遡ること300年 これは18世紀、イギリスが見た黄金の夢のお話 18世紀ヨーロッパ ヨーロッパ各国がおのおのの権力拡大のため積極的に領土拡大政策を採用。 その結果、ヨーロッパ中に戦火が広がっていた。 ヨーロッパ全土を巻き込み、熾烈を極めたスペイン継承戦争。 イギリスとフランスの間で植民地を奪い合ったアン女王戦争。 これらの戦争は 後にジョン・ローという「たった一人の天才」によって、 財政難をキッカケに国ごとミシシッピ計画へと導かれたフランスのみならず、 同時にイギリスをも財政的に窮地に陥れていた。 そのような状況の中、破産者や自殺者を多数生み、 のちに「バブル」経済の語源となる大事件がイギリスで起きたのであった バブルの語源となった世界3大バブルの一つ「南海泡沫事件」編 登場人物自己紹介タイム 登場人物その1:ジョン・ブラント 初めまして!ジョン・ブラントと申します。負けん気が強く、とにか

5月の英国総選挙で大敗した労働党が、えらいことになっている。 党首選で「絶対勝つわけがない」イロモノ候補者の筈だった66歳のジェレミー・コービンが、「このままでは勝ってしまう」状況だからだ。 彼は絶滅寸前だった労働党内左派の代表で、「極左」または「マルクス主義者の爺さん」と呼ばれる人である。しかも、オフィシャルに「最も経費を使わない国会議員」になったことがある人で、その生真面目さでさえ現代社会では「クリーン」ではなく「貧乏くさい」と笑われてきた。 巧みなPR、ルックス、若々しさ、セレブっぽいライフスタイル。トニー・ブレア以降、英国の政治指導者には必須であると言われた華々しい要素をコービンは何ひとつ持っていない。むしろ、そのアンチテーゼのような人だ。 大政党の党首候補なのにナイトバスに乗って帰宅するコービン。こういう人が「公共投資拡大」だの「計画経済」だの、まるで終戦直後の労働党のような社会
エディンバラ公爵フィリップ王配[注釈 1](エディンバラこうしゃくフィリップおうはい、英:Prince Philip, Duke of Edinburgh、1921年6月10日 - 2021年4月9日[1])は、イギリスの王族。女王エリザベス2世の王配(夫/配偶者、Prince)。チャールズ3世、アン王女、ヨーク公爵アンドルー王子、エディンバラ公爵エドワード王子の父。爵位・称号は Prince of the United Kingdom[2]、エディンバラ公爵、メリオネス伯爵、グリニッジ男爵、イギリス陸海空軍元帥、Lord High Admiral(海軍本部の長)、日本学士院名誉会員。敬称は His Royal Highness(殿下)。日本では「フィリップ殿下」と呼称されることが多い。 祖父にギリシャ王ゲオルギオス1世、曾祖父にデンマーク王クリスチャン9世、高祖父にロシア皇帝ニコライ1世
外出先で読む本がなくて本屋で適当に買った本が案外とよかった。 イギリス近代史講義 (講談社現代新書) 作者: 川北稔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 102回この商品を含むブログ (52件) を見る イギリス史の川北稔が編集者相手に7時間前後しゃべった内容をまとめたものだそうだ。そのせいか、内容は広汎で、やや雑駁なところがないでもないが、概説書としてわかりやすかった。 「イギリス近代史」ではあるが、歴史上の有名な人物の事績や政治的事件はほとんど出てこない。それらを引き起こした全体のシステムを主に扱っている。 おれにとって特に興味深かったのは「成長パラノイア」という考え方である。以前から似たようなことをおれも漠然と考えていたので、「当たった」と感じた。 「成長パラノイア」というのは「成長せねばならぬ」「発展は素晴らしい」「進歩は

イギリス海軍が騙された「偽エチオピア皇帝」 この事件は1910年、ケンブリッジ大学の学生を中心としたグループが、 「イギリスを訪問中のエチオピア皇帝一行」に扮して、時のイギリス海軍をすっかり騙してしまった、という伝説的ないたずら事件です。 騙された当の海軍は激怒しますが、イギリス国民は海軍のマヌケっぷりに大笑いしたそうです。 ケンブリッジ大学の学生ヴェア・コール事件の首謀者の1人ヴェア・コールは、ケンブリッジ大学の学生で家は大金持ち。趣味はいたずら。趣味を実行する時には莫大なカネを使って、「ガチ」のいたずらを仕掛けていました。 例えば、労働党の党首マクドナルドに変装して偽の労働党集会を開き、 労働組合をクソミソにこき下ろす一方、政敵のトーリー党を賞賛して労働党支援者を唖然とさせたり、 ヴェネチアのサンマルコ広場にトラック数台分の馬糞をまき散らしたり、 とにかくいたずらで人を驚かせるこ

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "社会階級" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE ·NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2013年1月) 社会階級の風刺画 社会階級(しゃかいかいきゅう、英: Social class)、階級社会 (class society) あるいは単に階級 (class) とは、社会科学や政治哲学における社会的成層 (social stratification) モデルに基づく概念であり、 社会構成員が集団ごとに互いにピラミッド型の上下関係(ヒエラルキー)による概念に分類されたときの各社会集団のことをさす[1]。最も普及している階級分けは、上流階級 (upper class

モチベーション増幅装置としてのカフェ カフェが好きだ。コーヒーが好きだが、それと同じくらいカフェも好きだ。おだやかな照明と、ちょうどいい雑音。コーヒーの匂いと相まって僕のモチベーションがぐんぐん上がる。全能感に満ちあふれながらいただくコーヒーのなんとうまいことか。しかし、「なんでもできそう」というのは、本当に「そう」なのであって、具体的に何者にもなることはできない。悲しいことだ。 だけれども、もしカフェの店内で、他の誰かと話をしたり創作活動が出来たらどんなに素晴らしいことだろう。全能感が全能になりえるかもしれない。僕は何者かになれるかもしれない。コワーキングスペースとしてカフェを活用したいものだ。 僕の求める形態は、三百年前のイギリスにあった。きょうはその話をしよう。コーヒーハウスコーヒーハウスとは、十七世紀から十八世紀にかけて、イギリスで流行した喫茶店の一般名詞である。現代のスターバ

英スコットランド・アバディーンの街頭で、英国からの独立を問う住民投票で賛成票を投じるよう呼び掛ける旗を振る女の子〔AFPBB News〕 筆者は最近まで、スコットランドが独立に賛成票を投じても、あまり気にしないと思っていた。ところが今、独立の可能性が現実味を帯びるに従い、自分がひどく動揺していることに驚かされている。 今では、世論調査を執拗に注視している。独立に反対する「ノー」陣営の無能さと、「イエス」陣営の視野の狭さに憤りを覚えている。そして、投票日が近づくにつれて、嫌な予感が強くなっていく。 なぜそんな気分になるのか? その答えは、独立の是非を問うスコットランドの住民投票によって、自分の抱くアイデンティティーと個人的な安心感が英国人としての国籍といかに強く結びついているか気づかされたからだ。 一方、国際情勢をカバーする筆者の仕事は、世界が過去数十年間なかったほど危険な状態にあることを教

ほんの1カ月前、別所で「スコットランド独立の是非を決める住民投票まで1カ月を切ったというのに、メディアはガザとイラクばかり報道してスコットランド独立問題は小ネタ扱いだ。首相もバカンス三昧である。『どうせ独立なんかしないだろう』とみんなタカを括っているようだ」という記事を書いたのだったが、投票まで1週間を切った今、様相は一変している。 They are shitting themselves(彼らはうっかり粗相をしそうなぐらいビビっている) と書いたメディアがあった。保守党のキャメロン首相、自由民主党のクレッグ副首相、労働党のミリバンド党首の三羽烏が急遽スコットランド入りしたのである。最新の調査でもYESに投票するという人とNOに投票するという人の差はわずか2%だ。スコットランドはマジで独立するかもしれない。 なんか風向きが変わるかも。と思ったのは、一か月ほど前、それまで頑なに沈黙を守って来

By catlovers イギリスの哲学者ジェレミ・ベンサムはアマチュア学者でありながらも、個人の利益が社会全体の利益になり、また、社会全体の利益が個人の利益にもなるという「功利主義」の提唱者として歴史に名前を残した人物です。哲学者として名声を手にしたベンサムですが、性に対して尋常ではないほどの情熱を持っていた人物であることはあまり知られていません。 Of Sexual Irregularities by Jeremy Bentham – review | Books | The Guardian http://www.theguardian.com/books/2014/jun/26/sexual-irregularities-morality-jeremy-bentham-review 1832年に他界したベンサムはイギリスだけでなく、世界各国で自身の社会的・政治的功績を認められた哲学

たじま・まいこ 国連職員。新日本監査法人国際部(KPMG)を経て、国連世界食糧計画(WFP)勤務。これまでアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ラオス、アルメニアに日本を加えた7ヵ国で生活、60ヵ国籍以上の同僚達と共に仕事をしてきた。途上国/先進国、アジア/ヨーロッパ/アメリカ/アフリカを横断する自由な視点をもつ。東京都出身。オックスフォード大学院修士課程修了。青山学院大学国際政治経済学部卒。 「365日24時間死ぬまで働け」 「鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる。そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えない」 改めて読み返してみても、理解に苦しむロジックである。 カリスマ創業者の存在感も手伝い、今や映画や書籍、またはインターネットまで、「ブラック企業」は現在の世論を席巻してしまった感がある。 そうしたなかで先月末、また一つの企業が社会の注目を集めた。深夜営

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "三枚舌外交" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE ·NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2018年3月) 三枚舌外交(さんまいじたがいこう)とは、イギリスの第一次世界大戦における中東問題をめぐる外交政策のこと[1][2][3][4]。仏教の十善戒の一種「両舌」を語源とした「矛盾したことを平気で言うこと、嘘をつくこと」を意味する慣用句「二枚舌」から名付けられた。サイクス・ピコ協定を加えず二枚舌外交と呼ばれることもある。 イギリスは第一次世界大戦中に戦後の中東問題に対して、以下の三つの協定を結んでいた。それぞれ、アラブ・フランス・ユダヤに配慮した内容であった。 19
(英エコノミスト誌 2014年8月9日号) 約500万人の英国人が海外に住んでいる。英国には、野心的な在外英国人を活用するためにできることがもっとたくさんある。 英国の政治家が「グローバルな経済競争」に勝利することについて語る時(実際、よく語る)、彼らの頭にあるのはグレゴール・ウィルソン氏のようなスポーツマンだ。 ウィルソン氏は、子供の時にコンピュータープログラムの書き方を独学で覚えた。大学の時に最初の会社を設立して育て、卒業時にその会社を売却した。ウィルソン氏の2番目の事業であるソフトウエア会社は活況を呈しており、近く人員を増やすつもりだ。彼は永遠に英国を離れる準備もしている。 英国を離れ、北米やアジアに向かう若者たち 一般的な想像では、在外英国人は地中海で暮らす老いた退職者だ。だが2006年以降、ポンド安、スペインの不動産バブルの崩壊、フランスの増税によって、そうした海岸暮らしは魅力が

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