IPv6が普及する中(Google社公開統計データによると2022年3月18日現在、IPv6の普及率は45.35%)、IPv6を理解したネットワークエンジニアを育成する際のメジャメントが必要と考え、IPv6検定を立ち上げることにいたしました。エンタープライズ環境におけるIPv6のデプロイについて紹介しているRFC 7381では「IPv6 はIPv4 よりもセキュアというわけではない(IPv6 Is No More Secure Than IPv4)」という章があります。 その章ではIPv6 がIPv4よりセキュアというわけではないと明記されています。そしてIPv6 にとって最大の脅威は、セキュリティを確保しながら運用できる経験者が不足していることであるとも記載されています。IPv4アドレスの枯渇とともにIPv6対応が求められる環境が確実に増えています。IPv6を理解したネットワークエンジ

◆ メトリックとは 複数のルーティングプロトコルが動作していて、複数の情報源により得られた宛先ルートが複数ある場合は AD(administrative distance)値に従い、1つの最適な宛先ルートがルーティングテーブルに登録されます。 そして、ある1つのルーティングプロトコルで得られた宛先ルートが複数ある場合、メトリックの値が小さい 経路が最適な宛先ルートとしてルーティングテーブルに登録されます。このメトリックを以下で説明します。 下図では「172.16.1.0/24」から「172.16.4.0/24」という宛先ネットワークへは、2つの通り道があります。 1つは「R1 ⇒ R2 ⇒ R3」という経路、もう1つは「R1 ⇒ R4」という経路。下図の各ルータにてRIPが有効な 場合、RIPではメトリック値にホップ数(ルータから宛先ルートまでに経由するルータの数)を使用すること になりま
ネットワークは、ルーターのインターフェースで区切られることが普通でしたが(サブネットが別になる)、物理的な接続に依存しないネットワーク形態が必要となってきました。本項では、VLAN(Virtual Local AreaNetwork)について説明します。 既存のパソコンやサーバーと通信できない別のネットワークを作りたい場合、LANスイッチを追加する必要があります。 新規にLANスイッチを購入すると代金もかかりますし、すぐには新しいネットワークを作れません。また、数が多くなると設置して回るだけでも大変です。 VLANを使うと、1つのLANスイッチで2つのネットワークに分けることができます。 VLANを使えば、LANスイッチの設定変更だけですぐにネットワークを追加できます。これは、1つのLANスイッチの中に2つの論理的なLANスイッチを持たせるイメージです。 それぞれの仮想的に分離したネッ

VRRP とはVRRP とは、Virtual Router Redundancy Protocol の略で、クライアントPC 側で 1 つしか設定できないデフォルトゲートウェイ (ファーストホップルータ: FHR) を冗長化する技術です。 具体的には、VRRP 対応ルータ (L3 スイッチでも可) を 2 台以上同じセグメントに併設し、それぞれ異なる IP アドレスを設定し、それらを 1 つの VIP (Virtual IP) アドレスでグループ化します。 VIP は、正常時に Master としたいルータの物理 IP アドレスと同じにすることが基本です。VIP と同じ物理 IP アドレスを持つルータを IP Address Owner と呼びます。 IP Addres Owner は Priority が 255 となり、Preempt は無効化できません。HSRP のように VIP

最近北米の自宅と日本の実家にVPN を設けていろいろやれたらいいなーと思い、ルーターを物色したらなかなかすごいヤツを発見したので、買ってみました。 EdgeRouter とは 地元サンノゼのネットワーク機器ベンチャー UbiquitiNetworks のルーター製品群です。このルーターはデータセンター等で使われるLinux 系高機能ソフトウェアルーター Vyatta (Brocade のvRouter の源流)R6.3 をベースにした EgdeOS 搭載のルーター製品ですが、信じられないコストパフォーマンスと、amazon.com での評価が異常に高いのが特徴です。 ちなみに私が買ったのは最廉価モデルの EdgeRouter X ですが、ハードウェアオフロード有効時でルーティング最大 940 Mbps 、IPsecVPN 最大 200 Mbps 、RIP / BGP / OSP

更新し忘れたが、既に下記の脆弱性は修正されている 4/11/2013 6:42PM 追記: 明日エンジニアと調査するとカスタマーサポートから連絡があり、また近日アップデートパッチを用意するとのことだ。 先日紹介した、Satechi Smart Travel Routerだが、ふと直感的にセキュリティに問題があるような予感がしたので、自分のルーターをアタックしてみた。 結果から言うとCSRFが存在し、外部からインターネット越しに細工をしてあるURLを踏ませることで、ルーターのパスワード、SSIDを書き換えたり、WiFi to WiFiのリピータ機能のソースとなるWiFiを勝手に別の場所に書き換えて、Man in the middle攻撃を成立させたりできることが発覚した。 自分がどのようにSatechi Smart Travel Routerの脆弱性を発見したのかを動画にとったので、無編集
eo光ネット【提供方式共通】ご利用マニュアル ※eoホームゲートウェイをご利用の方向け eo光ネットスタート設定ガイド(eoホームゲートウェイ) [PDF]【5.8MB】 eo光ネット【ホームタイプ】【メゾンタイプ】【マンションタイプ光配線方式タイプA】ご利用マニュアル eo光ネットスタート設定ガイド [PDF]【2.6MB】 eo光ネットスタート設定ガイド 10ギガ/5ギガコース [PDF]【5.9MB】 eo光ネット マンションタイプ【VDSL方式】【イーサーネット方式】【光配線方式タイプB】ご利用マニュアル eo光ネットスタート設定ガイド(VDSL方式)[PDF]【2.4MB】 eo光ネットスタート設定ガイド(イーサーネット方式)[PDF]【2.6MB】 eo光ネットスタート設定ガイド(光配線方式タイプB)[PDF]【2.7MB】 eo光ネットスタート設定ガイド 5ギガ/10ギガコー
ルータを交換したら、突然ネットワークが不安定に!?(解決編) OSPFの基本機能が原因 ルータのログには、OSPFネイバーの状態が「Down」と「Full」を 繰り返しているログが大量に出力されていました。 「おかしい・・・」 ちょうどそのときTさんからも、通信が復旧しないとの連絡がありました。 「Tさん、ルータのログに、OSPFネイバーがDownとFullを 繰り返しているログが大量にあるんですが」 「何?ちょっとこっちでも調べてみるよ」 Hくんがログを詳細に調べてみると、DownとFullを切り返している ルータのルータIDが「192.168.1.17」のルータのようです。 「192.168.1.17って沖縄事務所のルータだ。なぜ沖縄事務所のルータが…?」 HくんはOSPFの動作について思いを巡らします。 「OSPFはトポロジごとに動作が違って、うちはイーサネットを 使っているからDR

ルータを交換したら、突然ネットワークが不安定に!? トラブル発生!! 「予想外」という言葉を辞書で引くと、 「予想と違った成り行きとなること。また、そのさま。思いのほか。意外。」 とあります。 今回はある作業がきっかけで、予想外の障害が発生してしまったというお話。 主人公は、ITBOOK株式会社のネットワークを管理しているHくん。ITBOOK株式会社は、全国16拠点の事務所を繋ぐネットワークを OSPFを使って構築しています。 トラフィックのほとんどが各拠点から本社のサーバへアクセスです。 今日は横浜事務所のルータが老朽化してきたために、 最新機種への交換を行う日です。 「すでに交換手順も検討済みだし、作業手順書も作成したし、 問題なく終わるだろう」 そして作業当日。横浜事務所の社員には、事前に12時から13時まではネットワークが 停止する連絡をしてあります。 大まかな作業手順は以下の

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