はじめに こんにちは、webエンジニアの@an_sonyです。 最近、障害対応の振り返りをしていた時に「ポストモーテム」という手法を初めて知りました。これまで「どうやったら良い振り返りができるのか?」と悩んでいた自分にとって目から鱗の知識ばかりでしたので、整理のためにまとめてみます。 ポストモーテムとは? SRE サイトリライアビリティエンジニアリング1によると、インシデントとそのインパクト、その緩和や解消のために行われたアクション、根本原因(群)、インシデントの再発を避けるためのフォローアップのアクションを記録するために書かれるドキュメントを指します。 言い換えると、失敗(障害)から学び、再発防止策を決める活動です。 障害報告書との違い 障害報告書と内容が似ていますが、ポストモーテムは読者と目的が違います。 障害報告書は、障害発生によって不利益が生じたユーザーに対して、その説明をするため

ダウンロードはこちら 50歳から64歳の「中高年エンジニア」の退職が、IT業界の人材不足を悪化させている。彼らが何十年にもわたって蓄積してきた知識や経験を、他の人材で簡単に置き換えることはできないからだ。 そうした状況を受けて企業は、定年退職や早期退職をした中高年エンジニアの現役復帰に期待を寄せ、彼らに高額な給与を支払う姿勢を見せている。退職前から2倍以上の昇給を実現したエンジニアもいる。ただし中高年エンジニアは、必ずしも復職に前向きではない。本資料は、企業が中高年エンジニアを必要としている事情や、中高年エンジニアが自らの復職について抱いている本音を紹介する。 中身を読むには、「中身を読む」ボタンを押して無料ブックレットをダウンロードしてください。 関連記事:ハイブリッドワークに関する意識調査 Copyright ©ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

リベロエンジニアは5月6日、「エンジニアが"欲しい"と選んだ技術書ランキングTOP20」を発表した。調査は2020年2月~2023年2月、「エンジニアの自己学習を応援」キャンペーンに参加したエンジニアを対象にSNSで行われた。 調査による1~3位までのランキング結果は以下の通り。エンジニアが"欲しい"と選んだ技術書ランキングTOP20 1位「リファクタリング(第2版):既存のコードを安全に改善する」、2位「ソフトウェアアーキテクチャの基礎―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ」、3位「リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック(Theory in practice)」だった。 「『どの技術書を買うべきか』悩まれるエンジニアは、ぜひ技術書選びの参考にしてみてください」と同社。エンジニアが"欲しい"と選んだ技術書ランキングTOP20

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。Amazon Web Services(AWS)は、コメントやコードの一部からAIがコードを自動生成してくれるサービス「Amazon CodeWhisperer」が正式版になったことを発表しました。Amazon CodeWhispererは昨年(2022年)6月に行われたAWSの機械学習にフォーカスしたイベント「Amazon re:MARS2022」で発表され、プレビュー公開されていました。 コメントや書きかけのコードからコードを自動生成Amazon CodeWhispererは、オープンソースリポジトリ、Amazon内部リポジトリ、APIドキュメント、フォーラムなどから収集した数十億行のコードを基にした機械学習から、プログラマーが書き

ITエンジニアたちが実経験を元に語る「エンジニアあるある」をご紹介。専門的すぎて一般人には馴染みがないその実態、いったいどんな世界なのでしょうか。少しだけ覗いてみましょう。 1. ×「ITエンジニアは一生勉強しなくちゃいけない」 ○「ITオタクという朝から晩までITが好きでそれが趣味で休みの日にも嬉々としてITで遊んで勝手に成長してるやつらが跋扈してる世界に、そうでない一般人が入って彼らと同じように振る舞うのが難しい」 — 青子守歌 (@aokomoriuta) December 18,2022 2.ITエンジニアに向いているのは中学で昼休みに外で遊んだり友人とおしゃべりせず、図書室で一人黙々とブラックジャックやはだしのゲンを読んでいるような人種です。 — みけぽん@くまさん (@mikeponjp) October 23,2022 3.エンジニア職を名乗る人間の言う「英語が苦手」

DeepMindのAI「AlphaCode」が人間のプログラマーと互角になってきた2022.12.23 20:0020,621Mack DeGeurin - Gizmodo US [原文] ( 禿頭帽子屋/Word Connection JAPAN )人工知能(AI)に秘められた能力の段階的な発達をたどるという話になると、なぜかチェスや囲碁といった昔ながらのボードゲームが持ち出されがちです。その例は挙げればきりがないほどで、つい最近にも、戦略ゲーム「ディプロマシー」をプレイできるAIが話題になりました。しかし、こうした事例で示されるのは、あくまでもAIが現実世界の問題を解く能力の範囲に限られます。 これよりずっといい「力試し」になりそうなのが、AIと人間をプログラミングのコンテストで競わせることです。Alphabet傘下のDeepMindが保有するAIモデルAlphaCodeが、実際に

はじめまして、千葉竜介(@metalunk)です。 ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアをサーバーサイド開発からはじめ、その後は数学の知識と組み合わせることで機械学習エンジニア、検索エンジニアとして働いてきました。現在は株式会社10X で検索と推薦のシステムを作っています。機械学習と検索は、ソフトウェアエンジニアリングの中でも特にコンピュータサイエンスの知識が重要である分野だと思います。実際に、機械学習と情報検索は現在アカデミアでもっとも活発に研究されている分野の一つです。 そんな分野の専門エンジニアを名乗るような人というのは、小さい頃から算数が大好きで、大学一年の線形代数に躓くことなく進んできたに違いない、と思うかもしれません。しかし、少なくとも自分は違いました。 そんな自分のキャリアについて、この記事では数学を軸に据えてお伝えできたらと思います。 はじめに:ぼくが理系に進んだ理由

世の中の職業をこんなふうに2つに分けてみる。1つは基本的に「この仕事をやりたかった」という人だけで担われている職業。もう1つは「この仕事をやりたかった」という人だけでなく、「仕方なく」「たまたま」という人も数多く流入してくる職業だ。前者の典型は、例えばプロ野球選手だ。実際に「仕方なく」「たまたま」選手になった人は皆無だろう。 プロ野球選手なんて例に出すと、「この仕事をやりたかった」という人だけの職業は極めて特殊な印象になるが、実際はそうでもない。その仕事をやりたいと思うならそれなりの能力や適性、努力が必要で、その仕事に就いた後もレベルアップを目指して常に研さんを積む必要がある職業であるなら、全て含まれる。もちろん、なかには「仕方なく」「たまたま」その仕事に就いたという人もいるかもしれないが、あくまでもレアケースのはずだ。プログラマーも本来「この仕事をやりたかった」という人たちが就く職業で

さまざまなテストレベルとロールで活躍されている方々がテストコードをリーダブルにする方法について語り、それぞれの違いや共通点について議論する、「リーダブルなテストコードについて考えよう」。ここで株式会社ソニックガーデンの伊藤氏が登壇。リーダブルなテストコードとは何か、リーダブルなテストコードを書くための具体的な意識を紹介します。 伊藤氏の自己紹介伊藤淳一氏:リーダブルコードという発表です。いきなり余談から入りますが、今日仕事をしていたらテストコードに助けられました。 仕様変更がいつ入ったのかを調べなきゃいけなくなってコミットを追いかけていったら、過去の僕がすごくわかりやすいテストコードを書いていて、仕様Aを仕様Bに変えることがdiffを見れば一目瞭然というようなものを作っていました。リーダブルなテストコードを書いてて良かったと思った日がこの勉強会の開催日で、ナイスタイミングだと思いました。

人月商売のIT業界の多重下請け構造は「多重ピンハネ構造」だ――。こんな趣旨の記事をこの「極言暴論」で何度か書いてきた。すると、「SIerの技術者と下請けITベンダーの技術者ではやっていることが違うので、待遇に差があって当然だろ」という文句が必ず何件か来る。「私たちが下請け技術者の仕事をつくってやっている」と暴言を吐く連中よりはましなのだが、私から言わせれば「何を言ってんだか」である。 もちろん、仕事の内容や能力が異なれば、報酬などの待遇が違って当たり前である。文句を言ってくる人は「やっていることが違うので待遇が違って当たり前」と言い切るのだから、優秀なプロジェクトマネジャーかSEなのだろう。もしプロマネなら反対に聞いてみたいことがある。それは「だったら、何で年収1000万円前後の安い給料で満足しているのか」ということだ。本来なら2000万円以上、大規模案件を切り回せる人ならば3000万円を

新型コロナウイルスの感染がまたも拡大し、外出を控える人が増えてきた。自宅で何かできることを探している人は多いはずだ。中にはプログラミングを始めてみたい人もいるだろう。あるいは、プログラミングに関する新しい技術を身に付けたいソフトウエアエンジニアもいるかもしれない。 プログラミングを学ぶ際には、プログラミング言語の選択が重要になってくる。言語が異なると、プログラムの書き方が変わってくるからだ。 では、どの言語を学べばよいだろうか。最近はPython(パイソン)が人気で、Go(ゴー)やRust(ラスト)といった低レイヤーに強い言語も注目を集めている。ただ、「人と同じような言語を学ぶのはつまらない」と考える人もいるかもしれない。 そうした人にぜひお勧めしたいのが「Lisp(リスプ)」だ。数ある言語の中でも独自の存在感を放つ。現役バリバリでソフトウエアを開発しているプログラマーでも「いつかはLis

あるWeb漫画がTwitter上で注目を集めている。「未経験から100話でキラキラWEBデザイナーを諦めるかけだしちゃん」(以下、「かけだしちゃん」)と名付けられた作品は、ある女性が未経験からWebデザイナーを目指して奮闘し、諦めるまでを全100話で描く。本稿の公開時点で作品は94話まで更新されており、物語は終盤を迎えている。 作者のアカウントには「私も同じ経験をした」「人ごととは思えない」などの声が多く寄せられる。共感を集める理由は、作品で描かれている「駆け出しエンジニア問題」が作者特有の問題ではないからだ。なお作品は未経験Webデザイナーの境遇をつづるが、広く未経験IT人材の間で起きている問題について解説するため、Webエンジニアやプログラマーも含め本記事では「エンジニア」と総称する。

新システムに刷新したくてもできないシステムを「塩漬けシステム」と呼ぶことがある。これらは、1980年代後半から1990年代前半にかけてのバブル時代に構築されたメインフレーム上のシステムが多い。 当時、開発生産性向上の名のもと、COBOLだけでなく「4GL(第4世代言語)」も組み合わせて利用された。4GLは、複雑なプログラミングをしなくても簡単なパラメーターを指定するだけで処理を実現するもので、特定のアプリケーションの開発、例えばデータベースへのアクセスや報告書の作成で主に利用されていた。 また、ソフトウエアの開発自体をソフトウエア技術で効率化しようとする「CASE(ComputerAided Software Engineering、コンピューターの支援によるソフトウエアエンジニアリング)」という考え方も登場。構造化技法やデータ中心アプローチ、オブジェクト指向といった方法論を具現化するも

人月の神話 をひさしぶりに読んでみた。 人月の神話は、フレデリック・ブルックスの超有名古典的エッセイ集で、ソフトウェアエンジニアリングに関する多岐にわたるトピック取り扱っている。その中でもとくに有名で、よく世間で言及されるのは、表題にもなってる「人月の神話」と「銀の弾などない」、それから「セカンドシステム症候群」あたりだろうか。 はじめて読んだのは20年くらい前。社会人になったばかりのころ、満員電車にゆられながら、「へー人を増やしても開発ってうまくいかないのねー」などとわかったような顔をしながら読んでいたのを覚えている。当時は職業プログラマとしての経験を積む前で、本を読んでも鵜呑みにすることしかできなかった。でも、熟練のプログラマとして経験を積んだいま読んだら、またなにか違った洞察を得られたりするかもしれない。読み返してみた動機はそんな感じ。 目次 現代のプログラマにとって有益か やっぱり

関連キーワード 開発プロセス |プログラマー | プログラミング |プロジェクトマネジメント 幾つものメディアやブログが、プログラミングで何を重視すべきかを解説している。例えばネイサン・マーツ氏は、同氏のブログ「thoughts from the red planet」の「Suffering-orientedprogramming」というエントリ(投稿)で、 プログラムが正しく機能すること ソースコードが美しいこと プログラムの処理速度が速いこと という順番でプログラミングの目標を設定するように勧める。「機能すること、美しいこと、速いこと」はまさに本質を突いた名アドバイスだ。その言葉を初めて見たときから、私は心に刻んできた。 「機能すること」が最も重要なのは、ソースコードを解釈してもらう最も重要な「相手」がCPUだからだ。2番目が「美しいこと」なのは、CPUの次に重要な相手が、ソース

「目標設定、ニガテなんですよね」組織に属するメンバーを育成し、評価する。そのための材料として「目標設定」を活用している組織は多い。MBOか、それに類する形を採用しているところが多いのではないか。(観測範囲での判断なので今は違うかもしれない) そして、「目標設定」を行う組織は多いというのに、「私、目標設定得意なんですよ」というエンジニアの存在は寡聞にして存じ上げない。なぜなのだろう。エンジニアの目標設定は難しい?組織のレベルでは、「売上○○円」「ユーザー数○○人」「平均DAU○○」といった目標が設定されることが多い。財務に直結するものだ。翻って、エンジニアたちは組織にどう貢献するのか。エンジニアリングだ。直接売上がどうこうではなく、「どうすればビジネスに貢献するか」から立脚された仮説に基づいて行動をしていくことになる。 こうすれば画面遷移数が減って使いやすくなる、その事により利用率が向上す

数多くのプログラミングスクールが立ち並び、小学校でもプログラミング教育が始まったことからも、重要度が高まっているプログラミング。一方で、プログラミングを必要としない“ノーコード開発”にも注目が集まっています。ノーコード開発が普及すれば、プログラミングに対してハードルが高く感じていた方も触れやすくなる一方、ブラックボックス化などの懸念点もあるでしょう。そこで今回は、Rubyの生みの親であるまつもとさんに、ノーコード開発のことを踏まえながら、言語を学ぶ意味、プログラマーの仕事について質問しました。ここからは、プログラミング教育とプログラマーの仕事について。前回はこちらから。ノーコードの限界は意外と近いーー小学校でプログラミングを勉強することになったり、プログラミングスクールが増加したりと、プログラミング自体はより普及が進んでいる時期だと感じます。そんな中で、ノーコード開発が普及することに、

コンピュータサイエンスの世界でプログラマーに特に影響のある有名な書籍について、Web上で無料で読めるものがまとめてあります https://t.co/kU9FmMkXDw 現在でも変わらず読まれているものや、昔からこの業界にいるほ… https://t.co/kHEBpVdgrL

1935年東京生まれの若宮正子。独学でパソコンスキルを習得し、2016年からiPhoneのアプリ開発を始めた。NPO法人ブロードバンドスクール協会の理事として、シニア世代へのデジタル機器普及活動に尽力するほか、日本政府のIT改革の有識者メンバーとして活躍する。 エクセルアートでデザインされた小花模様の爽やかなブルーのシャツをまとって取材場所にやってきたのは、愛称「マーチャン」で知られるITエバンジェリスト(IT技術の伝道師)の若宮正子だ。若宮の名が世界に知れ渡ったのは、2017年のこと。ハイシニアが楽しめるゲームを作ろうと考え、お雛様をひな壇に正しく並べるアプリ「hinadan」を81歳のときに開発した。これを知ったApple社のCEOティム・クックにアメリカに招かれ、世界開発者会議(WWDC)など大規模なテックイベントに出席。「世界最高齢プログラマー」として世を驚かせた。昨年は七草粥に入

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