9月27日、安倍晋三元首相の国葬が行われた。事前の世論調査では、すべての媒体で反対が半数を超えたなかの実施だった。国葬の8日前、9月19日に東京大学國分研究室の主催で、東大駒場キャンパスで「国葬を考える」というシンポジウムが開催された。国葬の持つ意味とは何か、安倍元首相が国葬に値する人物だったのか。シンポジウムでの個々の発言を再録する。 第6回は弁護士の山口広氏だ。 弁護士として認識してほしい問題点統一教会が持つ、他の宗教にない特色といいますか問題点にはいくつかありますが、まず2つだけご認識いただければと思います。 統一協会は単なる宗教団体ではありません。いくつかの部門を傘下に持っていまして、それによって「地上天国」実現を標榜する組織でございます。どういう分野かといいますと、ファンドレイジング、資金をつくるための経済組織、経済部門。それから政治家に食い込んで政治を動かす部門。それからアメリ

だが、木原氏と教団側との接点はそれだけではなかった。 野島武夫東久留米市議がフェイスブックにアップした写真によれば、木原氏は2019年9月29日、地元・東久留米市の「成美教育文化会館」で行われた会合(演題は「緊迫する東アジア情勢と日本の進路」)に参加している。 誠世会主催の講演(野島市議のFBより) 主催は「誠世会」、後援は「西東京平和大使協議会」と「アジアと日本の平和と安全を守る東京都フォーラム」。「平和大使協議会」は統一教会の関連団体「UPF(天宙平和連合)」の付設機関、「アジアと日本の平和と安全を守る東京都フォーラム」は、教団の関連団体が主催しているとして木原氏が党に追加報告を行った2016年12月のイベント主催団体と同一の名称だ。 また、野島氏は木原氏の衆院選で東久留米の選対総務部長を務める一方、自身も平和大使協議会から「平和大使」に任命されるなど、教団側との関わりが深い。 では、

統一教会との関係を巡る点検結果を公表した自民党。岸田首相は「重く受け止める」と述べたが、本当に実態を解明できたのか。小誌が入手した一本の動画には、教団側の要望を政調会長が党公約に反映させていく様子が――。 ▶平井卓也が隠していた教団イベント出席写真 ▶山本朋広マザームーンに3回会っていた ▶回答拒否で逃げる細田議長が買収で告発された ▶安倍晋三「統一教会がないと井上が落ちる」自民党が公表した点検結果 任期満了を控え、衆院解散の足音が近付いていた昨年10月9日。東京・板橋区の区立グリーンホールでは、統一教会の古参信者で、国際勝共連合幹部の青津和代氏が〈家庭教育支援法制実現を!〉との演題で、講演を始めようとしていた。 会場には、岸田政権発足で政調会長を退いたばかりの下村博文衆院議員のポスターが貼られている。直前まで下村氏の国政報告会が開かれていたのだ。その余韻も冷めやらぬ中、50名ほどの聴衆

旧統一教会と自民党議員の接点を調べた自民党の点検結果をめぐり、鈴木エイト氏が独自取材をもとに自民党の点検結果を検証。旧統一教会の韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼んでいた山本朋広衆議院議員は申告書に「関連団体に出席」と記載していましたが、エイト氏は「関連団体ではなく、旧統一教会主催だった」と指摘。取材を受けた山本議員はこの指摘を認めました。 エイト氏が蓄積してきた独自取材の成果は、自民党議員の“ごまかし記載”をあぶりだし、自己申告の限界を露呈。エイト氏は今後も「まだ名乗り出ていない人(議員の存在)も明らかにしていきたい」と話しています。 (2022年9月12日MBSテレビ「よんチャンTV」より) ▼MBS NEWS HP https://www.mbs.jp/news/ ▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします! https://www.youtube.com/c

霊感商法や多額の献金トラブルで、道内でも訴訟が続く旧統一教会をめぐる新たな情報です。自民党の衆議院議員のもとに旧統一教会の関連団体から選挙スタッフが派遣されていたと関係者が証言しました。 6日に旭川市で、自民党・林祐作道議会議員の道政報告会が開かれました。道内選出の国会議員も参加するなか、旧統一教会と政治の関わりをめぐる連日の報道や指摘に「疑問」を投げかけるような発言が出ました。 甲斐啓二後援会長は「統一教会の会員の皆さんだって、日本国民であり道民であり市民なんです。そして別に詐欺をしているわけでもない。国民として一票を持っている。国民の皆さん、政治家が一票お願いしますといって何が悪い。本当に魔女狩りじゃあるまいし、わけわからん時代だなあと」と述べました。 参加した国会議員からもこれを後押しするともとれる発言が飛び出しました。 船橋利実参院議員は「いい後援会長さんがいて、林さんよかったね。

《国葬に反対する方々にお伝えしたい…わかったから…賛成して欲しいとか野暮なことは言わないから…だからもう黙ってろ(怒り絵文字)》 とある自民党の地方議員が投稿した数々のツイートが物議を醸している。その人物とは、北海道議会議員の道見やすのり氏だ。 公式サイトのプロフィールによれば’66年、札幌市生まれ。自民党に所属し、’19年の統一地方選挙北海道議会議員選挙で同道議に2回目の当選を果たしている。自民党といえば、岸田総裁が党として旧統一教会との関係を断つように通達し、国民にカメラの前で謝罪した。茂木幹事長も断てない場合は離党させることを明かすほど大騒動になっている。 ちなみにこの道見道議は、岸田総理と茂木幹事長の発言の2日前にツイッターで、一般ユーザーから“統一教会に関わっていませんか?”と聞かれると 《関わってるよ。隠したりしていない。宗教団体とは、 等しくお付き合いがある。言い換えれば、

自民党議員が旧統一教会の関係者から選挙協力を得ていたことが次々と明らかになるなか、安倍晋三・元首相の側近として知られた稲田朋美・元防衛相に新たな疑惑が持ち上がった。 【画像】旧統一教会の友好団体「世界平和女性連合」のイベント「春のつどい」に参加していた稲田朋美・元防衛相。他、安倍氏が贈ったビデオメッセージも 稲田氏の地元である福井県で、彼女の後援会を旧統一教会関係者が立ち上げていたというのだ。地元事務所の元関係者が語る。 「私が事務所に関わり始めたのは2005年の初当選の数か月後ですが、その頃から『保守系の運動をしている』と話す男性が事務所によく出入りしていました。その男性が2008年、『稲田さんのために“ともみ・越の会”という後援会をつくったので、今度、設立総会に来てほしい』と言うので、福祉会館の会議室で行なわれた総会に参加し、稲田議員も挨拶しました。 後援会の規約や名簿も『こちらで準備

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