トヨタのカンパニー制はその後成果を上げているのか?:池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/4 ページ) 2015年4月、トヨタ自動車は大がかりな組織変更を発表した。従来の、会長ー社長からピラミッド型に連なる意思決定システムを大幅に改めた。新体制では、トップにヘッドオフィスを置き、その下に7つのカンパニーをビジネスユニットとして配置する形だ。ヘッドオフィスとビジネスユニットをつなぐ調整連絡役としての戦略副社長会を設置し、各カンパニーには独立権限を持たせた製品軸での組織に改めたのだ。 ヘッドオフィスとカンパニーの間にガバナンスが発生するのはもちろんだが、新組織ではカンパニー間は完全に独立し、他のカンパニーの干渉を受けない。大部屋を個室に切り替えるような変更だ。 急成長と肥大化 そもそも豊田章男氏が社長に就任した09年、前年のリーマンショックでトヨタは大打撃を受けた。2000年代を通じて増産に

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