最近、われわれが耳にする報道には、聞き慣れない「ミサイル」が増えている。北朝鮮の列車や海中から発射されるミサイル、ロシアがウクライナ侵攻で使用した新型ミサイル、それに対抗するアメリカ軍から供与された対戦車ミサイルなどなど。 では、日本の自衛隊はどんなミサイルを所有しているのか?それらを正しく知ることから、ミサイルを理解し日本の防衛を考える糧にしたい。 ミサイルの名称を見れば目的が分かる 陸・海・空各自衛隊の所有するミサイルのうち、主な顔ぶれを並べた。自衛隊ではミサイルのことを「誘導弾」と呼ぶ。 一番大きな誘導弾でも全長6.5メートルほどで、外国の全長20メートル前後の弾道ミサイルに比べれば、圧倒的に小ぶりだ。それぞれの名を見れば、どこからどこに向けて発射されるのかが明確に分かる。 例えば、地上から地上に向けて発射される誘導弾を「地対地」と表し、地対地誘導弾の略称は「SSM(surface-

自衛隊はサイバー攻撃に反撃できるのか――。陸上自衛隊で最大規模の図上演習「ヤマサクラ」に昨年、初めてサイバー戦のシナリオが組み込まれた。陸、海、空、宇宙と並ぶ「第5の戦場」とも呼ばれるサイバー空間で、自衛隊の展開力が問われている。 日本が武力攻撃を受けた際の作戦をコンピューターシミュレーションで訓練する図上演習。1982年から続くヤマサクラは昨年12月、北海道の東千歳駐屯地を中心に陸自約4500人、米陸軍約1500人が参加して実施された。 敵上陸部隊に日米が連携して反撃するシナリオは同じだが、今回は指揮システムがコンピューターウイルスに感染した場合などを想定。日米が協力して復旧させる訓練をした模様だ。

他国の潜水艦を捜索する作戦に備え、海中や海底の状況を調べる海上自衛隊の無人潜水装置(ROV)1機が昨年11月、津軽海峡でなくなっていたことが、海自への取材でわかった。海洋観測艦「にちなん」とケーブルでつないで遠隔操作中にケーブルが切れたためで、海自は事故調査委員会を設置して原因究明を進めている。日本近海で中国潜水艦の活動が活発化する中、海洋データの収集に影響が出る可能性がある。 海自によると、ROVをなくしたのは昨年11月30日午後2時ごろ。艦艇数隻が9日間にわたって捜索したが、見つからなかった。収集したデータは「にちなん」に保管されるため、自衛隊以外が回収してもデータの流出はなく、環境への影響もないという。 価格は約5億円。長さ3メートル、幅と高さは1・7メートル、重さは4トンほどとみられ、カメラや音波探知機(ソナー)などを備えているとされる。海上幕僚監部広報室は取材に「水中状況の確認な


1月29日午前11時25分ごろ、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の2機が接触事故を起こした。所属する松島基地(宮城県東松島市)の南東約45キロの太平洋上で、時速700〜800キロで訓練飛行中に接触。2機は数分後、松島基地に緊急着陸したという。計3人の乗組員にけがはなかった。

2013年8月に進水式が行われた海上自衛隊の護衛艦「いずも」。全長約250メートルと海自最大規模の艦艇で、総工費は約1200億円。ヘリコプター9機を同時に運用できるまっ平らな甲板と、旧日本軍の空母「翔鶴」「瑞鶴」なみの大きさから、「空母では?」とする声もある。 海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の命名・進水式が6日に行われたことを受け、7日付の中国各紙は同艦を「准空母」と位置づけ、日本の「右傾化」や「軍事力増強」の一環だと非難した。中国国防省も中国紙を通じ、「日本は歴史から学び、自衛政策を守り、平和発展の道を歩むとの約束に従うべきだ」と反発した。 (朝日新聞デジタル「海自最大の護衛艦「いずも」、どう見ても空母なのでは...」より 2014/01/07)

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