この記事を読みました。 結局みんなキャッキャウフフしたかっただけなのか -phaの日記 今はちょっと長い文章を書く人はnoteを選ぶ人が多そう。課金もできるし。しかしそこにははてなみたいなコミュニティ感はないな、と思う。はてなのブログとブックマークが入り混じって独自のコミュニティを作っていたあの感じが稀有なものだったのだろう。 (中略) 僕の場合は、自分がわりと完成してしまった(自分のことが大体わかってしまった)のと、既に人間関係をだいぶ確保できてしまったので、そうすると書くモチベーションがそんなになくなってしまった、という感じだろうか。 私は8年前からずっと一ヶ月に10本程度は安定的にブログで記事を書きつつも、最近は特に、コミュニティ的にはてなのサービスを使ったり、ネットで誰かと接点を持つことは非常に限定的になりました。 もともと、その時に暇潰しになるものがあれば何でも書くというスタン
亡くなったHagexさん(本名・岡本顕一郎さん)と、凶行に及んだ受刑者との裁判は、12月5日、福岡地裁で懲役18年の実刑で結審しました。 一連の内容は重い話なので、先に3文で結論を書きます。 ・ この裁判の経緯から結果を通じて得た私の仮説は、「はてな社が適切にコミュニティを管理できていたならば、Hagexさんは死なずに済んだのではないか」です。・ しかしながら、現在にいたるまで、はてな社はこの悲しい事件に対するコメント(見解、改善策、お悔やみなど)を、社として正式には発表していないように見受けられます(以下参考)。・ Hagexさんが事件を受けて落とした命の教訓もなく、ただ判決が確定して事件が終わっていくよりは、受刑者の特殊なパーソナリティも含め、今後は対策を打つ必要があるのではないかと、はてな社に問いかけてきた実録をまずは公開します。 ということで、以下本文。友人として、彼の在りし日の

この記事は、なぜ殺意を向けられたのがHagexなのかを説明する(随時追記)へのアンサー記事です。(筆者は同一です) 承前松本氏の裁判も終わり、おおよそ材料が出そろったので、昔書いた記事の答え合わせをしようかなと思う。 (本名が出た以上、「低能先生」呼びはどうかと思い、かといってフルネームは晒しに過ぎないかということで、以下「松本氏」と呼びます。知りたい人は知れる程度の呼び名だと思う) ・・・というのは建前で、元記事のURLが某所で引用されているのを発見し、転げまわりそうになったので自らの精神衛生のために追記をしようと思った次第。 なので、これは個人の落書きと思ってもらえると幸い。 情報追ってなかったので、いろんな人の意見の孫引きみたいになっているので、ブクマカには頭があがらないです。 答え合わせ編Hagexのブログエントリは転機だった被告人は「殺害を決意する決定打になった」理由として、Ha

他人事とは思えなかった。この初夏に起きた2つの事件のことだ。 ひとつは51歳の岩崎隆一が登戸駅近くでカリタス小学校の児童と保護者を殺し、18人を刺傷した事件であり、もうひとつはその4日後、「自分が殺される」と危機感を強めた元農林水産次官の熊沢英昭が44歳の長男、英一郎を滅多刺しにした事件だ。岩崎は私の7つ上、英一郎と私は同い年だ。彼らがどうして身勝手な暴力に走るに至ったのかが、気になっていた。 社会問題化しはじめた「就職氷河期世代」のつまずき 岩崎と英一郎に共通するのは、彼らが就職氷河期世代にあたるという点だ。 政府の経済財政諮問会議に提出された資料(4月10日付)によれば、1993年から2004年にかけて、毎年8万人から12万人が就職できないまま大学や高校を卒業した。新卒時にレールに乗らないことを「夢を追い続ける選択」と強がっていられたのは数年だけで、多くの人がその後も無業・無職だったり


なぜ殺意を向けられたのがhagexなのかを説明する(答え合わせ編)を書くために事件の流れをざっと知りたかったのでまとめた。なんかぐぐったら勝手に松本氏を神格化してるアレな人をいっぱい見かけたので、参考にしてもらえると幸い。 松本氏が犯行に及ぶまでの流れ 〇 初期・匿名ダイアリーのエントリー(他人の投稿)にひたすら罵倒を繰り返す。 ・会話らしきものが成立するとすかさず罵倒しに来るので増田達が盛大に迷惑をこうむる。 ・とある増田に徹底的にやりこめられたことをきっかけに、「低能」と連呼するようになる(うろおぼえ) ・罵倒が特徴的すぎて匿名でも一発でわかることから、「高能様」「低能連呼くん」などの呼び名がつくが、最終的に「低能先生」に落ち着く。 ・松本氏自身も気に入っていたのかはわからないが、「低能先生」呼びで気を悪くすることはなかった。(あくまで印象) ・はてなブックマークというサービスの仕組み


令和元年11月20日、僕の数少ないネット友人であるブロガーHagex(ハゲックス君)が巻き込まれてしまった事件の判決が出た。判決や公判の内容や量刑については、報道されているとおりで、「もっと重い罪を」と考えるのは被害者と距離の近いところにいた人間の感情が出てしまってフェアではなくなっているので、あえて何もいわない。アンフェアな犯罪についてもフェアに厳正に対応するべきだ。それでも、判決が出たのは、ひとつの区切りなのは間違いないので、今、自分なりに考えていることを気持ちを整理させるためにも、まとめておきたい。 言われているように前例のない事件だ。ネット上のトラブルを発端に死傷者が出る事件はこれまでもあったが、どれも加害者と被害者との間に、ある程度の直接的な関係性が認められるものだったからだ。この事件は加害者と被害者との間に直接的なやりとりはほとんどなく(加害者からはそうではないらしいが)、サー
昨年6月に福岡の起業支援施設で起きた人気ブロガーのHagexさんが刺殺された事件で、殺人などの罪に問われていた男(43)に福岡地裁が出した懲役18年の判決が12月5日、確定しました。 検察側、弁護側の双方が控訴せずに期限に4日をむかえ、判決が確定したことを被害者遺族の方よりご連絡頂きました。 この事件では「ネット上のトラブル」により被害者のHagexさんが殺されてしまったかのような報道が多く見受けられました。 しかし、20日の判決で福岡地方裁判所の岡崎忠之裁判長が「強固な殺意にもとづく計画性の高い犯行であり、客観的にみれば被害者は罵倒行為を通報したに過ぎない。身勝手で理不尽と言わざるを得ない」と、男の一方的な行為だと指摘していることを知っておいて欲しいと筆者は思います。


昨年6月に福岡の起業支援施設で、インターネット上での一方的な恨みから相手をナイフで30回以上刺して殺害したなどとして、殺人や建造物侵入などの罪に問われていた男(43)に対し、懲役18年(求刑懲役20年)の有罪判決が言い渡されました。 「(自分の定義した)集団リンチをやめさせるためだった」 この事件の被告人は、株式会社はてなが運営するインターネットサービス上で、自分の定義した「集団リンチ」をしていると考えた相手に対して「低能」、「ゴミクズ」、「死ねばいい」といった罵倒を数年に渡って繰り返していました。 被告人のアカウントは罵倒行為により凍結されるものの、新しいアカウントを取得して変わらずに罵倒を繰り返すことから、同サービス上で被告人はほかのユーザーから罵倒の言葉をとって『低能先生』と呼ばれていました。 なお、筆者が傍聴で聞いた被告人の供述によると「低能」は「馬鹿なことを言うな」の意味、「ゴミ


6月24日、有名ブロガーで、オンラインメディア編集長の岡本顕一郎さんが福岡市で刺殺された。殺人などの疑いで逮捕された男は、犯行の動機について「ネット上のやりとりで恨みをもっていた」などと話しているという。報道ベンチャー「JX通信社」の米重克洋社長は「今回の事件は『個人の発信者』を対象にした言論テロだ。ブロガーなどが脅威を感じるのは当然だが、事件で萎縮することなく書き続けることが重要だ」と訴える――。 イベント直後に起こった事件 著名ブロガー「Hagex」として活躍していたオンラインメディア編集長の岡本顕一郎さんが、福岡市内のイベントに出た後、男に刺殺された。この事件が今、大きな波紋を広げている。 朝日新聞などによると、Hagexさんは6月24日、福岡市内でネット上の炎上やトラブルやその対処法をテーマにしたイベントを開催。そしてイベント終了後、会場のトイレで犯人にナイフを刺され、その後病院で

Hagex君(id:hagex)が凶刃に倒れてまもなく1年。「フミコさんもネットから出ましょうよ」という彼の言葉は、確実に腰の重い僕を変えてくれた。感謝している。僕が彼と実際にお会いしたのは亡くなる3ヶ月前で、そこから彼が亡くなるまで毎月会う関係だった。おそらく僕は、彼の最後のネット友達だろう。はてなブログを主戦場にする40代男性同士、意気投合して、イベントの構想やブログ運営について話をした。中年の男が毎月会ってアホな話をするのは、中学生にたとえると毎日遊んでいるような感覚だ。ビールをガブガブ飲んで盛り上がって株式会社はてなに赴いて改善プレゼンをしたのもいい思い出だ。他にもいろいろ構想はあったけれど彼の死で全部行き場を失ってしまった。本当に残念だ。 ご遺族から、彼の最期の様子を聞かされたとき、自分なりに事件を追ったり振り返るたびに、怒りや悲しみを覚えたが、行き着く先はいつも彼の無念だった。


Hagexこと岡本顕一郎さんが福岡で刺殺されて今日で一年が経つ。 私はまだこの事件についてうまく心の整理ができていない。 私は、Hagexさんとは知り合いではない。事件が起きるまで顔も本名も知らなかった。ネット上で言葉を交わしたこともなかった。ブログ「Hagex-day.info」の購読者でもなかった。なので、以下の文章は多少、推測で書いている部分もある。ただ数年前から一方的にHagexさんのことは知っていた。はてなブックマークで時々、Hagexさんの書いた記事がホットエントリ入りしている時に、たまに見ていた。 知り合いではなく一方的に知っていただけの人なのに、事件のショックは大きかった。こんなに釈然としない理不尽な事件もないと思った。事件後、初めてHagexさんのブログをトップページから見てみた。Hagexさんの考えていたことを少しでもわかりたいと思ったから。しかし見てみて驚いた。何万

福岡IT講師殺害事件(ふくおかITこうしさつがいじけん)とは、2018年6月24日に福岡県福岡市中央区大名の官民協働型施設にて発生した殺人事件。 被害者は著名なブロガーであり、直接面識がない加害者の逆恨みによる犯行である。インターネット上でのトラブルが現実社会に影響を及ぼした事件として社会に衝撃を与えた[1]。 東京都江東区のインターネットセキュリティ会社に勤務する被害者A(以後A)は、「Hagex」というハンドルネームでブログ「Hagex-day info」を運営しており、インターネット上のトピックを拾い出して独自の視点で伝えるスタイルで人気を博していた[2]。同名義でネットに関する著書も出版している[3]。 福岡県福岡市に住む無職の犯人X(以後X)は、2016年頃からポータルサイトはてなが運営するはてなブックマークやはてな匿名ダイアリーに出没し、複数のユーザーに誹謗中傷のコメントを送り
【出演】 中川淳一郎 杉浦隆幸(日本ハッカー協会 代表理事) 高野聖玄(株式会社スプラウト 代表取締役社長) 大川竜弥 ほか 【司会】 漆原直行 昨年6月、志半ばにして凶刃に倒れてしまったHagexこと岡本顕一郎さん。 あれから1年が経った今、彼が遺した功績を改めて検証し、その遺志を未来へ繋げていくトークライブを開催します。 会場は、生前Hagexさんが定期イベントを開催していた阿佐ヶ谷ロフトA。 アルファブロガーとして、ネット上で大きな存在感を放っていたHagexさんが遺したものだけでなく、編集者として、ひとりの社会人として岡本顕一郎さんが成してきたことを今一度、皆で振り返ろうと思います。 イベント終了後には交流会も予定しております。 ※本イベントの収益はご遺族に寄付させて頂きます。 TICKET予約¥1,800 / 当日¥2,000(共に飲食代別。要1オーダー¥500以上) ご予約は阿

中川淳一郎氏によるH氏への追悼記事に寄せて [2018.12.17 追記] H氏について、実のところぼくはほとんど何も知らないまま、この記事を含めて三本の記事書きました。 それは彼がネット上で「危険な」挑発をした結果、命を落とされたことに関して、彼の死を無駄にしないためには、早い時点でその意味を明らかにしておいたほうがいいと思ったからです。 ぼくの記事を読んで、H氏を批判していると思い、遺族や関係者の方々に配慮が足りないと思った方もいらっしゃったかもしれません。 それについてはここで改めて謝りたいと思います。つたない文章で気分を害していたとしたら、本当に申し訳ないです。 中川淳一郎氏の書かれたブロゴスの追悼記事を読んで、H氏はとても有能な方であっというだけでなく、人間的にも素晴らしい方だったんだなということがよく分かりました。 H氏のご冥福を改めまして心よりお祈りいたします。 中川氏の追悼
http://otsune.hatenablog.com/entry/2018/07/03/030608 遺族は残念ながらネット上の人格についての事情を細かく把握していなかった。 「細かく把握してなかった」って、"ゲス野郎がキチガイを煽ったら返り討ちにされて殺されちゃいました(笑)"でもう大体の認識は把握できるんじゃないの? まさかとは思うけどおっつねさんもしかして岡本hagexの事を遺族に「インターネッツを使って愛と正義のために悪を裁いた偉大なる聖人」であるかのように吹き込んだりしてないよな? 正しくは「他人のゴシップのためならおよそ関係のない人間を巻き込んでまで中傷を行い続けた真性のゲスでありいつ殺害されてもおかしくなかったチキンレーサー(自爆)」だろうが https://anond.hatelabo.jp/20180625202047 https://anond.hatelabo.j


「無敵の人」問題 ネットからリアルへ波及した事件について、謝罪と炎上の専門家が議論:otsuneの「燃える前に水をかぶれ」(1/2 ページ)炎上対策会社MiTERUを立ち上げたネットウォッチャーのおおつねまさふみ氏と、吉本興業に35年間在籍し、数々の謝罪会見を取り仕切ってきた経験から「謝罪マスター」の肩書きを持つ竹中功氏。ネットとリアルの2つの世界をよく知る2人がネットとリアルの多岐にわたるテーマについて語った対談を4回に分けてお届けする最終回。 無敵の人 竹中功 ネットをめぐっては、先日、痛ましい事件も起きましたね。 おおつねまさふみ Hagexさんが殺害された事件ですね。 竹中 あれからネット業界は何か変わりました? おおつね 2週間ぐらいは事件の話で持ち切りでしたが、みんなだんだんと元通りになりつつあるという印象ですね。 竹中 テレビを見てると、あの事件を指して「ネットの闇」やとい

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