Bash でシェルスクリプトを勉強していくと出会うのが : (コロン)という名前の組み込みコマンド。このコマンドは何もしないコマンドです。 こんなコマンドの存在は不思議だなと思う反面、C言語にも void という型があったり(関数のような形で存在するのはJavaScript とかですね)、LaTeX にも \relax があったり、何もしない命令というものは機械語の NOP からある普通のものです。 この Bash の : の使い道についてまとめてみました。 何か書かなければならないところに仮置きする 例えば「ここに制御構造を置くんだけど、この節に入るものは後で書くんだけどな〜」といった場合、制御構造の節の中に何も書かないと Bash は構文エラーとなります。

ここ最近、沢山シェルスクリプトを書くようになりました。 元々あまりシェルスクリプトを書いたこと無かったので、色々と勉強しつつ書いてるのですが、 他のプログラミング言語とはちょっと違って独特なクセというか、発見の度におぉー!ってなることが沢山あって楽しいです。 そんなわけで、最近学んだり参考にした中で特に感動したシェルの上手い書き方をまとめてみます。 きっとまだ知らないこととかもっと上手くやる方法なんかが沢山見つかりそうなので、 もっといいやり方あるよ!って方はコメントください 何もしない : (コロン)コマンド シェルを書いていた時に非常に欲しかったコマンドがこれ!何もしない! : というコマンド(?)を利用すると、**何もせずに終了ステータス0(つまり正常終了)**を返します。 これが様々な事に使える万能コマンドで、これによって面倒なエラー処理を簡潔にできたり、 入力や出力のリダイレクト

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環境変数に仕込まれたコードを実行してしまうBASHの脆弱性がCGIスクリプトに影響を与えるか試してみたら結果は悲惨な感じに Tweet 2014年9月25日 嶋田大貴 この記事は2014年のものです 朝から Bash specially-crafted environment variables code injection attack なるもので騒ぎになっていたので、さっそく手元の Apacheで試してみました。 /hoge.cgiというURIで実行されるように、一行のメッセージを出力するだけのCGIスクリプトを設置します。いっけん、なんの入力もクライアント側から受け付けていないため危険のありようもなく見えます。 #!/bin/sh echo "Content-type:text/plain" echo echo "Hi! I'm an ordinaryCGI script w

バッチのまとめTOPへ bash 初級者は,簡単なコマンドが並んだだけの小さなスクリプトを書くことができる。 しかしシェルの動作原理をよく理解しておらず, 一歩進んだことをやろうとするとつまずく。 シェルスクリプトの中級者になるためには,Linux上でシェルが動作する仕組みを体系的に理解しておく必要がある。 (1) シェルとコマンドについて (1−1) シェルとは,OSに命令を出すために,OSを包んでいる外膜である。 (1−2)Linuxログイン時には,そのユーザ用のログインシェルが起動する。 (1−3) ユーザが打ち込んだコマンドは,実行前に,bashによって整形される。 (1−4) コマンドの先頭の文字列は,実行可能ファイルか,またはbashの組み込みコマンドである。 (2) コマンド間の連携について (2−1) コマンド呼び出しとは,サブプロセスの生成である。 (2−2) 親プロ
最終更新 2019-01-27 UNIX/Linux のシェル sh・bash・csh・tcsh のリダイレクトを説明する。ファイルへの出力、コマンド出力を別のコマンドの入力とする、標準入力・標準出力・標準エラー出力、パイプなどもあわせて説明する。
bashのプロンプトは環境変数のPS1を変えればいい。ここではちょっと特殊な色をつける方法。 色をつけるにはANSI エスケープシーケンスを使う。エスケープシーケンスを使う場合は、\[ と \]で囲ってその中に書く。エスケープシーケンスで色をつけるには、ESC[値;値m]の形で記述する。ここでESCはオクタルに直して\033になる。値のところは以下の様になる。(参考) Foreground colors 30Black 31 Red 32Green 33 Yellow 34Blue 35 Magenta 36 Cyan 37 White Background colors 40Black 41 Red 42Green 43 Yellow 44Blue 45 Magenta 46 Cyan 47 White 実験。プロンプトを赤のAAAにする。 $
今回のテーマはUNIX/Linuxのベースである“シェル”です。本講義では、現在広く使用されており 皆さんも演習室で暗黙のうちに使っている “bash”を中心に、その基本的な使い方を学びます。 (教科書は“tcsh”を前提としていますが、本講義では電子情報工学科の計算機環境にあわせて “bash”を扱います。 ただし両者には大きな違いはありません) 1.シェルとは シェル(shell)とは、コマンドを解釈(interpret)し、 対応するプログラムを起動してくれるもの(コマンド・インタプリタ)です。 現在皆さんが演習室で使用している端末(gnome-terminal)は、 「ウインドウ(window)」と「シェル」から構成されており、 実際にコマンドを入力する部分がシェルになります。 代表的なシェル コマンド名 名前 内容
3. シェルスクリプト さて, vi の使い方を大雑把に理解したところで 今日のメインである シェルスクリプト について学習しましょう. [3.1] シェルスクリプト入門 これまで見てきたように, シェルはユーザとコンピュータの橋渡しをして, ユーザがコマンドを端末から打ち込む毎に, それを解釈し実行します. 一方, [2.0.2]節で触れたように, 「プログラムが可能である」という, もう一つの面もあります. この, プログラムとして手続きを書き込んだファイルを 「スクリプト・ファイル」と言います. スクリプト(script)とは劇の「台本」のことであり, 台本を事前に決めていてそれに沿って行わせるためにこの名前があります. シェル以外にも多くのスクリプト言語, 例えばPerl, Rubby などがあります. もちろん全部を覚える必要は全くありませんが, 一つでも使いこなせると非常に便
GUIに対するCUIの優位性の1つとして、作業の自動化が挙げられる。普段行う作業を1つのコマンドにまとめたり、複数のファイルに対して同じ処理を繰り返し行ったりといったことが比較的簡単なのだ。WindowsにもWSH(Windows Script Host)が用意されている。しかし、Linuxのbashスクリプトの方が簡単なのだ。 シェルスクリプトの基本はコマンドを並べること コマンドによる作業を自動化するには、その内容を記述したテキストファイルを用意すればいいのです。このテキストファイルを「シェルスクリプト」といいます。 最も簡単な自動化 最も簡単なシェルスクリプトは、コマンドをそのまま並べることです。例えば、tarコマンドでファイルのバックアップを取るとしましょう。単純にルートディレクトリから下を全部バックアップするにしても、/devや/tmpは必要ないですね。すると、

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