企業が業務システムにMySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Server といったリレーショナルデータベースを使いはじめてから今に至るまで、データベースへのコネクティビティは重要な課題であり続けています。1992年にMicrosoft が発表したOpenDatabase Connectivity(ODBC)API は、この課題に対する画期的な解決策となりました。 ODBC は、アプリケーションと多様なデータベース間の接続を標準化する技術として、現在でも広く採用されています。本記事では、ODBC技術の仕組みとODBC ドライバーの役割、その重要性について詳しく解説します。 ODBC の仕組み ODBCとは ODBC は、アプリケーションからデータベースへのアクセスを標準化するためのAPI です。ODBC 4.0 の仕様はこちらに定義されています。この技術により、アプリケー

ウィーン発--20年の開発期間を経て、「リアルタイムLinux」(「PREEMPT_RT」)がついに、ようやくメインラインカーネルに統合された。Linus Torvalds氏は「Open Source SummitEurope」に参加した際に、PREEMPT_RTを賞賛した。なぜこれが重要なのだろうか。まずは、「リアルタイムOS」(RTOS)とは何か、どのような利点があるのかを説明しよう。 RTOSとは RTOSは、処理速度が重視されるタスクを正確かつ確実に処理できるように設計された特殊なOSだ。「Windows」や「macOS」などの汎用OSと異なり、多くの場合、ミリ秒単位やマイクロ秒単位で測定される厳しい時間制約の中でイベントに応答し、データを処理するように構築されている。著名なリアルタイムLinux開発者であり、GoogleのエンジニアでもあるStevenRostedt氏は、「リ

AlmaLinux、今後はRed Hat EnterpriseLinuxのABI互換を目指すと発表。これまでの「バグまでRHEL互換」の路線を変更 2020年にRed Hatは、Red Hat EnterpriseLinux互換OSとして使われてきたCentOSの開発中止を発表しました。 これをきっかけに、CentOSの後継を担うことを目指していくつかのRHELクローンOSが登場します。その代表的なLinuxディストリビューションの1つがAlmaLinuxです。 AlmaLinuxはRHELのソースコードを基に、RHELのバグまで含めて完全にRHEL互換をうたうLinuxディストリビューションを開発、提供してきました。 しかしRed Hatは先月(2023年6月)、RHELのソースコードの一般公開を事実上終了するとともに、クローンOSベンダに対して「付加価値もなくコードをリビルドするだ

Windows では、UEFI UpdateCapsule 関数を使用して処理されるドライバー パッケージを使用してシステムとデバイスのファームウェア更新プログラムをインストールするためのプラットフォームがサポートされています。 このプラットフォームは、一貫性のある信頼性の高いファームウェア更新エクスペリエンスを提供し、エンド ユーザーにとって重要なシステム ファームウェア更新プログラムの検出可能性を向上させます。 UEFI ファームウェア更新プラットフォームのガイダンスは、Windows を実行するハードウェア プラットフォームを構築している SoC ベンダーおよび OEM を対象としています。 UEFI ファームウェア更新プラットフォームは、次のオペレーティング システム バージョンでサポートされています。Windows 8Windows 8.1Windows 10デスクトップ

今回は「eCos」をご紹介したい(図1)。実はeCos、μITRONやPOSIXとの互換性があるということもあって国内でもそこそこの知名度があるし、Anthony J. Massa氏による「Embedded Software Development with eCos」は、日本語版もあったりするので、読んだことがある方もおられるかもしれない。 ⇒連載記事「リアルタイムOS列伝」バックナンバー Red Hatの買収を経て開発終了、かと思いきやスピンアウトにより開発継続 このeCosを開発したのは、1989年に創業したCygnus Solutionsである。同社はもともとオープンソースをベースにしたソフトウェアの開発とサポートを目指したが、何分にも小さい(創業者3人+従業員1人+パートタイム1人)会社だったため、ソフトウェア全体の開発や提供ではなく、コアコンポーネントの提供に舵を切る。具体的に

Python のプログラムを quit() メソッドで終了させるPython プログラムを exit() メソッドで終了する sys.exit() メソッドでPython プログラムを終了するPython プログラムを os.exit() メソッドで終了させる 終了コードPHP と同様に、die() コマンドは実行中のスクリプトを終了させます。同様に、quit()、exit()、sys.exit()、os.exit() などの組み込み関数を用いてPython スクリプトを終了させることができます。Python は命令を上から順に実行し、基準に従ってコードに定義されたループを実行しますが、Python インタプリタはファイル EOF の最後に到達すると、それ以上の命令を読み込めなくなるため、実行を終了します。 この記事では、Python でプログラムを終了させる方法を紹介します。

「CentOSLinux」プロジェクトの実質的なオーナーであるRed Hatが、「Red Hat EnterpriseLinux」(RHEL)のリビルド版であるCent OSから、最新版のRHELの少し先を行く「CentOS Stream」に重心を移すという発表を行ったとき、多くのCentOSユーザーは憤慨した。この事態を受けて、以前から自社の名前を冠したマルチテナント型のウェブ/サーバーホスティング企業向けのRHELなどをベースにしたLinuxディストリビューションを作っているCloudLinuxは、新たなCentOSクローンである「AlmaLinux」を立ち上げると発表していた。このほど、このAlmaLinuxのベータ版が公開された。 Red Hatは、「Red Hat Developerプログラム」を拡大し、開発者や小規模なチームが利用できる無料版のRHELを新しく発表しているが

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2024年2月) 独自研究が含まれているおそれがあります。(2024年2月) 出典検索?: "DLL地獄" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE ·NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL DLL 地獄(ディーエルエルじごく)とは、DLL や COM コンポーネントなどのバージョンアップなどに伴い、それ以前のバージョンの DLL/COM コンポーネントなどに依存して動作するアプリケーションが動作しなくなる現象のことである。コンピュータ業界においては "DLL HELL" と呼ばれる場合が多い。Windows 以外の オペレーティングシステム (OS) で発生するものについては "Dependency Hell" の名称がよく使われる。 原理的には動的リンク

この記事では.NETにおける64ビットプロセスと32ビットプロセスについて説明をおこなう。 1プロセスにおける32ビットと64ビットの混在 ネィティブアプリケーションの場合、プラットフォームの異なるExeとDllは共存できません。 ・x64のExeと x64のDLL ⇒動作する ・x86のExeと x86のDLL ⇒動作する ・x64のExeと x86のDLL ⇒動作しない ・x86のExeと x64のDLL ⇒動作しない ネイティブアプリケーションはビルド時に、どちらにするか指定してビルドする必要があります。 .NET の場合、ビルド時にプラットフォームの"x86","x64"以外に"AnyCPU"が選択できます。 AnyCPUを選択した場合次のような挙動になります。 ・Exeの場合、OSが32ビットの場合、32ビットのプロセスとして動作します。 ・Exeの場合、OSが64ビットの場

質問 2020年10月22日木曜日 16:52 C;;/CLIで書かれたdllをC#のASP.NETプログラムから呼び出そうとしています。GitHubにソースを置きました。ご覧になっていただければ幸いです。 MItsutoshiNAKANO の CanYouUseThis.git IIS Express上ではdllに定義されたMessage "Can you call me?"が表示されます。 しかし、Windows 10のIISへこのプログラムを公開して、ブラウザから呼び出すと、 ブラウザ上で、下記に記したエラーメッセージが表示され、実行できません。 エラーメッセージから察するに、 バイナリーの形式が間違っていると予想しています。 しかし、ソリューションや各プロジェクトのプロパティを見ても どこを直せば良いのか解らないでいます。 どこをどう修正すればこのプログラムは正しく動作するでしょ

筆者(uchan)は現在,自作OSの分野で精力的に活動しています.そんな筆者も最初から知識が有ったわけではありません.当然ですが最初は初心者でした.このエッセイは,筆者の自作OS人生を振り返り,何のきっかけで自作OSに足を踏み入れ,どうやって成長したかを語るものです. 筆者について 筆者はOS開発関連技術のコミュニティosdev-jpで活動しています.OSや低レイヤ技術が好きな人が集まってもくもくと作業をする「自作OSもくもく会」を2ヶ月に1回くらい開催したり,OSC(オープンソースカンファレンス)に出展したりしています.また,2017年と2018年にはセキュリティキャンプ全国大会でOS開発を主題とするゼミの講師をやりました. 筆者はIntel x86アーキテクチャが好きで,そのためのOSを作るための要素技術を研究しています.OSを作るためにはページングやLocalAPICなどのCPUの
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ストーリー by hylom 2016年08月16日 16時26分 ターゲットを絞るなら脱Linuxもありかも? 部門よりGoogleが、「Fuchsia」と呼ばれる新たなOSを開発しているという(juggly.cn、TechCrunch、ZDNet Japan)。 FuchsiaのGitリポジトリはすでに公開されているのだが、そこには「Pink + Purple == Fuchsia (a new Operating System)」と記載されている。 Fuchsiaは「LK(LittleKernel)」というカーネルやそれを元に拡張を加えた「Magenta」をベースとしたOSとなるようだ。リポジトリ内の対応アーキテクチャは「arm」および「arm64」、「x86」になる模様。ただし、最終的にどのような製品になるのかはまだ明らかにされていない。
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