開発やサーバー管理のためSSH接続を日常的に使っている方は多いと思います。 SSH接続は安全を確保するための定番ですが、パスフレーズ付きの秘密鍵を利用していると、接続のたびに何度もパスフレーズの入力を求められうんざりしてしまいます。 幸い、WindowsのOpenSSHにはパスフレーズの入力を省略することができる便利な機能が搭載されています。macOSのキーチェーンを使った場合と同様、PCを再起動してもパスフレーズを記憶してくれているため、パスフレーズの入力は最初の1回だけですますことができます。 この記事では、Windows 11に標準で搭載されているこの機能の利用方法を説明します。 なぜパスフレーズ入力を省略できるのか?WindowsのOpenSSHクライアントは「OpenSSH Authentication Agent」と呼ばれるサービスと連動し、パスフレーズを解除した秘密鍵を安全

2025年2月、Microsoftは将来的にWSUS(Windows Server Update Services)を非推奨とする計画を表明しました。この表明により、現行の機能は今後しばらく維持されるものの、追加機能の停止や継続利用が困難になる可能性も考えられます。仮にWSUSが廃止される場合、更新プログラムの一元管理が難しくなるほか、Windows Update通信が社内ネットワークを逼迫させるなど、様々な課題が浮上する可能性があります。本コラムでは、WSUSの導入メリットや、廃止によるユーザ企業への影響を振り返りつつ、WSUSに頼らず、最近のSD-WANで可能な解決アプローチをご紹介します。ぜひ、次期WAN更改時の参考にしてみてください。 目次 WSUSを廃止するとこんなリスクが… ローカルブレイクアウトでゲートウェイの輻輳を防止IIJのローカルブレイクアウトソリューション 解決事
![WSUSはもう使えなくなる!?次期WAN更改で検討すべきネットワークのポイント-エンタープライズIT [COLUMNS]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f9cca9374a4202362537370914a3bc589a3c004fe%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fent.iij.ad.jp%252Fwp-content%252Fuploads%252F2025%252F10%252Fe-9794.png&f=jpg&w=240)
Windows11の初期セットアップ時(OOBE)、通常はMicrosoftアカウントの作成・サインインが求められます。しかし、Microsoftアカウントを使用せず、ローカルアカウントでWindows11を使用したい人もいらっしゃるでしょう。本記事では、Microsoftアカウントの作成・サインインをバイパスして、ローカルアカウントでWindows11をセットアップする方法を複数ご紹介いたします。本記事の内容は、日本時間で2025年10月1日にリリースされたWindows11 25H2にも対応した内容となっています。 最初にWindows11をローカルアカウントでセットアップする方法は複数あります。本記事では方法A~Dの4つの方法をご紹介いたします。各方法A~Dにも記していますが、前もって最初に注意事項です。 『方法A』は、2025年10月10日時点では使用できますが、いずれ使用でき

Microsoftが、Windows 11のWindows Insider向けベータチャネルに「Windows 11 Insider Previewビルド 26120.6772 (KB5065797)」をリリースすることを発表しました。このビルドで、ローカルアカウントをWindows11インストール時に作成できるコマンドが削除されることが明らかになりました。 AnnouncingWindows 11 Insider PreviewBuild 26120.6772 (Beta Channel) |Windows InsiderBlog https://blogs.windows.com/windows-insider/2025/10/06/announcing-windows-11-insider-preview-build-26120-6772-beta-channel/ Micr

Microsoftは、SMB v1 (Server MessageBlock v1)で共有フォルダにアクセス・接続できない不具合が発生していることを発表しました。 不具合概要Windows11やWindows10、Windows Server環境において、日本時間で2025年9月10日にWindows Updateに配信されたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、NetBIOS over TCP/IP (以下、NetBT)を経由したSMB v1接続で共有フォルダや共有ファイルにアクセス・接続できなくなる場合があります。 この不具合は、SMBクライアントまたはSMBサーバーのいずれかに2025年9月10日のセキュリティ更新プログラムがインストールされていると発生する可能性があります。 この不具合はSMB v1のみが影響を受けます。SMB v2またはSMB v3を使用している場合、

不具合概要Windows11 24H2において、一部PCゲーム(主に国産ゲーム、国産アドベンチャーゲーム、ギャルゲー、美少女ゲームなど)のOPやEDなど、動画が流れるムービーシーン / カットシーンが赤くなる・真っ赤になるという不具合が発生しています。 どんな感じかは以下の画像をご覧ください。上は正常、下が赤くなった異常な画面です。 正常なムービーシーン 真っ赤になったムービーシーン 上記例は『アオナツライン』という恋愛アドベンチャーゲームなのですが、この不具合のせいで、ホラー感が漂って色んな意味で台無しです……。 この罪深い不具合は、日本時間で2025年8月30日公開のプレビューリリースKB5064081や、2025年9月10日公開のセキュリティ更新プログラムKB5065426をインストールした環境で発生します。 ▼この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラム Windo

経緯 長らくMacユーザーだったのですが、最近久しぶりにWindowsPCを使いだしました。 今のWindowsってオンラインのMicrosoftアカウントでログインできるんですね。でも、このMicrosoftアカウントでのリモートデスクトップ接続に謎の苦労をしました。 僕のアカウントの状態 初めに、PCローカルのアカウントとしてユーザーを作成しました。Microsoftアカウントで作成するとユーザーフォルダの名前が勝手に決められてしまうようで、それが気持ち悪かったので。また、ログインにはPINコードを使うといいよ!というようなことを言われるため、PINコードを設定しました。その後、そのローカルアカウントをMSアカウントに変更しました。 この状態で、WindowsへのログインはMSアカウントのユーザー名/PINコードで可能な状態でした。 リモートデスクトップで接続したいMacやスマホから

ホームその他ニュースリンクスインターナショナル、7インチモバイル 2 in 1PC「GPD MicroPC 2」を9月13日に発売 リンクスインターナショナルが、180°スイーベル対応ディスプレイを採用し、Intel Core i3-N300を搭載した7インチモバイル 2 in 1PC「GPD MicroPC 2」を2025年9月13日より発売すると発表しました。 「GPD MicroPC 2」は、Windows 11 Proを搭載した7インチサイズのUMPCで、8コアの高性能CPUであるIntel Core i3-N300を搭載し、ポケットサイズのフルキーボード搭載PCとしてどこにでも持ち出すことが可能。 ディスプレイにはゴリラガラス6を採用した10点マルチタッチ対応IPS液晶パネル(1920×1080)を搭載し、10万回の耐久テストをした2軸ヒンジによりディスプレイを180°回転さ

Windows 11の不要な機能を無効化したり、インストール要件を回避したい方は、サードパーティ製ツール「Flyoobe」をチェックしてみると良いかもしれません。もともとは「Flyby11」として、Windows 11のシステム要件を回避する目的で開発されたツールですが、現在ではOOBE(Out-of-Box Experience)のカスタマイズなど、Windows 11のさまざまな機能を制御することができる強力なユーティリティへと進化しています。 最新版のv1.7ではAI機能の一括無効化を含め、以下のような新機能が追加されています:AI機能の一括無効化Microsoft Copilotなど、Windows 11に組み込まれたAI機能をまとめて無効化できる新しいOOBEビューが追加されました。インストール後にAI関連の設定を深く掘り下げて管理できるのが特徴です。 プリセットによる不要機

みなさん、こんにちは。 埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口です。 最近、Outlookに関するお問い合わせが増えています。 理由は、マイクロソフトがOutlook(New)を推進するために、従来のOutlook(Classic)を表示させないようにしているためです。Outlook(New)は従来のメールシステムとは異なる動きをしています。 この「違い」を理解しておかないと、今後のメール関連のトラブルも増えてくると思います。 そこで、今日はOutlook(New)の仕組みを理解しながら、これまでの違いについて解説していきたいと思います。Outlook(New)とはOutlook(New)とは、マイクロソフトの新しいメールソフトです。 これまでマイクロソフトのメールソフトには、従来のOutlookとWindowsメールの2種類がありました。Outlook(New)のリリースに

Windows11 24H2用更新プログラム、KB5063878やKB5062660をインストールした一部環境において、大きなファイルや大量のファイルを書き込むとSSDに障害が発生する場合があるとの不具合報告が出ています。 更新履歴 [記事初公開日: 2025/8/16] ① 『▼不具合が発生したSSD』に当サイトへの報告『SanDisk Extreme PRO M.2 NVMe 3DSSD』の項目をを加筆。 [2025/8/17] ② 『ねこるすきー氏による21台ものSSD検証結果』の項目をを加筆。 [2025/8/17] ③ 単体の大きなファイルも対象となるため、『対策』内容や記事のところどころを改訂。 [2025/8/17] ④ 記事最下に『続報』を加筆。 [2025/8/20] ⑤ 記事最下部に『続報2』を加筆。情報が錯綜しています。 [2025/8/22] [New]不具合概要
![一度に大量のファイルを書き込むとSSDに障害が発生するとの不具合報告。最悪アクセスできなくなる。Windows11 24H2にて。KB5063878 / KB5062660に起因か。単体の大きなファイルも対象 [Update 5: さらなる続報] | ニッチなPCゲーマーの環境構築Z](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fc47b2457e38efa231442b210d76cfa8d553b11e1%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.nichepcgamer.com%252Fwp-content%252Fuploads%252F2024%252F10%252Fwindows-issue-black.jpg&f=jpg&w=240)
マイクロソフトは6月28日、Windows Insiderコミュニティー向けに、「Windows 11」の次期大型アップデート(25H2)の配信を開始した。一般公開は2025年後半を予定。同社が次期Windowsの一般公開時期を公表するのは今回が初となる。Windows 11(25H2)のサポート期間は、EnterpriseおよびEducationが36ヵ月、Pro、Pro Education、Pro for Workstation、Homeが24ヵ月だ。 新しい25H2は現行最新版の「24H2」とソースコードを共有しており、24H2の機能拡張版に近い扱い。アップデートについても、あらかじめ24H2の月例更新プログラムに無効化した25H2の機能を同梱し、デバイス側が機能をオンにする「eKB」を受信すると25H2に切り替わる仕組みを採用する。 なお、eKBを活用した事前配信に対応するのは、

Windows 10/11上でLinux環境が簡単に構築できる拡張機能「Linux用Windowsサブシステム(WSL)」は、シームレスにWindows OSとLinuxが利用できる便利な機能だ。今回は、WSL上のUbuntuで日本語環境を整えていく手順を紹介する。 WSL上のLinuxで日本語環境を整えるWindowsターミナル上のLinuxディストリビューション(Ubuntuなど)では、デフォルトで日本語の表示ができ、Windows 10/11の日本語入力システム(Microsoft IMEなど)を使って日本語の入力も可能だ。しかし、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)アプリでは日本語が正しく表示できない。そこで、今回はWSL上のUbuntuで日本語環境を整えていく手順を紹介する。

Windowsのメモ帳(Notepad)がMarkdown形式をサポートへ。Windows Insider向けに配布開始 マイクロソフトは、Markdown形式をサポートしたメモ帳(Notepad)がWindows Insider向けに配布開始されたことを、5月30日付のWindows InsiderBlogの記事「Text Formatting inNotepad begin rolling out toWindows Insiders」で明らかにしました。 下図はその記事で示されたMarkdown形式をサポートしたメモ帳の画面です。上部のツールバーにテキストをフォーマットするアイコンが並び、画面内には見出しとしての大きなテキストやリスト化されたテキストなどが表示されています。 記事では今回のメモ帳のアップデートについて、メモ帳の入力画面でMarkdown形式の入力をサポートするこ

何があっても開発だけは止めない。誕生29年、圧縮解凍ソフト「Explzh」作者の不屈【フォーカス】 2025年5月27日 圧縮解凍ソフト「Explzh forWindows」開発者 鬼束 裕之(pon software)フリーランスエンジニア。1996年に圧縮解凍ソフト「Explzh forWindows」を公開し、同年シェアウェア化。以来、29年間にわたってメンテナンス・保守を行う。2007年からは、個人での非商用利用に限ってはフリーウェアとして提供している。解凍に特化したフリーソフト「Archive Decoder」も公開している。 「Explzh forWindows」公式サイト 1996年から提供されている、「Explzh forWindows」(以下Explzh)という個人開発の圧縮解凍ソフトウェアがあります。 正式には「Explzh(エクスプローラエルゼットエッチ)」

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く