外資系企業で利用されることが多いPIP。 業務改善プログラム、または業務改善計画と呼ばれるこのプログラムは、時に労働者を不当解雇するために悪用される場合があります。 突然PIPが突き付けられ、また、会社が自分を解雇したいという意図がうかがえる場合、労働者はどのように対応するべきなのでしょうか。弁護士が解説します。 (1)PIPとは? PIPとは、「業績改善プログラム(Performance Improvement Program)」の略語です。 人事考課システムのひとつとして最近導入する企業が増えてきました。PIPの具体的手法は、対象となる労働者に対して「本人の業務改善」、「能力の開発・向上」などを目的として、比較的短期の期限を設けて、具体的な課題を課すといったスタイルが一般的です。 そして、その課題設定時に会社が労働者に対して、「仮にこのPIPの内容を達成できなかった場合は、降格、降給、

Q.ソフトハウスA社に勤務しています。現在は、大手IT企業X社の下請けの仕事をしています。主な作業場所はX社のフロアか自宅テレワークですが、当分の間はX社メンバーに同行して顧客先Y社での現地作業になりました。Y社メンバーとの雑談の折りに「(本当の)会社はどこですか」と聞かれて、A社だと話しました。後でX社リーダーに叱られました。X社の社員だと嘘をつくべきだったのでしょうか。 X社リーダーは、下請け会社の存在について顧客のY社に伝えておくべきでした。正直な質問者は、気にしなくてよいです。このリーダーの叱責は、受け流してください。 Y社は質問者の所属会社を問題視していないようです。興味本位で聞いただけでしょう。システム開発のプロジェクトに下請けの会社が入るのは普通のことです。X社リーダーだけが神経質になっているのかもしれません。 なお、「下請け」という表現は、身分や立場が下だというイメージにな

KJ法とは、断片的な情報・アイデアを効率的に整理する目的で用いられる手法です。一般的に、KJ法では、カード状の紙(付箋)に1つ1つの情報を記し、そのカードを並べ変えたりグルーピング(グループ化)したりすることで、情報を整理していきます。 KJ法の考え方は、1967年、文化人類学者である川喜田 二郎氏が著書『発想法』において、「効果的な研究・研修方法である」と紹介したことで広く知られるようになりました。なお、KJ法の名称は、川喜田 二郎氏のイニシャルに由来しています。 もともとKJ法は、文化人類学のフィールドワークによって得た膨大な情報を効率的に整理する目的で生み出されました。しかし、実際に使用される中で、本質的問題の特定や新たなアイデアの創出など、発想法としても優れた効果を持つ手法であることがわかっています。 KJ法の前に行うブレインストーミングとは? KJ法を用いる際は、前提として、整理

時田社長へのインタビューは、2024年の秋に本社機能の移転が完了した川崎のオフィスで実施した。取材場所となった会議室には、富士通が開発するシステムのデモを実施する設備もあった。 撮影:伊藤圭 ——2024年は能登半島地震をはじめとした災害や、世界での選挙など、変化が大きい1年でした。こういった「変化」をどう捉えていますか。 時田隆仁社長(以下、時田):2024年は2025年以降の変化の予兆の年だったかもしれませんね。 日本での災害をはじめ、世界中で何かが起きれば、富士通として何ができるのかは常に考えています。 能登半島地震の際には、製造業の乱れたサプライチェーンを立て直す際に「Fujitsu Uvance」のソリューションをお使いいただいて、迅速に復旧できました。存在意義を感じる1年だったかもしれません。テクノロジーって、近いようで遠いじゃないですか。 スマートフォンを使っていて「これ

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サイバー攻撃による被害の拡大防止に向けて、経済産業省は、情報セキュリティー会社どうしが情報共有する際のガイドラインの案をまとめました。 被害にあった企業を特定できないようデータを加工すれば、共有できるなどとしています。 手口が高度化するサイバー攻撃をめぐっては、情報セキュリティー会社が顧客との契約に違反することをおそれて攻撃に関する情報を共有せず、被害の拡大防止につなげられていないといった指摘が上がっています。 こうした事態に対応しようと、経済産業省は、セキュリティー会社どうしが情報を共有する際のガイドラインの案を取りまとめました。 それによりますと、攻撃者のIPアドレスやコンピューターウイルスに関する情報などは、被害にあった企業を特定できないようデータを加工すれば各社で共有できるとしています。 また、顧客との間で結ぶ秘密保持契約には、他社への情報共有が認められる文言を盛り込んでおくよう推

「いつも上司に叱られる」 「仕事が遅れがちになる」 「ミスばかり繰り返してしまう」 こんな状況が続くと、自分に自信が持てなくなり、上司や同僚との関係がギクシャクしたり、会社に行くのが辛くなってしまうことでしょう。しかし、仕事の進め方や、物事の捉え方・考え方を変えるだけで周りからの信頼を勝ち取ることができ、自信回復にもつながります。そこで「仕事ができない人」の特徴を紹介した上で、「仕事ができる人」になるための改善ポイントを解説します。 「仕事ができない」と言われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。まずは代表的な特徴をチェックしてみましょう。 スケジュール管理ができない 「仕事の優先順位がつけられない」「仕事の難易度や業務量を考えずに、仕事を受けてしまう」など・・・このようなタイプの人は、自分がいつまでに、何をすべきかタスクや時間を把握できないために、納期に遅れてしまいます。これを続けてい

数々の年代本ベストセラーを刊行してきた大塚寿氏が、営業パーソンの年代別に立ちはだかる「壁」に対処する策を解説する本イベント。営業パーソンとしてブレイクスルーしたい20代・30代から、営業パーソン・マネージャーとしてどのような道を進むべきか悩む40代・50代まで、人生設計のヒントをお伝えします。本記事では、心が折れやすい20代へのマネジメント法や、30代の壁の乗り越え方を解説しました。 前回の記事はこちら 自分たちの時代のやり方では、20代には通用しない 大塚寿氏:今度はそれぞれの壁と対処策という切り口で見ていきましょう。今日は20代の方がいらっしゃらなかったので、みなさんの後輩、あるいは部下や社員へのマネジメントや育成という目線でヒントを得ていただければと思います。 20代の壁って今どういうことが多いかというと、これは最大公約数的な壁なんですけど。要は、理想と現実の狭間で何が正解かわからず

なぜ日本企業には「担当部長」「担当課長」という人が多いのか。経営コンサルタンタントの新井健一さんは「組織の成長鈍化にあわせて、管理職ポストが不足するようになった。ライン長を増やすことはできないが、専門職であればいくらでも増やせる。その結果、担当部長や担当課長というあいまいな存在が増えていった」という――。(第2回) 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、新井健一『それでも、「普通の会社員」はいちばん強い 40歳からのキャリアをどう生きるか』(日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。 ■会社員にとって「昭和」とはどういう時代だったか ここでは、いまどきの若手社員に嫌われる「昭和だよね」のなにが「昭和」なのかについて考えてみたい。先ずは「会社員にとって『昭和』とはどういう時代だったのか?」について概観する。 年表でみれば、大正最後の年となる大正15(1926)年の年末、大正天皇が崩御され改

大阪に本社のあるジェネリック医薬品大手の「沢井製薬」は、九州の工場で製造した胃薬について、販売後に品質を確認する試験を国の承認を得ていない不正な方法で実施していたと発表しました。これまでに健康被害などは確認されていないということで、会社ではこの工場で製造した薬の自主回収を進めています。 沢井製薬の発表によりますと、福岡県飯塚市にある九州工場で製造した胃薬『テプレノンカプセル50mg「サワイ」』について、販売後に効果や安全性が保たれているか確認するための試験でカプセルから薬の成分が溶け出す割合を調べる際、国の承認を得ていない不正な方法で実施していたということです。 具体的には、試験の前にカプセルから中身を取り出し劣化していない新しいものに詰め替えていて、ことし4月にこの工場の品質管理部門の担当者が代わったことをきっかけに発覚したということです。 会社が調査委員会を立ち上げて調べた結果、不正な

あのドキュメントはどこにあったっけ? ドキュメントを作ったけどどこに保存すればいいの? ドキュメント類はプロジェクトが進むにつれて散在しがちです。 弊社でも開発の中でこのようなことが多々ありましたが、 現在は開発リソース(ドキュメント等)の管理を「プロジェクト様式」として、以下のようなフォルダ構成で行っております。 カッコ内はPocketDOCでダウンロードできるテンプレート・ドキュメントのリンクです。 10.要求 ( 要求仕様書 ) 20.見積 ( 御見積書・御見積書(簡易版) ) 30.設計 10.設計方式 ( ドキュメント作成基準書・ネーミング基準書(DB)・設計方式書(APL) ) 20.基本設計 10.システム構成 ( システム構成図 ) 20.業務フロー ( 業務フロー図 ) 30.機能設計 ( 機能一覧; ) 40.画面設計 ( 画面レイアウト・画面一覧・画面遷移図 ) 50
mofmof inc.のエンジニア兼代表の原田です。 システム開発に関わったことがある方であれば、きっと「見積もり」の難しさについてはご存知のことと思います。業界全体でも多くの見積もり手法が生まれ、より効率的により正確に見積もれるようにしようと奮闘していることと思います。 今回は、いくつか存在する中の1つ、アジャイル開発で頻繁に用いられている「プランニングポーカー」という見積もり手法について紹介と解説をしていきます。 プランニングポーカーとは何か 簡単に箇条書きすると以下のような特徴があります。 一人ではなくチームで見積もる 相対見積もり 専用のカードを使用する なぜプランニングポーカーが良いのか ソフトウェアの納期見積もりは、星占いレベルのものであると思う 引用: ソフトウェアの納期見積もりは、星占いレベルのものであると思う - メソッド屋のブログ ぼくはこの言葉が好きで、よく社内研修の

先日、次女がやっている国語のドリルの答え合わせをした時のこと。本来であれば、文中にある表現を用いて 「郵便局のドアをあけた」 と解答しなければならないところ、次女は 「郵便局に行った」 と書いていた。不正解である。 そこで、これは間違いだと指摘したところ、「なんで?」と返された。 そこで、想像してみて「おうちのドアを開けた」と「おうちに行った」とは、そもそも意味自体が違うでしょう、と説明する。 ところが娘は「おんなじようなものじゃない?」と首をひねる。 なるほど、娘の認識の中では、「ドアを開けること」と、その場所に「行くこと」は同一視されていたということだ。 そこで、娘には「わずかでも言葉が違う、ということはそもそも、意味が違うということ、文中に使われている表現を、そのまま使わないと意味が変わってしまうので、不正解になる」といい含めた。 * 上の話を「いちいち細かいなあ」と思う方もいるか

人の上に立つと、やるべき仕事や責任が格段に増える。メンバーの模範として働きつつ、部下の育成や業務管理など、プレーヤー時代とは異なるタスクが多く発生し、はじめは「何から手をつければいいのだろう…」「やるべきことが多すぎないか…」と戸惑ってしまうだろう。 そんな悩めるリーダーたちにおすすめの書籍が、株式会社識学の代表取締役社長・安藤広大氏の著書『とにかく仕組み化』だ。大人気シリーズ最新刊の本書では、「人の上に立つためには『仕組み化』の発想が欠かせない」というメッセージをわかりやすく説く。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、「仕事ができる人」が24時間つねに考え続けていることを解説する。(構成/種岡 健) 「人が動くとき」 何が起こっているのか仕事で24時間考えるべきこと。それは「仕組み化」です。 「仕組み化」と聞いて、まず想像するのは、ビジネスモデルの話でしょう。 商品やサービスをいかに

「四十にして惑わず」と述べたのは孔子だが、『頭のいい人が話す前に考えていること』の著者である安達裕哉氏はコンサルタントとして数多のビジネスパーソンと対峙する中で「多くの人が40才で人生の転機を迎える」とつくづく思ったそうだ。それは40才が「ようやく自分のことがわかる年」だからだ。本記事は「今年1位かも」と話題沸騰中の書籍『頭のいい人が話す前に考えていること』には入りきらなかった「その後の人生を左右する、40才で考えておくべきこと」について記述した。 「ようやく自分のことがわかる」のが40才なのだ。 孔子は「四十にして惑わず」と言ったが、自分のことがわかれば、惑うこともないのだろう。 具体的には以下の8つのことを多くの人が悟る。 これは同時に、40才以降を豊かに生きるために、考えておくべきリストでもある。 ① 40才は「会社の中で出世ができるかどうか」がわかる 40才になる、会社内での評価は

書籍には、特定領域の専門家たちが習得してきた知識のエッセンスが詰まっています。だからこそ「本を読むこと」は、ITエンジニアがスキルを向上させるうえで効果的な取り組みといえます。では、著名エンジニアたちはこれまでどのような書籍を読み、そこから何を学んできたのでしょうか。今回は8人の著名なエンジニアのキャリアに影響を与えた“珠玉の書籍”を、ご本人にまつわるエピソードとともに紹介してもらいました。 *…人名の50音順に掲載。回答者は敬称略。 岡野真也が紹介『こんにちはマイコン』 坂井恵が紹介『DB Magazine』 柴田博志が紹介『LEAN IN』 Shougoが紹介『Emacsテクニックバイブル』 鈴木雄介が紹介『ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ』 前田喬之(TaKO8Ki)が紹介『How to Invent Everything: A SurvivalGuide for

「意識だけ高い人」にはこれしかない 意識だけ高い部下に対して、「褒めて伸ばす」と主張する方もいるが、経験的に言うと、意識だけ高い人は褒めると努力しなくなるので、逆効果だ。 もし本当に「意識だけ高い人」を「仕事ができる人」に育てるならば、“褒めるか叱る”はどうでもよく、彼らには徹底して「仕事をやらせる」しかない。本当にそれ以外、道はないのだ。 海兵隊が登場する映画では、新兵向けの厳しい訓練(ブートキャンプ)が登場する。 そこでは、厳しい訓練で、生き残るための基礎をイチから叩き込まれ、「自己否定からの変革」を迫られる。 (ちゃんとした)コンサルタントやエンジニアのように、ごまかしの効かない個人技を要求される仕事では、「考え方を変えろ」というのではなく、「厳しいタスク」をこなさせ、その中で本当の実力をつけさせる以外、彼らの居場所はない。 もちろん、相手に合わせて適度なサポートは必要だが、サポー

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