大川原化工機への謝罪に訪れた警視庁の鎌田徹郎副総監(右端)を囲み、取材する記者たち=横浜市都筑区で2025年6月20日午後2時5分、平川義之撮影 化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)を巡る冤罪(えんざい)事件で、警視庁が公安部の捜査について「幹部が本来の役割や管理責任を果たしていなかった」とする内容の検証報告書をまとめる方向で最終調整していることが関係者への取材で判明した。警察当局は、捜査に関わった歴代の公安部幹部らを処分する方針。退職して処分できない幹部を「処分相当」とするのを含めて、対象は20人程度に上るとみられる。 冤罪事件を巡っては、軍事転用可能な噴霧乾燥器を輸出したとして、大川原化工機の社長ら3人が外為法違反で2020年に逮捕・起訴されたが、21年に起訴が取り消された。 その後の国家賠償訴訟では、1、2審とも警視庁公安部と東京地検の違法捜査を認定。被告の東京都と国は上告を断

兵庫県知事選挙の期間中、県議会の百条委員会の委員長を務めた議員が、政治団体党首の立花孝志氏にSNSで虚偽の内容を投稿され、名誉を毀損されたとして刑事告訴したことなどをめぐり、警察が4日、立花氏についての捜査結果をまとめた書類を検察庁に送ったことが捜査関係者への取材で分かりました。検察は刑事責任の有無について慎重に判断するものとみられます。 斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書を調査する県議会の百条委員会の委員長を務めた奥谷謙一議員は、去年11月に行われた県知事選挙の期間中、候補者だった政治団体「NHK党」党首の立花孝志氏にSNSで「告発文書を作成した県の元幹部が死亡した原因を隠蔽した」という趣旨の虚偽の内容を投稿され、名誉を毀損されたなどとして刑事告訴したほか、立花氏が自宅兼事務所の前で街頭演説した内容も脅迫にあたるなどとして、警察に被害届を出していました。 これについて警察が4日、

埼玉県警の担当者(右)に質問状を手渡す「埼玉から差別をなくす会」呼びかけ人の中島麻由子さん=3日午後、さいたま市 埼玉県のJR蕨駅周辺で2月に行われたクルド人排除を訴えるデモで、埼玉県警の職員とみられる人物がデモに抗議する人々を「ザコども」と侮辱する発言をしたとして、差別に反対する市民団体が3日、県警などに公開質問状を提出した。質問状は「発言は県警の総意か」などの内容。県警は「質問状の中身を確認した上で適切に対応する」としている。 「埼玉から差別をなくす会」によると、デモは2月18日にあり、10人ほどが参加した。 デモの様子を撮影したネット動画には、抗議する人々について「今日多いですね」とデモ参加者に話しかけられた警察関係者とみられる人物が「ザコどもだから」と返答する様子が写っていた。

マッチングアプリで知り合った女性に性的暴行をしたとして逮捕、起訴された中国四国管区警察学校の警視正が17日夜、広島県警の留置施設で意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。警察は自殺を図ったとみています。 死亡したのは中国四国管区警察学校で指導部長を務めていた58歳の警視正です。 警視正はマッチングアプリで知り合ったあわせて3人の女性に性的暴行をした罪などで起訴されていて、今月6日には、さらに別の女性2人に性的暴行をしたり、しようとしたりしたとして4度目の逮捕をされていました。 警察によりますと、警視正は広島市中区の広島中央警察署に留置されていて、17日夜8時すぎにトイレの中で意識のない状態になっているのを巡回中の警察官が見つけ、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。 当時、警視正は1人で留置されていて、遺書のようなものが見つかっていることから、警察は自殺を図ったと

広島県警は不同意性交などで逮捕・起訴されていた岩本幸一被告(58)が、広島中央署の留置施設で死亡したと発表しました。 県警によりますと、17日午後8時19分に巡回中の警察官が留置施設内のトイレで意識不明の状態の岩本被告を発見。搬送先の病院で30分後に死亡が確認されました。 岩本被告は中国四国管区警察学校の警視正で、去年9月から10月にかけてマッチングアプリで知り合った5人の女性に警察官などと名乗り、ホテルで暴行をしたなどとして4回逮捕されていました。岩本被告はいずれの事件でも容疑を否認していましたが、一部の事件ですでに起訴され裁判が始まっています。トイレの中には遺書のようなものがあったということで、警察は発見の状況などから自殺とみて詳しく調べています。 広島県警の大野勝俊 留置管理課長は「警察の施設内でこのようなことが発生したことは、ご遺族にお悔やみ申しあげます。施設内で発生したことは誠に

13日午後、大阪・八尾市の路上で警察官2人が手配中の盗難車に拳銃を4発発砲し、運転していた男の容疑者が搬送先の病院で死亡しました。警察官が職務質問をしようとしたところ、パトカーに車を衝突させるなどして逃げようとしたため警告した上で発砲したということで、警察は対応に問題がなかったか当時の状況を詳しく調べています。 13日午後1時半ごろ、大阪・八尾市亀井町の路上で、「警察官の発砲で男性が負傷した」と消防に通報がありました。 警察によりますと、この直前にパトカーで巡回中の警察官が手配中の盗難車を見つけて追跡しその後、職務質問をしようとしたところ、車を前後に動かしてパトカーに衝突してきたということです。 このため、パトカーに乗っていた八尾警察署の警部補と巡査長の2人が降りて停止を求めましたが、逃げようとしたため警告をした上で拳銃を発砲したということです。 この際、2人が車を挟むように両脇に立ち、そ

「結果的に安倍元首相が死んでも仕方ないという思いで銃を撃ちました」 2022年7月8日、奈良市にある奈良西警察署。山上徹也容疑者(42)の逮捕直後の言い分を記す弁解録取書が作成されたのは、同日正午過…

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