「ベトナム戦争に派遣された北朝鮮の空軍パイロットは脱出装置を外していました。つまり撃墜されたら、そこで死ぬようになっていたんです」 こう話すのは、北朝鮮の軍の歴史を研究してきた聖学院大学の宮本悟教授です。ロシアに派遣されたとみられる1万人以上の北朝鮮の兵士たちは、ウクライナ侵攻の局面を大きく変えていくのか。北朝鮮のねらいはどこにあるのか。宮本教授に詳しく聞きました。 (国際部記者 吉塚美然) ※以下、宮本教授の話 特殊作戦軍は北朝鮮にある5つの軍種の中で最も新しいもので、2017年4月15日に初めて公開されたものです。第11軍団の軍団長がそのまま特殊作戦軍の司令官になっていることから、陸軍第11軍団を元にして作られたことがわかっています。 第11軍団というのは、いわゆるゲリラ部隊で、軽歩兵部隊として認識されています。 戦車や重火器を扱うような部隊ではなく、山の中、荒れ地、森の中、そういっ

幼児ほどの知能しかなかった32歳の主人公が、手術によって高い知能を手に入れるSF小説「アルジャーノンに花束を」。変貌した主人公が、知識を得る喜びを知る一方で、周囲の人との関わりに苦しみ、孤独感を抱く物語です。この主人公に自分を投影する中学生がいます。彼もIQ=知能指数が高い一方で、周囲との意思疎通が苦手でした。学校という場にも違和感を持ち続けた彼は、不登校を選びました。(ネットワーク報道部記者 大石理恵) その中学生、和哉さん(13)と取材で最初に会った時、私はまるで大人と話しているような感覚に陥りました。質問にじっくり耳を傾け、ことばを選びながら的確に答えるのです。 自宅の本棚には、経済、歴史、宇宙、漢詩など、あらゆるジャンルの本が並んでいます。母親によりますと、幼いころから周囲には物知りで通っていたそうです。 苦手なのは、対人関係。人からからかわれると、そのことがいつまでも心に重くのし

日本マイクロソフトは、ワードやエクセルなどのソフトを自動的に最新版に更新することなどができるようになる新しいソフトを、今月中旬から販売することを発表しました。 発表によりますと、日本マイクロソフトが今月17日から販売する新しいソフトは、従来は新たに購入する必要があったワードやエクセルなどの最新版が自動的にインストールすることができるようになり、今月中旬から販売される新しいパソコンにも入るということです。 また、このソフトを購入すると、メールや画像をインターネット上に保管できる「クラウドサービス」などを1年間は無料で利用することもできるということで、会社側としてはパソコンだけでなくスマートフォンなどでの利用の拡大を目指したい考えです。 日本マイクロソフトの樋口泰行社長は「お客様本位で考えた製品をチャレンジャー精神でどんどん出していこうと、本社との強い連携で日本向けに開発した商品だ」と話してい
「ビットコイン」と呼ばれるインターネット上の仮想通貨を保存したハードディスクをイギリスの男性が捨ててしまい、その価値がこのところの相場の急騰で7億5000万円相当に上るとして地元メディアが大きく報道しています。 「ビットコイン」はオンライン決済や送金などに使われる仮想通貨で、手数料の安さなどから世界各地で急速に普及しています。 BBCなどイギリスのメディアによりますと、ウェールズ地方に住むジェームズ・ハウエルズさんはビットコインを保存したパソコンのハードディスクを捨ててしまったとしてゴミの埋め立て地にも足を運んで探しています。 ハウエルズさんは4年前の2009年にインターネット上で誕生して間もないビットコインを、ただ同然で手に入れたということです。 その後、ビットコインのことを忘れ、保存していたハードディスクも使わなくなり捨ててしまいました。 最近になって、ビットコインの相場が急騰し、メデ
原子力発電所を運転すると発生する高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の捨て場が決まっていない問題で、文部科学省は、放射性物質による環境への影響を現状の数万年から数百年に縮める新たな技術の開発に、本格的に乗り出すことになりました。 高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」は、原発を巡る最大の課題とも言われ、放射性物質による環境への影響が数万年以上続くことなどから、安全性への懸念が根強く、国は地下深くに埋める計画ですが、捨てる場所は全く決まっていません。 文部科学省は専門家の会合で、環境への影響を数万年から100分の1程度の数百年に縮める新たな技術の開発に本格的に乗り出す方針を示し、大筋で了承されました。具体的には、使用済み核燃料から寿命の長い放射性物質を取り出し「加速器」という装置で発生させた「中性子」を当てて、寿命の短い物質に変える計画で、実現すれば埋める場所も100分の1程度に
原子力発電所を運転すると発生する、いわゆる「核のゴミ」の処分場が決まっていない問題で、経済産業省は、学会から推薦を受けた専門家による会合を開き、東日本大震災によって国民の不安が高まっている処分場の安全性について、改めて検証する作業を始めました。 原発を運転すると発生する高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」について、国は地下深くに造る処分場に埋める計画です。 しかし、放射性物質による環境への影響が数万年以上続くことに加え、東日本大震災をきっかけに、将来起きる地震や火山活動でも処分場の安全性は保たれるのかといった国民の不安が高まっています。 このため経済産業省は、地震や活断層それに地下水など8つの学会から推薦を受けた専門家による会合を開き、14年ぶりに安全性を検証する作業を始めました。 28日の会合では、はじめに、処分場を造る原子力発電環境整備機構から「東日本大震災を踏まえた最新の
インターネットを通じて子どもが性犯罪の被害に巻き込まれるのを防ごうと警察官がインターネット上に不適切な書き込みをした子どもと接触を試みる「サイバー補導」という取り組みが全国で実施されることになりました。 「サイバー補導」の対象になるのは、携帯電話などを使ってインターネット上に援助交際や下着の販売を持ちかける書き込みをした18歳未満の子どもです。 10月21日から警察官が客を装って書き込みをした子どもに接触を試み、子どもを補導したうえで保護者に連絡を取り、不適切な書き込みによる性犯罪の危険性などについて注意を与えるということです。 今回の実施に先立ち、ことし4月から9月にかけて全国の10の警察本部で試験的に実施した結果、およそ2000件の不適切な書き込みが見つかり、中学生や高校生など合わせて89人を補導したということです。 警察庁によりますと、子どもによる不適切な書き込みは不特定多数の人が集
テレビ画面はdiv要素でできている!- Hybridcastとテレビの未来 – 仲 裕介(HTML5 Experts.jp副編集長) 日本放送協会(以下、NHK)が提供するHybridcastについて、NHKメディア企画室専任局長の加藤久和氏(以下、加藤氏)、同放送技術研究所ハイブリッド放送システム研究部主任研究員の松村欣司氏(以下、松村氏)に、Web技術者の視点からさまざまな話を聞きました。インタービューで気になったキーワードを取り上げます! 変わりゆくテレビ 1953年にNHKがテレビの本放送を開始し、今年で60年になります。白黒からカラーへ、アナログ放送からデジタル放送へと、テレビを取り巻く技術は進化しています。特にテレビを情報端末として活用する動きは、2000年に開始した“データ放送”を皮切りに、2003年から開始されたデータ放送とインターネットを組み合わせて情報配信するデータオン

一軒家やマンションなど建物の足元を支える「基礎」が地震でダメージを受け、「人命」や「暮らし」が奪われる新たなリスクが見えてきた。きっかけは去年の能登半島地震。輪島市では約1/4のビルが傾き2人が死亡。一軒家の約4割が基礎から傾いた地域も。取材から見えてきたのは、全国の都市部にも“基礎リスク”が潜む実態。あなたの家は大丈夫?自宅の基礎リスクを見極める「危険度チェックリスト」や今すぐできる対策を紹介

NHK総合の情報番組「クローズアップ現代」は公式サイトで、これまで同番組がどのようにインターネットを捉え、伝えてきたのかを紹介する特集記事を公開しています。1993年の放送開始から70回以上にわたって取り上げてきたインターネットに関する話題を、6つのテーマに分けて解説。アップルの元CEOで2011年に亡くなったスティーブ・ジョブズさんへのインタビューなど、放送した映像の一部も公開しています。 ▽ No.11 インターネット特集 -NHK クローズアップ現代+ Web特集「クロ現は“インターネット”をどう伝えてきたか」では、インターネットの登場によって暮らしや社会がどう変化したのかを、過去の放送内容を交えながら「時代の幕開け」「携帯電話の進化」「個人が“メディア”になる時代」など6つのテーマで紹介。放送当時の番組紹介文や映像の一部、制作プロデューサーの話なども掲載しています。 「時代の幕開

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