなコンピュータウイルス感染の手口が確認され、セキュリティ企業のラックが公式サイトで注意を促しています。 今回のケースでは「GOM Player」の自動アップデート時に何らかの方法で、正規のアップデートサーバではなく「攻撃者側が用意した不正サイト」へと誘導されてしまい、そこから不正ファイルを実行されてしまう場合があったとのこと。正規のソフトウェアアップデート中に感染が起こるため、ユーザー側で攻撃を防ぐのは非常に難しく、また攻撃を受けたかどうかも気付きにくいため、GOM Playerの利用者には「安全が確認されるまでアップデートを行わない」ことを推奨しています。 正常なアップデートの流れ

単に見ている画面のデスクトップやウインドウを画像ファイルとして保存するだけでなく、あとから矢印や説明付きの吹き出しを付けたり、鏡面反射・回転・パースを付けて立体的にするなどの特殊効果、さらには枠線・ウォーターマーク・余白の付加といった高度な編集機能までをも実現しているのがこのフリーソフト「SnapDraw」です。 以前は有料のシェアウェアだったのですが、現地時間2011年8月19日に突如「フリーソフトにする」と宣言し、一切の機能制限を持たない無料版としてリリースされました。もともと有料だっただけのことはあり、通常のフリーソフトの範疇をはるかに凌駕する機能が満載となっています。 Print Screen Capture Software with Special Effects, Annotation Tools and support forWindows 7, Vista and XP

Mozillaは6月21日に、ウェブブラウザの最新版「Firefox 5」をリリースする。以降、Firefoxは6週間ごとに最新版がリリースされ、12月20日には「Firefox 9」が登場する予定だ。 MozillaはこれまでFirefoxのメジャーバージョンアップに1~2年の期間を費やしてきた。予定される機能を安定した状態で提供できるようにするため、たびたびリリースを延期することもあった。 だが今後はMozillaもGoogleChromeのような“ラピッドリリース”スタイルを取ることになる。まずリリーススケジュールを決定し、その期間内に開発が完了した新機能のみを最新版に組み込んでいく。不安定な機能があった場合は、リリースを延期するのではなく、その機能を外すことになる。新機能よりもスケジュールにフォーカスしてリリースしていくということだ。 この背景にあるのは、ソフトウェアアップデート

■ ウイルス罪法案、バグ放置が提供罪に該当する事態は「ある」と法務省見解 いわゆる「ウイルス作成罪」の新設を含む刑法等改正法案の審議が、一昨日から始まっており、今日の午前中には、野党議員からのつっこんだ質疑があり、意外な答弁が出てきた。 第177回国会 衆議院法務委員会 平成23年5月25日 衆議院TV, 会議録 第177回国会 衆議院法務委員会 平成23年5月27日 衆議院TV, (会議録未公表) 特に注目に値するのは、今日の午前中の以下の部分。*1 大口善徳議員:(略)解釈上の疑義等問題点について明らかにしていきたいと思う。コンピュータウイルスについて、刑法168条の2に、1項1号でこのコンピュータウイルスの定義が書いてあるわけですが、「人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録」と、こういう定義であ
パソコンの温度・電圧・負荷およびバススピードなどをインストール不要で表示することができるオープンソースのフリーソフトが「Open Hardware Monitor」です。 ほとんどのマザーボードに載っているチップをサポートしており、対応OSはWindows XP/Vista/7の32ビット版および64ビット版と、x86Linuxとなっています。 ダウンロードと実際の使い方は以下から。Open Hardware Monitor |CPUTemperature, Fan Speed and Voltages in a Gadget http://openhardwaremonitor.org/ 上記ページ内「Download Open Hardware Monitor」をクリック。 「Download Now」をクリック。 ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。 解凍してできたフォル

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